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社会 2013年08月26日 15時00分
消費税5%→8%アップへの一里塚 “猛暑特需”宴のあと…
連日続く猛暑が、アベノミクスに絶好の追い風となっている。 ビール各社は、上半期(1〜6月)の出荷量こそ前年同期比0.9%減と過去最低を更新したが、7月に入ってからの酷暑を受けて増産態勢に入り「9年ぶりに年間出荷量が前年を上回りそう」(関係者)と、にわかに鼻息が荒くなってきた。 各社が力を入れているのは低価格で人気の“第3のビール”と高級ビール。第3のビールでは、キリンが今年から投入した『澄みきり』を3割、サッポロが『極ZERO』を2割増産する。一方、高級ビールは、アサヒの『ドライプレミアム』、サントリーの『ザ・プレミアム・モルツ』が好調だ。 ビアガーデンも盛況で、東京の日本橋三越、松屋銀座店などは「連日ほぼ満員」(同)と笑いが止まらない。 折も折、キリンHDとアサヒグループHDの両社は8月1日、今年の6月中間決算を発表した。ビール類の不振を他の飲料がカバーし、売上高はキリンが前年同期比5.2%増(営業利益5.6%増)、昨年秋にカルピスを買収したアサヒが9.9%増(同12.6%増)と好決算を謳歌した。 翌2日に発表したサッポロHDは5期ぶりで最終利益を確保、売上高も2003年にホールディングス体制が発足して以来、最高を更新した。そこへ猛暑特需の追い風とあって、大手証券マンが「12月決算は各社が過去最高を更新するのではないか」と期待を膨らませるのも無理はない。 家電量販店も負けていない。この業界は2年前の7月まで、家電エコポイント制度やテレビの地デジ移行に伴う特需に沸き立った。ところが、需要の2、3年分を先食いした反動から業績が急速に悪化し「厳しい生存競争を強いられてドラスティックな淘汰に突き進むのは必至」とされてきた。その量販店各社が、今夏の猛暑効果で一気に息を吹き返したのだ。 ヤマダ電機10%増、エディオン17.8%増、ケーズホールディングス16.4%増、ビックカメラ12.6%増、コジマ7.8%増−−。各社が先に発表した6月売上高の前年比である。 大手各社が揃ってプラスに転じたのは、地デジ移行に伴うテレビの買い替え特需があった'11年7月以来、実に1年11カ月ぶりのことだ。 牽引役となったのはエアコンで、たとえばエディオンでは前年同月比65.4%増、ケーズ51.1%増、コジマ36.8%増だった。例年よりも平均気温の高まりが早かったという明確な理由があるものの、日本電機工業会によれば、6月の白物家電の国内出荷額は前年同月比7.6%増で、6月としては過去10年間で最も多かった。 繰り返せば、これは6月実績である。7月、8月とも日本列島は集中豪雨と酷暑の異常気象に直撃されているだけに、エアコンに代表される白物家電が「バカ売れして家電メーカーは嬉しい悲鳴を上げている」(担当記者)のが実情だ。 とりわけ省エネ性能の高い一部エアコンに至っては「生産が需要に追いつかない」(同)ほどだという。 デパート、スーパーなども猛暑効果にニンマリしている。日本フランチャイズチェーン協会が7月末に発表した6月のコンビニエンスストアの売上高は、既存店ベースで前年同月比0.1%増となり、13カ月ぶりでプラスに転じた。冷やし麺やアイスクリームなどの売り上げが増えたことが大きく寄与している。 同様に日本チェーンストア協会が発表した6月の全国スーパー売上高も、3カ月ぶりで前年実績を上回った。同じく“暑さ対策”向けの食品・飲料や衣料品が好調だったのが要因だ。 これがデパートになるともっと顕著。今年の春ごろより「不況、どこ吹く風」とばかり、宝飾品や絵画、高級時計などが飛ぶように売れていることは広く知られているが、日本百貨店協会によると、夏物の紳士スーツは5月以降、バブル崩壊後で最も高い伸び率を見せたという。 スーツを含む紳士服・用品の既存店売上高は5月が前年同月比2.5%増、6月が7.5%増だった。