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芸能 2017年03月11日 16時10分
低視聴率でも打ち切れない『フルタチさん』
鳴り物入りでスタートしたものの、視聴率が4.0%までダウンしたフジテレビ系のトークバラエティー番組「フルタチさん」だが、そう簡単に打ち切りできない裏事情について、発売中の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。 同番組は昨年11月にスタート。初回こそ、視聴率は8.2%だったが、回を重ねるごとに、いずれも視聴率が好調な日テレの裏番組「ザ!鉄腕!DASH!!」、「世界の果てまでイッテQ!」に視聴者をそっくり持って行かれる結果に。そして、ついに、2月26日の放送では4.0%までダウンしてしまった。 「タイトルは長寿アニメ番組『サザエさん』にかけ、『報道ステーション』同様、古舘が構成作家ら自身の事務所『古舘プロジェクト』のスタッフを引き連れて番組に乗り込んだ。番組のコンセプトは『世の中のあらゆる引っ掛かること』をテーマに古舘がゲストとともにしゃべり倒す、だが、どうやら、視聴者は古舘の“目線”にまったく引っ掛からなかったようだ」(放送担当記者) 同誌によると、「報ステ」では古舘のギャラは1本あたり500万円だったが、今回は低めに抑えて200万円。それでも、スタッフの分も合わせ年間でかかる金は億単位。企画はほぼ古舘の意向が反映され、今やすっかり現場は意気消沈。本来ならば、打ち切りでもおかしくないような状態だが、古舘サイドと「最低でも1年は続ける」と約束。しかし、このままだとスポンサーがつかないため、打ち切りを打診したところ、「話が違う!」と逆に抗議されてしまったというのだ。 「古舘と言えば、『報ステ』時代の手取りは年間12億5000万円と言われ、働かなくても悠々自適に生活していける。にもかかわらず、自分の存在感をアピールしようとフジのオファーを受けたが、数字を持ってないことがバレバレになってしまった。今後は、特番ぐらいしかオファーが来ないだろう」(芸能記者) 今後も「フルタチさん」は、視聴率低迷を打破できないフジの大きな“悩みの種”になりそうだ。
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スポーツ 2017年03月11日 16時00分
「錦織圭はグランドスラムの頂点に立てない」IMGコーチの解けない呪文
錦織圭(27)が13歳でテニス留学したアメリカのIMGアカデミーのボロテリーコーチはこう言った。「圭は素晴らしい選手だが、今のままではグランドスラムの頂点に立つことはできないだろう」と。残念ながら、それがいま現実となりつつある。 もう一つ、アメリカのテニス専門誌も錦織圭を酷評した。その実力は“一流”として認められているものの、「もう一歩、上」の“超一流”になれるかどうかの瀬戸際に喘いでいると評したのだ。 “課題”がまだ克服されていないことが露呈したのは、アルゼンチン・オープン決勝戦だった(2月19日/現地時間)。相手は世界ランキング66位で、メディアやファンは同5位の錦織の今季初優勝を信じていたが、ストレート負け。苦手とされるクレーコート(赤土)に翻弄され、いいところをまったく見せられなかったのだ。 「錦織サイドはクレーコートの経験値を積むための出場と言っていました。その言葉通りなら、同じクレーコートで行われる5月の全仏オープンに標準を合わせているということになりますが、今大会を見る限り、勝算があるとは思えません」(専門誌記者) 本来、錦織のように打ち合いを得意とするプレーヤーは、クレーコートを好む。ハードコートよりもボールに勢いがなくなる分、打ち合いの持久戦に持ち込みやすいためだが、錦織はその逆。「ジュニア時代は得意だった」と強がったことはあるものの、過去のツアー戦歴11勝のうち9勝がハードコートで挙げている。今大会で錦織は“強いサーブ”を打ち込む作戦に出たのだが、それを「グッドだが、グレートではない」と、米専門誌に叩かれたのだ。 クレーコートでも失速しない、強いサーブを打つ作戦は間違っていない。しかし、それで勝っても錦織のためにならないというのだ。 「クレーコートでの打ち合いになると、ミスショットが出てしまう。錦織はサーブのスピードにも定評がありますが、世界の超一流は190センチ台の長身揃い。角度という点で、錦織がこの先サーブをどれだけ進化させても敵いませんよ」(同) 2月27日付で男子テニスの世界ランキングが発表されたが、錦織圭は5位で変わらなかった。 「錦織圭はグランドスラムの頂点に立てない」IMGコーチの呪文はこれからも解けないのか?
