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スポーツ 2010年06月14日 13時30分
早大監督狙う大物OBの面々
プロ野球OBの慶大・江藤省三監督(67)が就任早々のリーグ戦で早大を破り、優勝する快挙。さらに、全日本大学野球選手権でもベスト4に進出して話題を振りまいている。「プロ野球OBの監督はやはり違う」という評価に色めき立っているのが、早大新監督の座を狙う面々だ。 ドラフト1位候補トリオ投手の斎藤佑樹、大石達也、福井優也を擁しながら、これといった傑出した選手のいない慶大に敗れた早大・応武監督は、秋のリーグ戦後にユニホームを脱ぐことが決まっている。「斎藤人気にぶら下がっただけの無能監督。斎藤の卒業と共に辞めるのは当然だ」「応武は投手を指導することができない。だから、斎藤、大石、福井の3人も良い投手がいるのに勝てない」etc。 早大OBたちの応武監督バッシングはすさまじい。ポスト応武を巡っては早くから水面下での激しい争いが起こっていたが、慶大・江藤監督の快挙でプロ野球OBたちが浮上してきている。一番の大物は、ヤクルト、西武で日本一監督になっている広岡達朗氏だ。日頃から早大野球部OBとして、後輩の指導にあたっている。78歳という年齢にもかかわらず、いまだに早大監督の座に色気を見せているというのだから、驚く。 もう1人、名前があがっているのが元中日の谷沢健一氏(62)だ。76年、80年とセ・リーグの首位打者になっている大物OBで、早大の黄金期のメンバーの1人だ。もともとは中日監督の座に執着していたが、一匹狼的な存在で人望のなさがネックになり、チャンスはなかった。 「現役時代の実績から言えば、監督候補の1人になってもおかしくなかったが、本人が思っているほど周囲は監督になるのを期待していなかった。KYでしょう」。中日関係者は冷たく言い放つ。それでも谷沢氏本人は、社会人のクラブチームの監督を務めたりして、中日監督の座を虎視眈々と狙っていたが、世代交代が進み、あきらめざるを得なくなったのだ。 そんなところへ、母校・早大の監督となれば、色めき立つのは当然か。プロ野球選手としては、巨人でも中日でも控え選手だった江藤氏が慶大監督としていきなりリーグ優勝して脚光を浴びているのを見れば、なおさらだろう。「江藤さんが成功するなら、オレだって」と思うのは人情だ。 が、早大OBとしても評判は芳しくない。「アイツは変人だ」と、早大OB会から除名されそうなこともあったという伝説まであるくらいだ。プライドが人一倍高く、スター意識が異常に強いのは事実で、プロでの下積み生活ゆえにアマ選手レベルの目線で見ることができる江藤監督のように、うまく選手を操縦できるか、疑問符が付くのは確かだ。 これまた変わり者ということではいい勝負の、元ロッテエースの小宮山悟氏(44)も早大監督候補の1人にあげられている。一度、どの球団からも取り手がなく、現役引退を余儀なくされ、評論家活動をしたのに、「僕は引退していません」と言い張り、「プロ野球選手」の肩書きを外そうとしなかったのは有名な話だ。が、強みもある。メジャー経験者ということで、バレンタイン前ロッテ監督には可愛がられ、メジャー事情通として認知されている。今時のアマチュア選手はメジャー症候群が多いから、早大監督になれば、メジャー話でナインを引きつけられるかもしれない。慶大・江藤監督が巨人時代一緒だったONの練習方法など熱く語り、選手を魅了したように。 さて、秋のリーグ戦後に正式決定する早大の新監督に、慶大に続き、プロ野球OBが就任するのかどうか。今から興味津々だ。
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芸能 2010年06月14日 13時00分
「佐々木希の3P騒動」とは何だったのか?