5月にプラスとなったのは実に22年ぶり。6月のプラスも23年ぶりのことだ。 「アベノミクス効果で消費マインドが改善されてきたことが背景にある。当然、活発な個人マネーは株取引に向かい、野村は4〜6月期純利益が35倍、大和も21倍になった。いくら前年の利益水準が悪かったとはいえ、驚異的な業績の急回復です」(証券アナリスト) これで本当に景気回復への道筋がついたのであれば、来年4月からの消費税率8%引き上げに弾みがつく。逆に政治的思惑を秘めた猛暑下の“あだ花”ならば、つかの間の宴の後には大変な地獄が待っている。 果たして真相はどうか。その片鱗が秋口に出てきそうだ。
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芸能 2013年08月26日 14時00分
小嶋陽菜 サラリーマン人気1位を妬む AKB内の「年増イジメ」
『AKB48』の“こじはる”小嶋陽菜(25)が微妙な立場に立たされている。後輩のイジメによる“追い出し卒業”の可能性も出てきた。 いまAKBは完全に世代交代の時期だ。看板の篠田麻里子(27)が卒業。同じく板野友美(22)、秋元才加(25)も、今夏をもって活動終了、と古参メンバーが続々と消えていく。 「あとはエースの大島優子(24)ですが、彼女の場合は営業戦略上、辞めるわけにもいかない。AKBの本物のトップですから、時間をかけて大がかりにする予定」(スポーツ紙記者) そうした中、注目なのが冒頭の小嶋だ。彼女は総選挙では6位('09年)、7位('10年)、6位('11年)、7位('12年)、9位('13年)という安定した人気者。 「人気はあるものの、ベスト5に入らない不思議な逸材。『典型的な美人顔が逆にマイナス』なんて話もあります」(アイドルライター) サイズはT164センチ、B85・W60・H86。ルックスに加えスタイルも抜群。 「下着や毛剃りのCMに出たり、そのエロ香は非常に評価が高い。だからAKBの中にあって“サラリーマン人気1位”ともいわれています。でもAKBはどこまでいっても10代、20代前半の支持が中心。彼女に今後の上がり目はないかも」(AKB関係者) 本誌も以前触れているが、だれもが認める“エロいい女”である。皮肉なことに、それが不幸のもとでもあるという。 「後輩にすれば、行く手をはばむ邪魔者なわけです。大活躍もしないが、大暴落もしない。年齢が上だし外見もいいので太刀打ちできない。後輩にすれば妬みの存在でしかないのです」(前出・AKB関係者) 当然、新進のAKBメンバーより、小嶋のほうが間違いなく存在感がある。 「だから次期看板候補のMやSなど“こじばば”とか言って、思いっきり嫌っている。2人が中心になって、逆イジメをしているんです」(投稿雑誌系記者) なにしろ、その嫌がらせたるや女性集団だから陰湿そのもの。 「小嶋に対するウソの男関係を流したり、衣装にワキガの子の服をこすりつけたりする。だから最近の小嶋は元気がなくて、靴ヒモが解けたままステージで踊ったこともあった。『もう辞めたい』と漏らしていますし、すでに心はAKBにあらずでしょう」(前出・投稿雑誌系記者) “老兵”は消え去るのみ。
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芸能 2013年08月26日 11時45分
森三中・大島の“走力”を過信しすぎた日本テレビ
24日から25日に日本テレビで放送された毎年恒例の「24時間テレビ36 愛は地球を救う」のチャリティーマラソンに挑戦したお笑いトリオ・森三中の大島美幸が放送終了時間の25日午後8時54分までにはゴールできなかったものの、同9時20分に東京・日本武道館に到着し、走行距離88キロの24時間マラソンを無事完走した。 大島は5月にオファーを受けた当初、体重が88.4キロあったことにちなみ、走行距離が88キロに設定されたが、大島は16.7キロのダイエットに成功し71.7まで落とした。 