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レジャー 2017年03月11日 15時41分
フィリーズレビュー(GII、阪神芝1400メートル、12日)藤川京子のクロスカウンター予想!
阪神11Rフィリーズレビューは牝馬の3歳戦です。何が来てもおかしくはありませんが、データも出来るだけ活用していきます。 走破タイムと上がりタイム実績で、バランスが取れているのは、今の所はベルカプリ、ジューヌエコール、シグルーンです。しかし、実績や走破タイム、上がりタイム実績を別にすると、Mデムーロ騎手のカラクレナイ。阪神JF3着のレーヌミノル、ゴールドケープが良さそうです。 また、1600mで実績のある馬も馬券に絡みやすいデータもあるので、レーヌミノルは、外せません。それと前走で余裕のあった様にも見えたカラクレナイも良さそうなので、敢えて決め打で、カラクレナイ、レーヌミノル、未勝利戦で1600mの好タイム実績のあるベルカプリ、前走は掛かってしまった実績のあるジューヌエコールで勝負如何でしょうか。 他にも一部分だけ見れば良さそうな馬もいますが、紐が伸び過ぎてしまいます。データの少ないレースです。無理する必要はないと思います。本番は、まだ先です。このレースをじっくり見て、次に繋げたいと思います。◎15レーヌミノル○16カラクレナイ▲9ベルカプリ△6ジューヌエコールワイド BOX 15、16、9、6動画予想 http://npn.co.jp/movie/detail/1786081/※出走表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合して下さい。
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レジャー 2017年03月11日 15時30分
ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜(3月12日)中山牝馬S(GIII)他2鞍
先週の的中は下記の通り。・中山11R ◎→△で決まり、馬単5,480円。【今週の予想】☆阪神9R 淡路特別(芝2400m) ケイブルグラムの覚醒に期待する。今回は久々の芝となるが、芝で走っていたのはデビューから3戦まで。まだ馬体が緩く、精神的にも幼かった時で参考外。それでもデビュー戦ゴール前で少し気を入れて走った脚は見どころがあった。実が入り、集中力も出てきた今なら芝でも十分にやれる。◎(2)ケイブルグラム○(7)ダノンアローダ▲(9)ララエクラテール△(11)ケージーキンカメ△(13)ライトファンタジア△(10)ダンディーズムーン買い目【馬単】6点(2)→(7)(9)(10)(11)(13)(7)→(2)【3連複1頭軸流し】10点(2)-(7)(9)(10)(11)(13)【3連単フォーメーション】24点(2)→(7)(9)(11)→(7)(9)(10)(11)(13)(7)(9)(11)→(2)→(7)(9)(10)(11)(13)☆阪神11R フィリーズレビュー(GII)(芝1400m) 距離短縮で巻き返すレーヌミノル。前走は追い不足の上、初めてハナを切る競馬と厳しい競馬になったが、それでも勝ち馬から0秒5差の4着に踏ん張ったのは評価できる。前々走の阪神JFでもソウルスターリング、リスグラシューに次ぐ3着と実績は今メンバー最上位。一度使って状態はグンと良くなっており、内回りの1400m戦なら勝ち負け必至。◎(15)レーヌミノル○(16)カラクレナイ▲(6)ジューヌエコール△(7)タガノカトレア△(13)ゴールドケープ△(10)ラーナアズーラ買い目【馬単】6点(15)→(6)(7)(13)(16)(6)(16)→(15)【3連複1頭軸流し】10点(15)-(6)(7)(10)(13)(16)【3連単フォーメーション】20点(15)→(6)(7)(16)→(6)(7)(10)(13)(16)(6)(16)→(15)→(6)(7)(10)(13)(16)☆中山11R 中山牝馬ステークス(GIII)(芝1800m) 牝馬限定戦のハンデ戦と波乱のにおいがぷんぷんする中山牝馬S。今年はJC、宝塚記念を2着と牡馬トップレベルと互角に戦ってきたデニムアンドルビーや、昨年牝馬クラシックを賑わせたビッシュやパールコードなど好メンバーが出走するが、本命にはトーセンビクトリーを推す。母は01年ドバイWCで2着と世界で活躍したトゥザヴィクトリー、全兄トゥザグローリーやトゥザワールドがいる超良血馬。