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芸能ニュース 2012年07月27日 11時45分
映画「大奥」の追加出演者に尾野真千子、宮藤官九郎
映画版第2作『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』の出演陣が追加発表され、尾野真千子、柄本佑、要潤、宮藤官九郎、西田敏行らが参加することがわかった。 同映画は、人気マンガの映画版第2作目。堺雅人と菅野美穂が初共演することがすでに発表されている。また、テレビドラマ「大奥〜誕生〜[有功・家光篇]」も10月からTBS系列でオンエアされる。
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芸能ニュース 2012年07月27日 11時45分
長渕剛 ライブでけが 全治6週間
歌手の長渕剛が全国ツアー「RUN FOR TOMORROW」の神奈川公演で左膝の靱帯(じんたい)を損傷するけがを負っていたことがわかった。全治は6週間と発表されている。8月12日の福島公演から復帰する。
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スポーツ 2012年07月27日 11時45分
究極の折衷案? 選手会が妥協しなければ、『混成サムライジャパン』
プロ野球労組・選手会がWBC辞退を表明し、経営陣は混乱に陥っている。 「経営陣は8月中に話し合いの場を設け、選手会側を説得する予定です。選手会が妥協するという見方と同じくらい、彼らの態度は変わらないとの声も聞かれます」(在京球団職員) 選手会がWBC不参加を決議した理由は、カネだ。WBCの収益は大会を運営するWBCIによって一括管理されている。その配分は米国66%に対し、日本は13%。前出の球団職員によれば、連覇を果たした前大会の取り分は、日本円に換算して約2億円。この不公平感は経営陣側も首を傾げていたが、大リーグ機構側と実際に話し合い、「絶対に妥協しない」という米国側の強気な態度も改めて思い知らされた…。 「昨秋、オーナー会議で議長を務めた楽天の島田亨オーナー(当時)が『侍ジャパンの常設』という折衷案をまとめてきたんです。WBC参加目的以外で結成された代表チームの興行に関しては、その収益は自国の取り分にしていい、と。そのころは、この案で選手会を説得できると思われたんですが」(同) 不公平感が改正されない以上、今般的な解決になっていないとする選手会側の言い分は間違っていない。 「島田氏の渡米する前、球界に強い影響力を持つ渡辺恒雄・巨人会長が『最初から妥協してはダメだ。出場しないなら、出場しないで…』と発言していました」(球界関係者) 経営陣に「選手会の態度は変わらない」という悲観的な声があるのはそのせいだろうか。 しかし、経営陣は島田氏が折衷案をまとめた後、正式回答の期限が迫っていたため、「参加する」と米国側に伝えている。選手会の意志を確認する前の“フライング発言”だったが、ここにきて、「やっぱり出ません」と米国側に伝えた場合、日本プロ野球界は信用を失うという。 オリックス・岡田彰布監督が興味深い発言をしていた。 「大谷(翔平=花巻東)と藤浪(晋太郎=大阪桐蔭)のプロ入りを1年遅らせて、WBCに出せばええんちゃう?」 記者団とのフリートークで出た冗談だが、WBCを主催する米国側は「日本は参加するものと認識している」と、選手会のボイコット表明後も発言している(7月23日時点/現地時間)。一部の球界要人は、選手会には加盟していない日本人メジャーリーガー、社会人・大学生による混成チームでの参加を真剣に検討していた。 「オリンピック競技から野球が消え、アマチュア球界は国際的な大きな大会に飢えています。シドニー五輪でこちら(プロ側)が選手派遣に協力した実績もあるので、正式に協力を要請すれば建設的な話し合いもできるはず」(前出・関係者) また、経営陣が第3回WBCに「参加する」と回答した昨年12月時点で、NPB以外からの選手招集も検討されていたという。日系3世のメジャー捕手、カート・スズキ(28=アスレチックス)である。阪神・城島の故障、さらに前大会で「左打者に偏重した野手招集になってしまったこと」「打者がストレートに力負けする場面があった」などの反省点から、カート・スズキの名前が浮上してきたという。 