24日の午後7時3分に神奈川県内をスタートしたが、単純計算すると、約26時間20分で88キロ完走したということは、時速約3.4キロのペース。ゆっくり目のウォーキングよりもスローなペースで、実際、ゴールまでの数キロの道のりを大島は必死の表情で歩いていた。 「複数のグループが大島を追いかけて“監視”し、現在地を随時ツイッターで報告していた。それによると、ほぼ1時間おきに休憩をとり、万全の状態のはずだったが、足の横など複数箇所を故障。いくらトレーニングを積んだとはいえ、それまでまったく運動していなかっただけに、距離の設定に無理があったのでは。どうせなら、昨年の佐々木健介ファミリーが家族でリレーしたように、森三中の3人でリレーすればよかったのでは。大島の走力を見誤ってしまったため、番組終了時までにゴールできなかった」(テレビ関係者) 「チャリティー」を前面に押し出している同番組だが、一部週刊誌でメインパーソナリティーをつとめる人気男性アイドルグループ・嵐や大島のギャラ一覧が報じられ、嵐が異例の否定コメントを発表。おまけに、大島が番組内にゴールできないなど、今年の「24時間テレビ」は思わぬ“ハプニング”に見舞われてしまった。
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芸能 2013年08月26日 11時45分
AKB48 板野友美卒業セレモニー「私の夢はこの先もずっと続いていきます」
2013年7月から8月にかけて開催する「AKB48・2013 真夏のドームツアー〜まだまだ、やらなきゃいけないことがある〜」の東京ドーム公演(最終日)が8月25日(日)に開催された。 福岡、札幌、大阪、名古屋、東京で開催された5大ドームツアー全11公演も、いよいよラスト。同時に、本日の公演では、板野友美の卒業セレモニーが行わた。 コンサートは、板野のソロデビューシングル「Dear J」でスタート。幕開けから会場中に“ともちん”コールが鳴り響いた。中盤では、板野本人からのアイデアも取り入れた構成で会場を沸かせた。生着替えや映像とリンクした演出とともに、公演ユニット曲「faint」「愛しさのDefence」「ガラスのI LOVE YOU」「ツンデレ!」「制服のレジスタンス」、そして最新ソロシングル「1%」と、6曲続けてパフォーマンスを繰り広げた。 アンコール明け、“ともちん”コールに迎えられた板野は卒業曲「最後のドア」を歌いながら目を潤ませていたが、「桜の花びらたち」が始まりペンライトの光で作られた“TOMO”の文字が会場に浮かび上がると号泣。会場に集まったファンの厚意に、他のメンバーも感激の涙を流した。 最後には、“LAST SHOW”として再び「Dear J」を披露。ダンサー40名を引き連れ、8年間AKB48のステージで磨き上げてきたパフォーマンスの集大成を見せた。 全てのパフォーマンスを終え、サプライズで駆けつけた前田敦子と篠田麻里子も含めた大切な仲間たちに見守られる中、「本当に本当にありがとうございました」とメンバーやスタッフ、ファンのみなさんへの感謝の言葉を残し、“ともちん”は旅立った。●板野友美コメントAKB48に入って8年が経ちました。あの頃は、このドームのステージに立てるなんて考えていなかったです。14歳の頃よく泣いていました。でも、どんなに小さな私でも、先が真っ暗でも、一歩ずつ一歩ずつ頑張って歩けば夢に近づけることをAKB48が教えてくれました。かけがえのない仲間に出会いました。一緒にたくさん苦しんで、泣いて、笑って、いつも隣には大好きな仲間たちがいて、同じ景色を見てきました。メンバーと離れるのはさみしいです。でも、私の夢はこの先もずっと続いていきます。AKB48が教えてくれたことを胸に、一歩踏み出したいと思います。8年間応援してくださったみなさん、ありがとうございました。
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芸能 2013年08月26日 11時45分
ノンスタ井上 よしもとの結婚ラッシュに便乗する!?