4歳時はローズSで3着に入るなど素質の高さを見せていたが、「決め手」に欠ける印象があった。それが前々走のジェンティルドンナMでは、馬体がグッ良くなっており成長が見られ見事な逃げ切り勝ち。後に愛知杯を勝つマキシマムドパリや、金鯱賞を2着と好走したパドルウィールを破っての勝利だからメンバーレベルも高かった。前走はハナを取りに行った分と、後続に3、4コーナー中間から詰めてこられてしまい早めに動かざるを得なくなった分苦しくなったため8着に敗れたが、着差は0秒4差と踏ん張った。今回は休み明けとなるが、ポン駆けするタイプだけにプラスはあってもマイナスにはならない。ハンデも53kgに納まり、ここで重賞制覇を成し遂げる。相手本線はクインズミラーグロ。昨年当レースでは+18kgの馬体重で16着に敗れたが、休み明けだった愛知杯で-8kgだったこともあり、馬体の回復を優先し中身ができていなかったため。万全の臨戦過程の今回は好勝負できる。一発なら追い切りの動きが目を引いたウキヨノカゼ。以下、パールコード、マジックタイム、ハピネスダンサーまで。◎(4)トーセンビクトリー○(1)クインズミラーグロ▲(10)ウキヨノカゼ△(16)パールコード△(13)マジックタイム△(2)ハピネスダンサー好調教馬(10)(4)(16)買い目【馬単】8点(4)→(1)(2)(10)(13)(16)(1)(10)(16)→(4)【3連複1頭軸流し】10点(4)-(1)(2)(10)(13)(16)【3連単フォーメーション】24点(4)→(1)(10)(16)→(1)(2)(10)(13)(16)(1)(10)(16)→(4)→(1)(2)(10)(13)(16)※出走表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合して下さい。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙への入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり3連単100万円越えもあり。予想スタイルは馬の適性、過去のレース内容、調教を重視。
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レジャー 2017年03月11日 15時10分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(3/12)中山牝馬S、他
2回中山競馬6日目(3月12日・日曜日)予想・橋本千春☆中山11R「中山牝馬S」芝1800メートル◎13マジックタイム○1クインズミラーグロ▲16パールコード△3ビッシュ 好走条件の整った、マジックタイムが混戦に断を下す。前走のターコイズSは、今回と同じハンデ56キロを背負って快勝。一段とパワーアップの跡を見せつけている。2着レッツゴードンキはこの後、京都牝馬Sを制しており一層価値が高い。それに増して、ロゴタイプ(皐月賞、安田記念)はじめ並み居る牡馬勢を一蹴した、ダービー卿CTは圧巻だった。さらに、京都牝馬、府中牝馬の両ステークスでクイーンズリング(エリザベス女王杯)相手に小差2着の接戦を演じている。実力を疑う余地はない。加えて、中山コース<2001>、1800メートル2戦2着2回と好材料がズラリ。勝利のお膳立ては整っている。当面の相手は、愛知杯3着のクインズミラーグロ。目下の充実ぶりは目を見張らせる。<2101>と、得意の中山に替わり好勝負だ。☆中山10R「東風S」芝1600メートル◎3グレーターロンドン○1ミッキージョイ▲4ダイワリベラル△5ウインファビラス 1年間の休養を経て3連勝中と、日の出の勢いのグレーターロンドンをイチ押し。しかも、上りはすべてメンバー最速(33秒4、33秒7、32秒3)、瞬発力はここでは抜きん出ている。<5100>と、まだ底が割れていない分、プラスアルファは測り知れず、昇級の壁も一気に突破する。頭数も10頭と手頃で捌きやすいし、順当にチャンスをつかむ。相手は、ミッキージョイ。素質は引けを取らない。☆中京11R「トリトンS」芝1400メートル◎4ビップライブリー○2トーセンデューク▲16ニシノラディアント△12エルゴレア 1戦ごとに地力強化の跡を示す、ビップライブリーに期待。真骨頂は前走の祇園特別。差し、追い込みから一転、初めての逃げ切り勝ちを決めたのだ。しかも、0秒5差突き放す圧勝劇。