相変わらず、ネタの宝庫として、我々を飽きさせない佐々木希。 やれ「地元秋田では“髪切りデスマッチ”に連戦連勝の最強ヤンキーだった」だの、「葛飾・水元の副番だった木下由樹菜も佐々木希から視線を逸らした」だのと、彼女の“ヤンキー都市伝説”は風船のように大きく膨らんでいく一方のようだ。それに最近では、「“沢尻会”番頭のあびる優と一触即発になったユッキーナを引き連れ“佐々木会”を結成!?」などと、ついにはスキャンダル・クイーンとして、沢尻エリカの正統な後継者となった感すらある。 ある意味、今が最高に旬な“のぞみん”であるが、なんとなんと今月上旬に、芸能裏ネタフリークの間で「佐々木希の3P写真が流出!?」という衝撃的な噂が飛び交った。のぞみんフィーバーここに極まれり…とでも言うべき仰天ニュースであるが、肝心の3P写真はどこのサイトにもアップされておらず、有力な続報も未だ聞かれていない。やはりガセだったのか!? おそらく、どこぞの個人ブログが面白半分に書き立てたネタが、裏を取らないまま、これまた複数の個人ブログに飛び火して、このような騒ぎになったのだと推測される。ほぼ同時期に芸能系の各ブログで、「佐々木希、路上キス写真流出!?」という情報が、これまた裏を取らないまま広がっていたが、おそらく3P騒動は、このニュースに触発されたどこかの芸能ゴシップ狂が、面白半分に「3P」と、豪快かつ無責任に“飛ばした”ものと思われる。 さも既成事実の報道のように、裏も取っていない作り話を堂々とアップする芸能狂ブロガーたちの存在は困りモノだが、このような“飛ばし”の肴になる機会が多いのは、タレントとして旬な証拠。佐々木希の周辺からこの先どんな“情報”が飛び出すか、相変わらず目が離せなさそうだ。
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トレンド 2010年06月14日 12時30分
放送コードとはなにか
放送コード、とよく聞くが、電波法と放送法に基づいて、各社が自主的に定める基準らしい。 鳥居みゆきは、最初「バッティングセンターでピッキング」と言っていたのをご存知だろうか。それが次からは「バント」に変わって、その後も「バッティングセンターでバント」と言い続けたが、当然、そんなに面白くはない。指を鍵状にして、ピッキングと言ったほうが、当然オリジナルなのだから面白いのは当たり前。いっぽう、先日もバラエティー番組でケンドー・コバヤシが、素人を「ピッキング犯のような方」、といじっていたが、ピーという音で消されていた。かと思えば、最近は、いろんな人が「狂っている」と平気でテレビで言っているが、ぜんぜん問題にならない。 では、「ピッキング」は、放送コードにかかったのか。 <あらびき団>でこの鳥居の「ピッキング」ギャグを放送したTBSによると、「ピッキングという言葉自体は、全日にわたり、放送禁止用語ではない。『バッティングセンターでピッキング』もネタだから、個別のつかわれ方としてもまったく問題はない」(TBS関係者)そうである。 同じく鳥居の「ピッキング」ギャグを放送して、次は「バント」になっていた<爆笑レッドカーペット>ではどうだろうか。「ピッキングはニュースでもつかわれる言葉なので、放送コード規制はされていない。番組は録画なので、放送禁止用語がでたらカットされるし、使用法に問題があってもすぐに担当部署に上がるはずで、本件に関しそのような事実はない。それで当然だとも思う」(フジテレビ関係者)ということだ。 吉本との関連も深い編集プロのあらびき団担当者によれば、「放送コードの基準は、基本的に局の決まりに従うので、その件についても製作側での自主規制はしていない。なので、吉本さんの判断ではないか」ということ。 最後に吉本に聞く…までもなく、そもそも放送コードには引っかかっていない、というのが結論であった。あとは、タレントのイメージとか、ギャグが面白い面白くない、等の問題なのだろうか。 だいたい、たんに、デリケートな言葉を放送局が放送したところで、法律には抵触していない。やはり一般的に、出演者からの依頼で消音ないし、出演者が自主規制するのだろう。 結局、この程度の話なら、放送コードに則った厳格な規制、などなさそうだ。 「バッティングセンターでピッキング」のほうが、毒があって面白いと思うのだが…。(了)