NON STYLEの井上裕介にとって初の単行本『スーパー・ポジティヴ・シンキング 〜日本一嫌われてる芸能人が笑顔でいる理由〜』(ヨシモトブックス)の出版記念イベントが25日、都内新宿の書店で行われた。 “よしもとブサイクランキング”では2年連続トップ、“ダサい芸人ランキング”では3連覇を達成しているにもかかわらず、「僕はモテます!」と自信に満ちあふれる井上。本著では、そんなスーパー・ポジティヴ思考を徹底的に公開している。 「(ブサイクランキングは)あと1回1位になってしまえば、めでたく殿堂入り! ブルドッグと同じなんですよ。ブサイクやけど、結局みんなにかわいいと思われてる」と、どこまでも前向き。低い顔面偏差値でも、恋愛テクニックはイケメン並みで、「動かない山を動かしてきてる。口説き落としてますから、日本全国の女性が彼女やと思ってます。今日来てる女性のマスコミも、いつでも抱ける状態ですよ」と、ニンマリする。 恋はもちろん、仕事にも勢力的で、「夢は冠番組を持つこと」と、野望を抱く。信条は、「夢は大きく。目標は小さく」。「まだまだいいたいことはあって、泣く泣くカットしたところが多いんで、これが売れてパート2、パート3と出していきたい」と、続編も視野に入れている。 いっぽうで、在阪時代から親しい先輩であるブラックマヨネーズ・吉田敬の結婚にふれると、「数か月前に『女、紹介しろや』っていうてたのに」と、寝耳に水だったよう。今月下旬になって、フットボールアワー・後藤輝基も婚約して、よしもと芸人はおめでた続き。「今、よしもとは結婚ラッシュなんで、僕もなんとか、結婚記者会見したいです」と、願望が強いようだ。 会見後には、“ポジティヴ抽(チュウ)選会”と銘打ち、100人のなかから選ばれた女性ファンとキス。だが現在、特定の彼女はいないようだ。 (伊藤雅奈子)
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芸能 2013年08月26日 11時45分
ブラックマヨネーズ吉田 「俺のパンツ洗ってくれっていいました」
お笑いコンビ、ブラックマヨネーズの吉田敬が自身のツイッターで、元看護師の女性(26)と23日に結婚したことについて初めて触れた。 同ツイッターで吉田は、「本当にたくさんの方からおめでとうメール、ツイートをいただきました」と感謝の気持ちを表し、「入籍直前にうんこ垂れたので笑いながらリアルに俺のパンツ洗ってくれと言いましたね」と語っている。
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芸能 2013年08月26日 11時45分
トリオ・グランジ DVD1万枚売れなければ、よしもと解雇!
単独ライブのチケットが即完するトリオ・グランジが、よしもと解雇のピンチに立たされた! 24日、東京・新宿のルミネtheよしもとで開催された単独ライブ『DVD収録ベストネタライブ』の終演後に、ステージ上で緊急記者会見が行われた。今公演を収録した初のDVD『グランジ BEST NETA LIVE』が、発売日の11月13日から半年以内に1万枚売れなければ、所属元のよしもとクリエイティブ・エージェンシーを解雇されるというのだ。 満場の観客を前に、非情な通告をされた佐藤大は、「解雇するタイミング、もっと前にありましたよ」と、笑いを取りながらもうろたえ。佐藤と同じ芸歴12年の五明拓弥は、「とんでもないSがいるぞ、この会社」と、芸人の味方であるはずの社員に嫌疑の目を向けた。 通達されたあとは、誓約書にサイン。調印式に突入すると、芸歴13年でイケメン担当の遠山大輔は、「会社にこんなかまってもらったの、初めてだわ」と、妙なところで感激。SNSを駆使して、情報を拡散、好セールスにつなげたいため、この日は特別に観客の撮影もフリーにして、DVDの予約握手会を緊急で行った。 これまで、よしもと芸人がDVDを1万枚セールスできたのは、ロバート、タカアンドトシ、チュートリアル、陣内智則、フットボールアワーなど、超売れっ子ばかり。昨年にいたっては、COWCOWと鉄拳の2組だけだ。 しかし、佐藤は、「グランジは数字の壁をどんどん越えて、よみうりホールに1,000人入れました(10年8月29日)。ノルマを超えてきたんで、がんばります。これを機に、借金返します!」と、気合十分。遠山は、「今まで泥水すすってきたけど、これで売れます」と必勝宣言し、五明は、「お願いです。助けてください」と叫んでみせた。 ネタの完成度・おもしろさは、折り紙つきのグランジ。芸人生命はどうなるのか。タイムリミットは2014年5月12日だ。(伊藤雅奈子)
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社会 2013年08月26日 11時45分
奈良・南都銀行の行員がサラ金への返済などのため2億2900万円を私的流用