また、2走前の猪名川特別(2着)の勝ち馬ムーンエクスプレスがすでに、オープン入りしている比較から、昇級の壁も一気に突破するとみた。相手は、クラスの安定勢力トーセンデューク。☆阪神11R「フィリーズレビュー」芝1400メートル◎15レーヌミノル○6ジューヌエコール▲2アズールムーン△12シグルーン 実績、実力ともここではレーヌミノル、ジューヌエコールの2頭が一歩リードだ。本命は、小倉2歳チャンピオンの、レーヌミノル。牡馬混合の京王杯2歳Sでモンドキャンノ(朝日杯FS2着)の2着、そして、阪神JFでソウルスターリングの3着している実績は、○ジューヌエコールも一目置く存在。状態も、今年緒戦のクイーンC(0秒5差4着)を使って一段と上昇中で、ベストパフォーマンスが期待できる。※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
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トレンド 2017年03月11日 12時15分
渋谷ならではのイベント「渋谷サイファーpresentsサイファー祭り」開催
渋谷サイファーを主催するラッパーACEが、3月18日(サイファーの日)、SHIBUYAでしか出来ないHIPHOPイベント「渋谷サイファーpresentsサイファー祭り」を開催する。 これは、ただ単にHIPHOPがクラブから青空の下に出てきただけではなく、ちがいをちからに変える街「SHIBUYA」で、HIPHOPを通じて老若男女の多様な人々が放つ1つ1つの言葉で自分をぶつけ合えるイベントになっている。 本イベントは渋谷区、渋谷区観光協会、渋谷公園通商店街振興組合、J-WAVEから後援を受けており、出演者にはレジェンドラッパーで渋谷区観光協会ナイトアンバサダーであるZEEBRAや、今のHIPHOPシーンの最前線で活躍するアーティストが多数集結。 また一般の方も参加できるサイファータイムや優勝賞金10万円のラップバトル、誰でもラップスクールも開催される。 18日、19日のイベント模様に関してはAbemaTVにて生中継予定。
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社会 2017年03月11日 12時00分
多くの制作会社が見放されるテレ朝『土曜ワイド劇場』の打ち切り
一見、華やかに見えるテレビ業界。だが、その実情は勝ち組、負け組にハッキリと別れ、階級社会を具現化している厳しい業界だ。中でもテレビ局の下請けを担う制作会社となれば、その苦労は想像を絶するという。そんな状況にあって、秋口から発生すると見られているのが、ドラマを専門に担ってきた制作会社の倒産だ。 「未曾有の会社がバタバタ倒れるというんです」(テレビ事情通) その理由は、キー局がコスト面の問題から相次いで発表した2時間ドラマ枠の撤廃。現在、2時間ドラマ枠と銘打っているのは、なんとテレビ朝日とテレビ東京の2局しかないのだ。 「日テレもTBSもフジも、コストがバカ高くつくわりに視聴率が取れないという理由で、レギュラー制作を打ち切ってしまった。たまにやるのは予算が余ったときや、スポンサーの要望があったときだけ。当然、その下にぶら下がっている制作会社にしてみたら、死活問題に直結する話です」(同) そんな厳しい状況下、テレビ界を震撼させたのがテレビ朝日の決断。1977年7月にスタートした土曜夜21時の『土曜ワイド劇場』を打ち切り、新たにニュース情報番組『サタデーステーション』を立ち上げる。 「少なくとも『土曜ワイド劇場』には十数社の制作会社がぶら下がっていました。以前は、1本当たり6000〜8000万円で制作していたが、最近は局の意向で値段を下げられ、1本当たり3000万円〜。多くても5000万円で受けていたんです。正直、赤字ですが、次に仕事が回ってくるために、何とか自転車操業で回していたんです」(某制作会社幹部) 地上波で唯一、レギュラー枠として残っているのはテレ東だけ。ところが…。 「当然のごとく、今後、発生するのは赤字覚悟のダンピングです。そのうち、1本2000万円で受けるという制作会社も出てくるでしょう」(テレビ関係者) どうやら、いい思いをしているのは高給を食む芸能人だけのようだ。
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その他 2017年03月11日 12時00分
【不朽の名作】映画が娯楽の王様だった時代を描いた『キネマの天地』しかしチラつく寅さんの影が…