WBCは出身国に関しては“厳しい線引き”をしていない。国籍が違っても、“先祖がその国の出身なら”と、寛容なルールになっている。アスレチックスでクリーンアップを打つこともあるスズキを本当に招集できるのなら、たとえ日本人投手とバッテリーが組めなくても、日本代表チームの打線の中核を託せる…。 捕手・スズキ、二遊間は川崎宗則と西岡剛、外野陣はイチロー、松井、福留、青木。ダルビッシュと黒田の出場をWBCIにもサポートしてもらい、3番目の先発は岩隈、リリーバーは高橋、上原、岩隈、建山、田沢…。ここに社会人と大学生のドラフト候補を加えれば、なんとか戦えるのではないだろうか。選手会と折り合いが付くのがベストだが、「日本人メジャーリーガー&アマチュア」の混成・サムライジャパンも面白そうである。
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社会 2012年07月27日 11時45分
東京・小平の中学教諭がまた不祥事 女子中学生を脅迫
警視庁小平署は7月26日までに、路上で女子中学生の口をふさいで脅したとして、脅迫の現行犯で小平市立上水中学校教諭・浅沼貢太容疑者(28=東京都東大和市向原)を逮捕した。同署によると、浅沼容疑者は「全くしていない」と容疑を否認している。 逮捕容疑は、25日午後8時半頃、同市内の路上で中学3年の女子生徒(14)の口を後ろから左手でふさぎ、「刺されたくなければ付いてこい」などと脅迫した疑い。 女子生徒は左手をふりほどいて、現場近くの自宅に逃げ込み、両親らが現場近くにいた浅沼容疑者を取り押さえた。刃物は持っていなかったという。 同署によると、現場の路上付近では、今年1月から、女性が後ろから男に羽交い締めにされるなどの被害が数件出ており、浅沼容疑者との関連を慎重に調べる。 浅沼容疑者が勤務する中学校では、昨年6月、児童福祉法違反(淫行)で別の50代の教諭が逮捕されたばかり。この教諭はインターネットの自己紹介サイトで知り合った女子高生と、都内のホテルでわいせつな行為をした疑いで逮捕された。自宅からは、この女子高生を含む99人の女性とのわいせつ行為が写ったDVDが押収され、相手女性の大半が18歳未満だった。 この事件を受けて、同中学校では不祥事の再発防止に努め、今月も2回の研修を開いていたが、その努力のかいもなくなってしまった。 小平市教育委員会によると、浅沼容疑者は1年の担任をし、国語を担当。被害者とは別の中学だった。市教委は「逮捕されたことは重く受け止めている。事実を確認し、厳正に対応したい」としている。(蔵元英二)
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スポーツ 2012年07月27日 11時00分
加藤コミッショナー続投に猛反発 巨人に反旗! パ・リーグが画策するNPB脱退(1)
プロ野球のオーナー会議は年に2回開かれるプロ野球の最高決議機関。毎年、オールスター前と日本シリーズ後に開かれるが、今回(7月12日)ほど拍子抜けに終わったのは珍しい。 最大のテーマは6月末で任期が切れたコミッショナー問題。既に加藤良三氏(70)が3期目の再任に手を挙げていたが、パ・リーグ側が反発していたからだ。 とりわけ、楽天とオリックスは「加藤降ろし」の急先鋒を務め、日本プロ野球機構(NPB)が10月1日に一般社団法人に移行するのを好機ととらえ、球界の体質改善を図ったのである。 一般社団法人に移行すれば税の減免で恩恵を受ける見返りに、文科省などの監督を受け、毎年行政庁へ事業報告などの手続きが義務付けられる。野球賭博問題で揺れた大相撲がそうだったように、今後はプロ野球もガラス張りの経営、運営が求められることになる。 「その意味でも試金石になるのが、朝日新聞が報じた巨人が高橋由伸、阿部慎之助、内海哲也、野間口貴彦ら6選手と結んだ超過額27億円の契約金問題への対応と、週刊文春がすっぱ抜いた巨人・原監督が女性問題解決に元暴力団員に1億円を払った問題だった。その重要案件を加藤コミッショナーは議題に乗せなかったばかりか、議長を務めた中日・白井オーナーもスルー。会議後、取材陣は加藤コミッショナーに原監督の1億円事件について意見をただしましたが、加藤氏は『私からは何も言えない』の逃げの一手。