南都銀行(本店・奈良県奈良市)は8月23日、複数の顧客から集金した現金を私的に流用したとして、橿原支店(同県橿原市)に勤務していた男性行員を、懲戒解雇処分(8日付)にしたと発表した。 同行によると、元行員は橿原支店で集金を担当。11年9月〜今年3月、複数の顧客から現金数10万円〜560万円を預かり、数日〜15日間日付をずらして入金する手口を計171回繰り返し、穴埋めを続けていた。流用額は約2億2900万円に上る。 今年7月の店内定期検査で、現金の預かり日と入金日が違うことなどから発覚した。また、本件流用とは別に、顧客1人から個人的に200万円を預かっていたことも判明した。 元行員は流用した金を、クレジットカードや消費者金融ローンの返済などに充てていたといい、同行の調べに対し、「生活がだんだんと派手になったが、借金をやめられなかった」と説明しているという。 元行員は家族からの借り入れなどで、すでに全額を弁済。個人的に顧客から預かった金も、流用発覚後に返済を済ませている。 同行では元行員から流用金が弁済され、取引内容を適正に処理し、結果的に顧客側の損失はなかったため、刑事告訴は見送る方針。 同行は「信用を第一とする金融機関といたしまして、このような事態を招いたことを役職員一同、深く反省いたしております」と謝罪。 今後の対応については、「当行は今回の事態を厳粛に受け止め、内部管理態勢の問題点を洗い出し、不祥事件の再発防止及び信頼回復に向け、事務管理、人事管理、コンプライアンス態勢の強化に全役職員が一丸となって全力で取り組んでまいります」とコメントしている。(蔵元英二)
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社会 2013年08月25日 15時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第40回 失業率低下の真実
2013年7月30日、総務省が6月の全国完全失業率を発表した。 6月の日本の失業率は、5月に比べて0.2%低下し、3.9%となった。失業率が4%を切るのは、リーマンショック直後の'08年10月以来のことだ。 とはいえ、6月の労働力調査を読むと、 「雇用が増えているのは金融や情報通信など『都市型産業』であり、建設、運輸などの『地方型産業』は雇用が減っている」 という現実が理解できる。 アベノミクスによる株価上昇で、確かに証券会社などのコールセンター業務は雇用が拡大している。製造業では、電機や自動車産業など、円安の恩恵を受けやすい業界で求人が大幅に増えている。これ自体が悪いことだと言いたいわけでは全くない。 とはいえ、地方経済がいまだ疲弊している中、消費税増税を強引に決定し、さらなる地方の衰退を招くことが、「日本国」として正しいのだろうか。 あまり感傷的なことは書きたくないが、地方に講演に行くと、ほぼ100%駅前がシャッター街となっている現実を見ることになり、悲しくなる。 「地方の人は、地元に雇用がないなら、都会に出てくればいいんだよ」 などと、国家観がない構造改革主義者たちは主張するだろうが、このまま地方の衰退を放置し、「いざ」首都直下型地震が起きたとき、誰が東京都民を助けてくれるのだろうか。地方側は、もちろん都民のために頑張ってくれるだろうが、経済力がないとすぐに限界に突き当たる。 はっきり書くが、国家の目的が「所得を稼ぐ」ことだけであれば、 「日本国の全国民を大都市、特に東京に集める。地方経済は放置する」 ことが正しい。なにしろ、東京は世界屈指の(恐らく最強)の生産性を持つ都市だ。東京圏を超える人口が集中している都市圏は、世界に存在しない。 とはいえ、人口を東京に集めたとして、首都直下型地震が起きたら、どうなるのか。それまでの繁栄は、まさに「一瞬」で崩壊することになる。 将来的に首都直下型地震が発生することは避けられない以上、日本国民は東京のみならず、地方を含む「日本の国土を全体的に成長させる」ことなしでは、国家として生き延びられない可能性があるのだ。 例えば、日本海側に「第二国土軸」を構築し、太平洋ベルト地帯が首都直下型地震や南海トラフ巨大地震に見舞われるときに備えなければならない。 札幌から山口にかけた日本海側が太平洋ベルト地帯並みに発展していれば、大震災発生時に脊梁山脈(ある地域を分断して長く連なり、主要な分水嶺となる山脈)を越え、救援を続々と南に送り込むことが可能になる。 国家とは、そもそも国民が互いに「助け合う」ことを目的として進化してきた。 2011年3月11日の東日本大震災のとき、真っ先に被災地に入ったのは地元の土建企業だった。彼らは資材があり、機材があり、人材があり、そして「地元」を知り抜いている。 また、当然の話として東北地方の外からも続々と土建企業が現地に入り、特に高速道路を世界が唖然とするほどの速度で復旧させた。 さらに、高速道路が復旧したことを受け、日本中から物資を満載したトラックが被災地に向かった。