今回は映画撮影所で働く映画人達を題材とした、1986年公開の『キネマの天地』を紹介する。 同作は、角川春樹事務所が『蒲田行進曲』を撮ったことをきっかけに、松竹が企画し生まれた作品と言われている。ちなみに『蒲田行進曲』も配給は『キネマの天地』と同じく松竹で、これまた同じく映画撮影所で働く人々にスポットを当てた作品なのだが、東映出身の深作欣二が監督だったという経緯がある。 そもそも『蒲田行進曲』は過去にあった松竹映画撮影所「蒲田撮影所」の所歌にちなんだタイトルなのだが、同作では、どうみても東映の太秦撮影所が舞台になっており、それを残念に思った当時のプロデューサーが、本当に松竹の撮影所を舞台にした作品を撮りたいという思いがあったとか。メガホンを取ったのは山田洋次監督。同監督作品で、当時既に人気シリーズで年2回製作されていた、渥美清主演の男はつらいよシリーズを休んでの製作だった。 舞台となるのは、無声映画がトーキー映画に変わる過渡期である1934年(昭和9年)頃の松竹蒲田撮影所。主演である田中小春(有森也実)や監督志望の若者・島田健二郎(中井貴一)を中心として、実名での役柄ではないものの、城戸四郎所長の他、斎藤寅次郎、島津保次郎、小津安二郎、清水宏ら有名監督をモデルとした人物たちの、若き日が描かれる。 女優と俳優の違いはあるが最初のスタートが大部屋役者であることは『蒲田行進曲』と似ている。が、同作では大部屋のまま終わらず、後半で小春が主演女優に昇格し、スターになるまでを描く。トーキー黎明期を舞台にしているだけあり、当時の風景や人々の会話の再現はかなり興味深い。「トーキーだから声もよくなくちゃ」と小倉金之助監督(すまけい)が田中をスカウトするシーンや、本編のBGM用に撮影と同時進行で演奏で生音を入れていた様子。手回し式のフィルムカメラの音など、当時の雰囲気がよく出ている。 セットなどもこだわっており、当時娯楽の王様だった映画(キネマ)がどういった扱われ方をしていたのかがよく出ている。この辺りは山田監督ならではだろう。冒頭で丁稚奉公の子供が握り締めすぎて湿った硬貨を見せて、なけなしの金を払って観に来る子もいるから、あまり子供の楽しめない芸術作品すぎるのは作らないでくれと小倉金之助監督に訴える帝国館支配人(人見明)や、国威高揚映画で、もっと軍歌を入れろと政府に言われたことを愚痴る城田所長(松本幸四郎)など、当時を感じさせる細かいやり取りがたまらない。 しかし、着地点が違うのはわかっているが、同じ映画という製作現場を舞台としたお仕事モノ作品として『蒲田行進曲』とどうしても比べてしまう。蒲田はとにかく乱闘シーンやらオーバーなやり取りなどで、主役のアクが強く印象に残るのだが、同作はというと困ったことに主役の印象が薄いのだ。これは、脇役の印象がとにかく強烈なことに引っ張られているのが原因だ。 特に強烈なのが、小春の父親・田中喜八役の渥美と、なにかと田中家に世話をしている近所の奥さん・ゆきを演じる倍賞千恵子だ。何気ない会話でもちょっと面白い、凄まじくテンポの良い手馴れたやりとり。一応ゆきは他人なので、時々喜八はかしこまった態度をとるが、ノリは「ここはとらやか!」とツッコミを入れたくなるほどで、男はつらいよシリーズの寅次郎とさくらのそれだ。ちなみに他にも、前田吟、笹野高史、吉岡秀隆など同シリーズお馴染みの顔も出演しており、時々やりとりが完全に、男はつらいよになってしまっている。 男はつらいよを休んだ影響なのだろう、意図的に人物の配置を同シリーズに近くした感もある。当時の人気を考えればこれは仕方ないのかもしれないが、現在、そのノリを関係なしに観るとこの部分はかなり引っかかる。前記したように小春の存在感が薄いのは、蒲田撮影所の面々のキャラ的な強さも影響している。監督として出演している俳優陣も、堺正章、柄本明、岸部一徳など、これまた強烈な個性を放つ。しかしそれだけならば映画人の群像劇として観れたものを、他作品の人物配置ほぼそのままに、多数の役者が登場しているため、主役の印象をさらに薄くしてしまっているのだ。これでタコ社長(太宰久雄)まで出演していたら、おそらく男はつらいよキャストに作品乗っ取られるレベルになっていただろう。 一応、喜八が小春の出生の秘密を語る場面や、小春の主演映画「浮草」を劇場に観にいった喜八のシーンなどは寅さんノリではなく、いたって真面目だ。いや、寅さんも真面目な時はあるけど…。でもこのシーンも、小春からの視点があまりなく、どこか物足りない。