こういったうやむやの体質に楽天とオリックスがブチ切れ、加藤氏の再任に最後まで反対したのです。楽天は近く三木谷浩史球団会長がオーナー復帰することになっており、パは三木谷氏を総大将にセ側と一線を画す行動を起こすのは避けられません」(スポーツ紙デスク) パ側が現体制の自浄努力欠如にこだわったのは、この機会にコミッショナーの役割を明確化し、「定款及び野球協約の修正」を求めたかったからだ。 「三木谷会長が描いているのは、球団株式の上場なのです。巨人に匹敵する戦力や球場を整えるには巨大な資金がいり、それには株式の新規上場が手っ取り早くリスクも少ない。しかも、株式を公開すれば投資家や監督官庁の目が厳しくなり、不明瞭な会計処理などできない。スキャンダルに際しても株主代表訴訟の標的となり、経営陣はうやむやにできない。そこで楽天とオリックスは今回の巨人の不祥事に乗じて、野球協約を見直し、持ち株会社による球団株の上場や複数グループによる球団所有を可能にすべく軌道修正を図ったのです」(球界事情通)
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社会 2012年07月27日 11時00分
大津・いじめ自殺 中2男子生徒を見殺しにした本当のワル(2)
また、少年が死亡前に送った「もう俺死ぬわ」とのメールに対し、加害者少年らが「死ねばいい」と返信したことや、事故後に「死んでほしかったし、良かった」と漏らしていたことも判明した。だが、市教委は事故後3週間で調査を打ち切り、現場の教師でさえも、「(自殺に至る経緯に)いじめの認識はなかった」と言い張っていたのである。 「同校の校長は、『生徒が自殺する5〜6日前から一部生徒に揉め事があって、担任からも喧嘩が起きていると報告があった』『この時点でいじめとは認識していなかった』と述べている。当時の担任は、いじめを見て見ぬふりをしていたばかりか、加害生徒に『やりすぎるなよ』と声をかけたとされ、抗議されている有様なんです」(地元紙記者) そんな学校側の鈍感ぶりに、少年の遺族は加害者とされる同級生らと大津市を相手取り、今年2月に約7720万円の損害賠償を求めて提訴。遺族がそれ以前に、3度にわたって滋賀県警に被害届を提出し、全て不受理となっていたことも発覚した。県警は、7月11日になってようやく学校や市教委に家宅捜索に入ったが、その対応は誰の目にもあまりに遅すぎるものだった。 もっとも、行政や警察の対応がすべからく後手に回ったのは、このほかにも理由がある。 当初、少年は加害者グループと遊び仲間だったという。生徒の間からは「初めは、かまってもらって喜んでいるようにも見えた」(同級生)との声も上がっているが、少年が死亡するとこれが一変。学校内部の力関係が事件を隠ぺいに向かわせたようなのだ。 その最たるものが、加害者側の反応だった。実は3人の中のリーダー格であるAの母親は、事件当時にPTA会長を務めており、地元に多大な影響力を持っていた。そのため、学校側はアンケート結果の公開を見合わせたと見られるのだ。 同校の父兄がこう明かす。 「Aの母親は、事件直後に学校で開かれた緊急説明会で『うちの子は犯人扱いされて学校に行けなくなった。もし、自殺したら(犯人扱いした)保護者や先生の責任ですからね』と、喚いていました。あまりの勢いに先生方も押し切られ、言葉がなかったほどなのです」 また、前出の地元紙記者もこう話す。 「アンケートの結果発表があんな形になったのも、あの母親を刺激したくないと先生たちが変に慎重になったから、という見方もある。もともと大津市教委は、古くから我関せずの体質で、それが事件で一気に噴き出した形なのです」 そのため、加熱する報道に慌てた大津市は、13日に冒頭でも記した「教育厚生常任委員会」で緊急報告を行ったが、その内容は報告というよりも教育委員会と学校の自己弁護に終始するありえないものだった。
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芸能ニュース 2012年07月26日 15時30分
最近パっとしないNHKの朝ドラヒロインたち