被災地ではあらゆる物資が不足していたわけだが、被災者が飢えずに済んだのは、不眠不休で車を走らせた日本全国の運輸業者のおかげだ。 当時の土建業や運輸業の活躍は、国内マスコミで報じられることはなかった。日本国民のほとんどは、彼らの活躍を知らないだろう。彼らは決しておカネのためではなく、マスコミから賞賛を浴びたいためでもなく、単に「同じ国民」を助けるために死力を尽くしたのだ。 彼らを突き動かした「魂」こそが、ナショナリズム(国民意識)の本質なのである。 平時にはそうでもないのだが、東日本大震災のような「非常時」には、土建業者や運輸業者は「国民の安全保障」の一端を担うことになる。 日本国に土建業や運輸業が存在していなかった場合、我が国の国民は、東日本大震災クラスの国難を乗り切る術がない。どれだけ「おカネ」があったとしても、土建業や運輸業が国内に維持されていなければ、日本国民は「非常事態」に対処のしようがないのだ。 前述した通り、我が国の安全保障を担う産業でもある建設業や運輸業では、いまだに雇用が減り続けている。すなわち、日本の安全保障の一部は、現在も「弱体化」しているのだ。 失業率という指標一つとっても、 「実際に雇用が改善している業界は何なのか?」 「地方における失業率は改善しているのか?」 「わが国の安全保障を担う産業の雇用は改善しているのか?」 などに注意を払わなければならない。 さらに言えば、 「雇用が改善しているのは、正規社員なのか、派遣労働者なのか?」 も重要だ。 例えば、自動車産業でいえば、期間工にあたる“臨時の求人”が、前年同月比で3.4倍に急増している。少なくとも、日本の誇る自動車産業が、まだ「正規社員を増やそう」というマインドになっていないのは確かである。 こう考えると、我が国の失業率改善が、また違った形で見えてくるだろう。 少なくとも、現在の日本の雇用環境は「失業率が下がった。はい、消費税増税」とやって構わないほどには改善していないのは確かである。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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芸能 2013年08月25日 14時00分
松嶋菜々子 “マスオさん”状態の 反町隆史と格差離婚危機
“子育て優先女優”といわれながらドラマ『救命病棟24時』(フジテレビ)に主演している松嶋菜々子(39)に離婚危機が囁かれている。 「松嶋は子供のために『救命病棟24時』の収録を早く終わらせようと努力しているのに、仕事がない夫の反町隆史(39)は別荘のある琵琶湖でブラックバス釣り三昧。さすがの松嶋も呆れていますよ。広がる収入の格差で“マスオさん”状態の反町は、孫の顔を見に自宅にやってくる松嶋の両親とバツが悪いのか、顔を合わせたくないそうです。でも、このままの状態が続けば離婚に追い込まれますよ」(ドラマ関係者) ドラマ『GTO』(フジテレビ)で人気俳優として大ブレイクした反町は2001年に松嶋と入籍。その後、2人の女児が誕生した。 「ところが、松嶋と結婚後、徐々に仕事が減って、今年の主演は2月に放送されたフジの金曜プレステージ『捜査一課 澤村慶司』の単発だけ。12月に公開される映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』に出演していますが、主演は佐藤健、反町は準主役。仕事の激減は視聴率が取れないこともさることながら、現場での態度が横柄で共演者やスタッフから嫌われているんです」(ドラマ関係者) 妻の松嶋は、2年前に放送されたドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ)で見事復活を果たし、ギャラも高騰。反町との収入格差は広がる一方だ。 「それでも、松嶋は宮沢りえと並んで“子育て優先女優”といわれているんです。夏休みに入った子供のためにも一緒にいる時間を作ろうとやり繰りしている。ドラマは平均15%の視聴率をまだキープ。仕事と家庭を両立する姿が女性視聴者の共感を呼んでいるんです。『救命病棟24時』以降も、仕事のオファーが殺到しています」(ドラマスタッフ) 一方、反町は私生活の“ドーベルマン訴訟”で名前が出たくらい。ドラマや映画では話題になっていない。 「仕事がないなら子供の面倒をみるなどして忙しい松嶋を助けるべきですよ。ところが、琵琶湖に行って自分が夏休み同然。これでは夫婦仲もおかしくなります」(女性誌記者) 某ベテランマネジャーがこう指摘する。 「昔、古手川祐子と結婚した田中健は収入格差から“マスオさん”状態に追い込まれて離婚した。反町も似ていますよ」 離婚回避には“救命措置”が必要?
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