あと、その出生の秘密のオチだが、『蒲田行進曲』で似たような設定があったので、それも引っかかる。 しかし、それでも観ていて良い作品だなと思わせてしまうのが、この作品のずるい点だ。役者が山田監督に関わりのあるベテランばかりなので、決めるところはちゃんと決めてくる。渥美のセリフ回しだけでもかなり楽しめる。ちなみに同作の舞台は満州事変後で、本来なら、後の暗い歴史の部分を暗示させる部分ではあるのだが、それを笑いに変えてしまうシーンなどもある。個人的には、健二郎が思想犯として逃亡していた大学生時代の先輩である小田切(平田満)をかくまったせいで、特高警察に部屋へ押し入られたシーンで、健二郎の本棚を見て特高警察が「こいつマルクス読んでやがる」とコメディー俳優・マルクス兄弟の写真集を確認して憤っていたのがかなりツボに入った。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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芸能 2017年03月10日 21時00分
ピンチが続くキムタク 次の一手は舞台俳優
昨年末に解散した国民的グループ、SMAP。解散後は各元メンバーの動向に注目が集まっているが、そんな中でも、特にキムタクこと木村拓哉が話題になることが多い。 SMAP解散後は、俳優一本で芸能界で生き残る決意をしたというキムタク。現在放送中の主演作、「A LIFE〜愛しき人〜」(TBS)は、一定の視聴率は確保しており、まずまず合格点。確かに昨今では、まれにみる大がかりな予算と、実力派の俳優陣をそろえているため、キムタクだけの功績とはいえないものの、主演の力も評価しないわけにはいかないだろう。しかし問題がないわけではない。 「やはり、あのワンパターンの“キムタク演技”から脱却できていないことは大きいでしょう。視聴率は合格点であるものの、キムタク自身に及第点はつけられない」(業界関係者) SMAP解散騒動では、世間から圧倒的に“悪者”や“戦犯”と見られていてしまったキムタクだが、俳優業の方でもピンチは続いていることは間違いないようだ。そこでなんとか現状を打開したいと策を練る中、原点回帰となる“舞台”での挑戦を考えているようだ。 1989年にキムタクは「盲導犬」という舞台に出演した。この舞台の演出家は厳しい指導で有名な蜷川幸雄。もちろん、キムタクにも厳しい演技指導が連日続き、若き日のキムタクの頭髪の一部がごっそり白髪になるほどだったという。しかし、蜷川との出会いは、その後のキムタクの人生に大きく影響を与えたようだ。最近になってキムタクは、自身のラジオ番組で、「蜷川幸雄と出会えなければ仕事を続けていない」「それまでは仕事をなめていた」などと振り返っている。 さらに、所属事務所の意向も大きいという。 「そもそもジャニーズ事務所は舞台で活躍する俳優がもっとも評価される。今ならタッキー(滝沢秀明)やキンキの堂本光一でしょう。キムタクも俳優として事務所に認められるためには、舞台に本格参戦する必要がある」 近いうちに、舞台でキムタクをみる日が来るかもしれない。
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その他 2017年03月10日 17時00分
「キムチの卵とじ丼」ダイエットには辛み成分カプサイシンを!
今回ご紹介するレシピは、甘辛い味が病みつきになる「キムチの卵とじ丼」です。キムチの辛み成分であるカプサイシンは、エネルギー代謝を活発にし、体脂肪の分解を促す働きがあります。また、食物繊維と乳酸菌が豊富に含まれているので、便秘の解消にも役立ちます。お気に入りのビールと一緒に、ねぎと刻みのりをたっぷり盛り付けてお召し上がりください。【材料 2人分】玉ねぎ 1/4個(薄切りにする)キムチ 1カップしょうゆ 大さじ2みりん 大さじ2卵 2個温かいご飯 2膳ねぎ 適量(トッピング用)刻みのり 適量(トッピング用) 1.フライパンに玉ねぎ、キムチ、しょうゆ、みりん、水大さじ5を入れ、玉ねぎに火が通るまで煮る。 2.卵をといて、フライパンに回し入れる。卵が半熟(またはお好みの固さ)に固まったら、火を止め、温かいご飯の上にのせる。ねぎと刻みのりをたっぷり盛り付ける。 玉ねぎだけでなく、しめじやえのきなどのきのこ類や、豆腐や納豆を加えるなどして、バリエーションを増やしてみてはいかがでしょうか?【オダーナルみさ】
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