来年4月スタートのNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロインがデビュー3年目の女優・能年玲奈に決定したことを各スポーツ紙が報じている。 能年は女優・新垣結衣らと同じ事務所に所属し、ファッション誌「ニコラ」(新潮社)専属モデルを経て、10年に映画「告白」で女優デビュー。現在はTBS系「サマーレスキュー 〜天空の診療所〜」に出演中。朝ドラのヒロインを経て女優としてステップアップすることになりそうだが、必ずしも“成功”が約束されているわけではないというのだ。 「このところ、NHKの東京スタジオで制作する毎年前期(4〜9月)の作品は『ゲゲゲの女房』の松下奈緒、『おひさま』の井上真央、現在放送中の『梅ちゃん先生』の堀北真希らオーディションを行わずに決まっていたが、オーディションで選ばれた女優は当時無名の女優が多い」(テレビ関係者) ヒロインの顔ぶれをみると、「ちゅらさん」の国仲涼子、「てるてる家族」の石原さとみ、「ファイト」の本仮屋ユイカ、「純情きらり」の宮崎あおい、「どんど晴れ」の比嘉愛未らは朝ドラをきっかけにブレークしたが、このところパっとしない顔ぶれも目立つという。 「『オードリー』の岡本綾は歌舞伎俳優の中村獅童との不倫疑惑を報じられ、オーストラリア人の男性と結婚し芸能界を引退。『さくら』の高野志穂は2時間ドラマや舞台への出演が多い。『天花』の藤澤恵麻は松嶋菜々子、井上真央と同じ事務所だが伸び悩み海外に留学したりしている。『風のハルカ』の村川絵梨は脇役での仕事ばかり」(芸能記者) 今年の秋から放送される「純と愛」のヒロインはすでにブレークしており、Jリーガーとの熱愛も報じられている夏菜だが、まだ名前が売れていない能年にとっては勝負のドラマとなりそうだ。
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トレンド 2012年07月26日 15時30分
一度は行ってみたい有名人の家は…福山雅治&松嶋菜々子
芳香消臭剤「消臭元 香るStick」を製造販売する小林製薬株式会社(本社=大阪府大阪市)は、自宅に訪問時と来訪時にそれぞれ気になるところに関して、20歳から59歳までの男女1000人を対象にアンケート調査を行った。 同アンケートでの、「一度は行ってみたい有名人の家は?」との問いでは、男性部門で第1位は「福山雅治」(24.9%)。理由としては「清潔な感じがするところ」「几帳面そう」など、イメージが「清潔」「爽やか」というキーワードをあげる回答が多くみられた。2位は「向井理」(18.6%)で、理由には「おしゃれそう」「スマートだから」「センスがいいので」など、センスの良さがうかがえるイメージから、家も清潔、おしゃれなのではといったイメージがあるようだ。 一方、同アンケートの女性部門では、第1位が「松嶋菜々子」(36.0%)で断トツ。2位には「篠原涼子」(12.1%)が続いた。松嶋菜々子を選んだ人の理由は「一番家事をやってそう」「しっかりしてそう」など、既婚ということから家もしっかりしているのではということのほか、「清楚なイメージから」「清潔感があってセンスが良さそうなので」「自分なりのポリシーがある、清潔感、上品」など、やはり「清潔感」というキーワードが住む家のイメージにつながっていることがわかった。2位の篠原涼子についての理由は、「実はごちゃごちゃしすぎない部屋で過ごしてそう」など、サバサバした性格と報じられることの多いイメージから家も片付いている印象を持つという回答があり、また3位のベッキーについては「部屋が明るそう」など、全体としてその人の印象が家の印象とダブる結果となった。【一度は行ってみたい有名人の家は?(男性)】1位 福山雅治 24.9%2位 向井理 18.6%3位 速水もこみち 10.8%4位 田村淳(ロンドンブーツ1号2号) 6.8%5位 豊川悦司 6.1%【一度は行ってみたい有名人の家は?(女性)】1位 松嶋菜々子 36.0%2位 篠原涼子 12.1%3位 ベッキー 7.2%4位 綾瀬はるか 6.4%5位 石原さとみ 4.6%
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スポーツ 2012年07月26日 15時30分
ついに来るべき時が来た! レイズが松井秀喜に戦力外通告