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社会 2010年06月14日 12時00分
『投票したくない』候補者で当選しそうな人、しそうでない人
7月11日の投開票でほぼ日程が固まった参院選だが、「週刊文春」が有権者2000人に「この人には投票したくない」候補者のアンケートを行った。 その結果ワースト5は1位がダントツで谷亮子氏(民主党・比例)、2位が池谷幸雄氏(民主党・比例)、3位が三原じゅん子氏(自民党・比例)、4位が杉村太蔵氏(たちあがれ日本・比例)、5位が福島瑞穂氏(社民党・比例)。以下、11位が蓮舫氏(民主党・東京)で20位までに比例区に出馬予定の各党の“タレント候補”が名を連ねた。 まず、谷氏だが、柔道五輪金メダリスト、夫はプロ野球選手、二児のママなど天は二物も三物も与えたうえ、ロンドン五輪を目指しての現役続行を宣言。政治家・柔道家・子育ての三足のわらじをはこうとしたために反発を買ったようだが、「比例名簿はかなり上位になるはず。民主党が大敗しても当選する」(政治部記者)という鉄板ぶり。 体操五輪メダリストの池谷氏は体操教室を経営しているため子育て政策に力を注ぎたいようだが、「バツ2で不倫の過去あり。女性票は厳しいし、名簿順は当然のボーダーラインぐらい。五分五分か」(同)とされ、同じような理由で投票したくない人も多く微妙。 三原氏は芸能活動を休止し、お金のかからない選挙をアピールしているが、不良キャラのイメージ&過去の男性スキャンダル史が不評。「自民党が大勝しないと難しい」(政治ジャーナリスト)というから厳しい。 前々回の衆院選で自民党が大勝し奇跡的に比例区で当選を果たした杉村氏だが、衆院時代に何もしなかったことを有権者はしっかり見ており、「誰か出馬を止めなかったのか? よく公認をもらえた」(同)というだけに再びバッジをつけることはなさそうだ。 普天間基地移設問題をめぐって連立与党から離脱した福島氏だが、基地問題の見識について疑問視する有権者が多く、「民主党との選挙協力なくして社民党はピンチ。比例区だが厳しいのでは」(同)というから自らと党を窮地に追い込んでしまった。 蓮舫氏は有権者の圧倒的支持を受けているため、「東京選挙区ではかなりの得票数が予想され谷氏以上に鉄板」(同)。 「アイツには投票したくない」と思う候補者がいる方は同誌の結果をじっくり見てみよう。
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トレンド 2010年06月14日 11時45分
家康の赤みそが天下を取れなかったワケ
俗にいう「名古屋めし」といえば味噌煮込みうどん、味噌カツ、みそおでんなどがあります。これらはすべて濃厚な味噌ベースで味付けされています。 その味を支えているのが八丁味噌。八丁味噌は、愛知県産の大豆と愛知県吉良町の塩、矢作川の伏流水で作られる素朴な豆味噌です。「八丁」とは地名のことで、愛知県岡崎市八丁(現在の八帖町)で作られていたから八丁味噌といわれます。 現在、日本では赤味噌、白味噌(信州味噌・西京味噌)と、味噌は赤と白に分類されます。赤味噌と白味噌の違いは、使用する材料により色が変わってきます。 西京味噌などの白味噌は、大豆に米麹を入れて作られます。米麹を使う量が多いほど色は白くなります。仙台味噌にも米麹が使用されていますが、その熟成期間が長いので、赤い色をしています。九州地方で普及している田舎味噌は、米麹の代わりに麦麹が使われています。 それに対して赤味噌は、大豆100%で作られます。白味噌が全国的に広まったのに、赤味噌を食しているのは東海三県のみ。岡崎城主であった武将・徳川家康が天下人となって江戸幕府を開き、また家臣であった三河武士が譜代大名として各地に居住したのになぜ、赤味噌が日本に広まらなかったのでしょか? 