ついに来るべき時が来たというべきか。米メジャーのレイズが7月24日(日本時間25日)の試合後、松井秀喜外野手(38)にメジャー出場の前提である40人枠から外すことを通告。事実上の戦力外となった。 今後は移籍先を探すことになり、他球団からオファーがなければ自由契約となるが、マイナー契約を結び直してチームに残留する可能性もある。処遇は10日以内に決まる見通し。 結果が出せなかった松井にとって、戦力外は時間の問題だったといってもいいだろう。昨オフ、アスレチックスからFAとなるも、所属先が決まらないままシーズンに突入。4月30日(同5月1日)、レイズとマイナー契約を結び、5月29日(同30日)にメジャー昇格。 メジャーでの初戦で、本塁打を放つものの打撃は低迷。主に指名打者、左翼、代打での起用となったが、調子は上がらず。7月2日(同3日)のヤンキース戦では左太もも裏を痛め、出場機会が激減。故障から復帰後、チャンスがなかったわけではないが、好機での凡退が続き、18打席連続無安打中だった。 レイズは25日(同26日)現在、51勝47敗で、ア・リーグ東地区でオリオールズと並び、同率2位で首位ヤンキースを追撃中。レイズとしては、なんとしてもプレーオフには出場したいところ。ここにきて、故障者リスト(DL)入りしていた同じ外野手のサム・フルドが復帰。7月末のトレード期限を目前にして、ダイヤモンドバックスからライアン・ロバーツ内野手を獲得。メジャー40人枠から1人外す必要が生じ、当落線上の松井が戦力外となった。 今季の松井は34試合に出場、95打数14安打7打点2本塁打、打率.147と極度の不振であった。しかし、松井のキャリアを評価するジョー・マドン監督は辛抱強く起用していたが、その期待に応えることができなかった。マドン監督は「キャンプを行わず実戦から長く離れていたことも影響しただろう。彼がやりきったとは思えない。まだ力は残っていると思う」と松井をかばった。 ヤンキース時代の09年にはワールドシリーズでMVPになった男も衰えは隠せず、メジャーでの評価も急落している。38歳という高年齢を考慮すると、松井にオファーを出すメジャー球団が出るかどうかは疑問。選択肢として日本球界復帰もあるが、トレード期限ギリギリのこの時期ではタイミングが悪く、そもそも本人が望むかどうかの問題もある。松井の再就職先探しは難航しそうな気配だ。(落合一郎)
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社会 2012年07月26日 12時57分
大津・いじめ自殺 中2男子生徒を見殺しにした本当のワル(1)
「教育委員会は、自分たちのことしか考えてないということがよくわかった!」 「いじめられる子を持つ、親の立場になってみい!」 7月13日に開かれた大津市議会「教育厚生常任委員会」の緊急報告を傍聴する父兄らからは、そんな怒りの声が飛び出した。 学校と市教委、さらには警察の後手ぶりが全国の注目を集めた滋賀県大津市立中学2年の少年(当時13)転落死事件は、対立が激化するばかりで、一向に終息のメドが立たない状況が続いている。 もともと、悲劇が起きたのは昨年10月11日のことだった。 「大津市尾花川にあるマンション敷地内で、午前8時過ぎに少年が仰向けの状態で死亡しているのが管理人に発見された。最上階の高さ約1メートルの手擦りには乗り越えたような跡があり、警察は飛び降り自殺と断定したのです。その後の市教委の調査で、少年が事故の2カ月あたり前から、複数の同級生に陰湿な嫌がらせを受けていたことが判明したことから騒ぎになったのです」(社会部記者) ここまで事が大きくなった原因は、なんといっても学校、教育委員会の“まるで他人事”といわんばかりの対応の悪さにあった。 「自殺を受けて学校が全校生徒にアンケートを行ったのは2回。その回答には『自殺の練習といって首を絞めていた』『葬式ごっこ』などという異様な記載が並んでいた。にもかかわらず、市教委の公表が一部のみだったことは、首を傾げざるを得ません」(地元紙記者) 実際、このアンケートの回答内容には、目を覆いたくなるような言葉が並ぶ。 〈コンビニで万引きをやらされていた〉 〈銀行の口座番号を教えさせ、お金をとっていた〉 〈手足をロープで縛って、階段を上がらされていた〉 〈カエルを食べさせられそうになっていた〉 〈トイレでいじめられていた〉 〈体中をはちまきで拘束されていた〉等々。