実はその理由は、赤味噌は米麹を使用しないため、製造に時間がかかるらだそうです。大豆に加える米麹の量を増やせば、熟成が早まるのです。赤味噌は大量生産が難しいのです。だから麹を使った白味噌のほうが赤味噌よりも全国的に普及したのです。しかし、赤味噌は熱に強く煮込んでも味が落ちません。そのため味噌ベースの料理が名古屋で定着したのです。(皆月斜 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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その他 2010年06月14日 11時30分
【雅道のサブカル見聞録】知って欲しい! 問題がありすぎる東京都の条例
「非実在青少年」という言葉をご存知だろうか? 今年3月に東京都が都議会に提出した「東京都青少年の健全な育成に関する条例」(青少年育成条例)の改正案で、アニメや漫画、ゲームなどに登場する18歳未満のキャラクターに、性的感情の刺激、残虐性の助長、自殺や犯罪等の誘発の危険性がある場合、有害図書(都では不健全図書)にしようと、それらの作品を規制する際の定義付けの言葉として作られた言葉だ。 「東京都青少年の健全な育成に関する条例」が可決されると殆どの創作物が曖昧な定義で規制される危険性もあることから話題となった。作家や出版社、ゲーム会社などの反対もあり、ひとまずは改正見送りとなっているが、継続審議となっており、予断を許さない状況である。ただ、この動きは、自分の主観に合わない本を快く思っていない人々が、青少年保護の名のもとに潰そうとしてるとしか思えてならない。まるで独裁政権下の“焚書”のようだ。そういった行動は創作活動にとってマイナスの事態しか起こさないはずだ。 徳間書店から発売された『非実在青少年読本』は、改正案を現行の条文を照らし合わせて問題点をわかり易く解説している良書である。この問題を最前線で取り組んでいる評論家の藤本由香里、弁護士の山口貴士、他にもイラストレーターの安彦良和や監督の押井守などの著名人のインタビューが掲載され、改正案について各業界の著名人に答えてもらった100人アンケートには沖方丁、大塚英志、倉田英之、谷口吾郎、水島精二など、そうそうたる名前が並ぶ。座談会ページではロリコンマンガ界の巨匠、吾妻ひでおが語り、ちばてつやのコミックエッセイも掲載。クリエイター達が改正案に対してどう思っているか知るにはこれ以上ない本になっている。日本の文化ともいえる二次元創作物を守る為にも、ぜひ、本書を多くの人に読んでもらいたい。 そして今回は、蛇足ではあるが、最後に筆者からこの言葉を紹介させて頂きたい。 「道徳的な書物とか、反道徳的な書物とか、そういうものは存在しない。書物とは良く書けているか、それとも書けていないか、そのどちらかである。ただそれだけのことだ」(アイルランド出身の作家 オスカー・ワイルド)(斎藤雅道)
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スポーツ 2010年06月14日 11時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第12回、現在のマラソン事情」
今回は、最近のマラソン事情をテーマにしてみました。 クリニックの何が関係あるのかと思われる方もいらっしゃると思いますが大きな関係があるのです。以前、ご紹介した皇居ですが良くも悪くもマラソンブームの象徴です。マナーの悪い一部のランナーや、あまりにも多すぎるランナーのことをテレビや週刊誌が取り上げたため、皇居ランを規制されるのではと私自身危機感を感じています。 クラブの練習もマラソン大会の開催もできなくなると大変です。ランニングをして健康になろうという人が増えてきているので、規制はしてほしくないですね。 ただ、我々ランナーもマナーを守りランニングを楽しむ必要があります。悪いことばかりが、クローズアップされるのですがランニングの経済効果で喜んでいる人たちもいます。1つが、皇居周りの銭湯です。昨年都内で39軒の銭湯が営業をやめたそうです。しかし、皇居周りの銭湯だけは平均以上の集客で営業できているそうです。スポーツメーカーも、『陸上』カテゴリーは前年比111%と他のカテゴリーを大幅に上回っています。昨年のシューズ売り上げも、ランニングとウォーキングが大きく伸びているそうです。また、スポーツメーカーやランニングを事業とする会社が、運営するシャワー・ロッカールームもビジネスとして形ができています。私も良く使いますが、化粧水などの試供品をくれたり、新商品のボディソープが置いてあったりと、今までランナーを意識していなかった業界も動きだしているのがわかります。 不況といわれ、寂しく悲惨なニュースが多い中、ランニングを楽しむことは素晴らしいことですよね。ランナーは、走っている道を自分の道だと思わないで、譲る気持ちを持ちましょう! 抜かす時は、一声かけるようにするとか、無理な追い越しはしないとか心がけ一つです。 もし、軽い接触(ケガのない接触)をしてしまったら、素直に謝りましょう。小さい時に教えられたことを実践するだけです。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで、無料体験できます。参加希望の方は、airrun@pss1.jp にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第13回は、『ジョギングフォーム』写真:昼の皇居
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スポーツ 2010年06月14日 10時30分
テレ朝もガッカリなほど退屈だった試合 グループC第1節アルジェリアVSスロベニア
イングランドやドイツなどの強豪国の試合は、現地時間で最も視聴率がかせげる日が陰った時間帯に行われるのがワールドカップ(W杯)の常だ。ここ南アフリカの季節は冬といえど焼けるような日差しが差し込むデイゲームに比べれば、体力的消耗の少ないナイトゲームが多い強豪国はシード扱いといっても過言ではない。 しかし、地球の裏側の日本ではデイゲームは深夜3時過ぎの放送。サッカー狂にとっては眠れぬ夜が一カ月続くことになる。 そんなW杯開幕後初の日曜日をむかえた13日、ポロクワネのピーター・モカバでアルジェリア対スロベニアの試合が行われた。 どちらも欠点はないが特徴もない凡庸な2カ国の試合。ワールドクラスと呼べる選手も見当たらず、見どころといえばインテルが青田買いしたスロベニアのレネ・クーリンぐらい。今大会最もつまらないカードの一つといえる試合だが、放送権を得たテレ朝は日曜のゴールデンタイムの放送に期待を込めて「やべっちFC」の矢部浩之を司会に投入する気合いの入れよう。 だが試合はというとテレ朝の期待とは裏腹にブブゼラの音色のような単調な内容に終始した。 両チームとも守備を固めてカウンター狙い。攻撃はロングボールを放り込むのみという古きイングランドサッカーのような退屈な試合内容。イングランドの1強3弱のC組においてグループリーグ突破には両チームとも勝ち点3を狙いに行かなくてはいけない試合なのだが、リスクを冒さず無駄な横パスとバックパスが続く。 これだけ退屈な内容なら欧州ではスタンドからウェーブが起こる。しかし、スタンドから見えるのはブブゼラとともに踊り続けるファンの姿ばかり。このあたりは陽気なアフリカのお国柄か。 陽気ではとてもいられなかったのがテレ朝だ。内容のない試合を何とか盛り上げようと実況アナウンサーが「あのジダンのルーツがあるアルジェリアとオシムが今大会のサプライズ候補と押すスロベニア」といううたい文句を呪文のように唱え続ければ、解説のセルジオ越後氏と堀池巧氏も「第1戦らしくお互い慎重な試合運びですね」と言葉を選ぶ。サッカーファンの間ではぶっちゃけ発言で有名な松木安太郎氏でさえ「退屈」という2文字を使わない気の使いよう。 結局、試合は誰も気づかないうちに後半33分にスロベニアのエース、コレン(WBA)のゴールがあっさりと決まりスロベニアの勝利。巷で噂のW杯とやらをビール片手に見ていた日曜日のお父さんたちにとってはなんの興奮もない試合だっただろう。
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スポーツ 2010年06月14日 10時00分
日本の“かつて”のライバルの姿はるか遠くに グループB第1節韓国VSギリシャ
先月24日、埼玉スタジアムで岡田ジャパンにとって南アフリカ・ワールドカップ(W杯)前の国内最後の強化試合となる韓国戦が行われた。アジアサッカー界の永遠のライバルとして互いに絶対に負けることのできない日韓戦。しかし、迷走する岡田ジャパンを韓国は日本を完膚なきまでに叩きのめした。 そんな両国のデキの差を証明するかのごとく、12日に行われたグループB第1節で、韓国はギリシャを2-0で下し、堂々の白星スタートを切った。 韓国はほぼ予想メンバー通りのスーターティング・イレブン。対するギリシャは股関節痛のDFモラス(ボローニャ)と、192センチの長身DFキルギアコス(リバプール)の両レギュラーCBが外れた。 ギリシャといえば2004年の欧州選手権覇者。老将レーハーゲル監督の下、徹底した組織力で並みいる欧州の大国を撃破し「奇跡の優勝」と叫ばれた。そんな優勝請負人をそのままに、チームにはFWハリステアス(ニュルンベルク)やMFカラグーニス(パナシナイコス)ら当時の立役者が残り組織力にさらに磨きをかけてきた。 それに対し韓国はと言えば、2002年日韓W杯4位という“ミラクル”を除けば、実はW杯でまだ一勝しかあげたことがない。下馬評ではギリシャ優勢が現地記者の予想。しかし試合は開始7分であっさりと決まった。 左コーナーフラッグ付近からの韓国のFKに、つめていた現役JリーガーのDF李正秀=イ・ジョンス=(鹿島)が右足であわせて先制。 先制されてからも6年前のヨーロッパチャンピオンは目覚めない。プレスがかからず、逆に全速力でボールを奪いにくる韓国に圧倒される。首を振り続けいらだつギリシャの選手たち。 後半からはゲームメーカーのカラグーニスが交代で退く。しかし、また開始7分後、ギリシャDFのトラップミスを、いまやアジア史上最高のフットボーラーとなったパク・チソン(マンチェスター・U)が奪い、そのまま持ち込んでダメ押しの追加点。エースストライカーのハリステアスを外したころからやっと本来のプレーに戻ってきたギリシャだが、時すでに遅し。試合終了の笛を聞いたレーハーゲル監督の呆然とした表情がテレビカメラを通して世界中に配信された。 「韓国は速く、運動量が豊富なのも知っていた。我々はそれを上回ろうとしたが、上手くゲームに入ることができなかったね」とは試合終了後のレーハーゲル監督の弁。 世界の大舞台でこれ以上にない最高のスタートを切った韓国。もはや“かつて”のライバルとされてしまった岡田ジャパンは彼らにどこまで追いつけられるだろうか? 注目の日本の初戦カメルーン戦は14日、23時(現地時間16時)から始まる。
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レジャー 2010年06月13日 20時00分
第27回エプソムC、セイウンワンダー優勝!
春の東京競馬のフィナーレを飾った「第27回エプソムC」(GIII・芝1800メートル、18頭)は、08年の2歳王者セイウンワンダー(福永祐一騎手)が、電光石火の差し脚を爆発させて優勝。見事1番人気に応えた。1分46秒1。福永祐一騎手、領家政蔵調教師ともエプソムC初勝利。 2着シルポート(蛯名正義騎手)・ハナ差、3着キャプテンベガ(後藤浩輝騎手)・ハナ差。2番人気に支持されたゴールデンダリア(柴田善臣騎手)は5着。 単勝(2)360円 複勝(2)170円(8)220円(4)540円 ワイド(2)(8)500円(2)(4)1,530円(4)(8)1,690円 枠連(1)(4)950円 馬連(2)(8)1,090円 馬単(2)(8)1,950円 3連複(2)(4)(8)7,650円 3連単(2)(8)(4)3万780円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。