社会
-
社会 2018年12月25日 18時00分
懲役18年は軽すぎる東名あおり運転“殺人” 全国民を敵に回した謝罪文
高速道路上のあおり運転死傷事件で、危険運転致死傷罪などに問われた石橋和歩被告(26)に懲役18年(求刑懲役23年)の判決が下った。 同被告は昨年、神奈川県の東名高速で、萩山友香さん(当時39)運転のワゴン車の前に割り込んで追い越し車線に停車させ、大型トラックが追突する事故を誘発。友香さんと夫の嘉久さん(当時45)を死亡させ、娘2人にけがを負わせた。「ところが、逮捕後の石橋被告は『自分のほうがあおられた』と否認。検察側は、危険運転を立証するため、加害車両のGPSを解析するなど、状況証拠を詳細に集めて被告の嘘を暴いたのです」(司法記者) 石橋被告は、これまでにも悪質なあおり運転を繰り返し、トラブルが絶えなかったという。東名の事故直後も運転を続け、8月には後続車をむりやり停車させ、窓ガラスを叩いて降車を要求する強要未遂事件も起こしていた。 しかも、萩山さんの娘に対し、〈お父さんとお母さんを死なせてしまって申し訳ないと思うけれど、この事故がなければ、彼女と結婚する予定でした。自分が支えていきたいので、この事故のことをお許しください〉との内容の謝罪文を送りつけ、遺族感情を逆なで。身勝手な文面で、裁判員はもとより国民を敵に回した。 この事件を受け、警察庁は今年1月、あらゆる法令を駆使して捜査を徹底するよう各都道府県警に指示。全国一斉の取り締まりや、ヘリコプターとパトカーの連携なども強化された。 結果、車間距離を極端に詰めるなどの道路交通法に違反したとして検挙されたあおり運転は、今年10月末までに全国で1万873件に上り、去年の同時期のおよそ2倍に増えていた。 ノンフィクションライターの窪田順生氏が言う。「闇金が社会問題化した時と同じ構図ですよ。もともとこの手の事件はあったんですが、これまで警察が介入することは多くなかった。社会問題化し、これまで泣き寝入りしていた被害者が通報、事件化されることで表沙汰になるようになったんだと思います」 石橋被告の事件が報じられて以降、ドライブレコーダーの装着率が飛躍的に伸び、あおり運転の抑制効果が期待されている。 萩山さんの娘も、あおり運転が減れば〈両親の死は無駄ではなかった〉と陳述していた。全ドライバーは、この言葉を胸に刻み、ハンドルを握るべきだ。
-
社会 2018年12月25日 12時50分
リアル“中学聖日記”? 16歳男子高校生を自宅に泊めた26歳女逮捕で、非難と擁護の声に二分
23日、兵庫県警尼崎南署は交際している男子高校生・16歳を自宅に招き入れ一晩泊めたとして、未成年者誘拐の疑いで尼崎市に住む会社員の女・26歳を逮捕した。逮捕容疑は、22日午後4時ごろから23日午前4時50分ごろの間、同市の男子高校生を女が自宅に招き入れて誘拐した疑い。同署によると、被害者の母親から23日午前2時すぎに「息子が帰ってこない」と通報があった。母親は9月、2人の交際について同署に相談していた。女は容疑を認めているが、「男子高校生が『困っている』と言ったので家に入れただけ」と話しているという。 この事件に対して、ネットユーザーから真っ先に上がった声が「『リアル中学聖日記』だ」という言葉。『中学聖日記』(TBS)は10月期の火曜ドラマ枠で、有村架純が中学教員(その後退職)の主人公、相手役を10歳年下の生徒の設定で岡田健史が演じた。同ドラマではまさに「未成年者誘拐罪の疑い」で主人公が警察署に連行されるシーンがある。男性側が10歳年下ということも事件と一致しており、『中学聖日記』を連想することは自然だろう。 「合意の上なら何が問題なのかわからない。逮捕するのはひどい」「未成年と成人の恋愛なんてよくあること。自分も夫とはそれぐらいの年の差恋愛から結婚した」「母親が以前から警察に相談していたということだし、母親がこの女のことを気に入らなかっただけなのでは?」のように、女を擁護する声も少なくなかった。 ただやはり、「単純に気持ち悪い。男女逆だったら誰もがロリコンだと批判するはず。女性側が年上だからといって許されることではない」「真剣交際なら許されるみたいに書いている人たち、この年齢差と立場で真剣交際ということ自体が問題なんだよ」「母親が警察に相談までしているということは、女に対しての指導もあったはず。それでも交際を続けた結果が最悪の事態になったのだから、許されるわけがない」と、女を非難する声も擁護の声以上に見られた。 確かに、今回の事件が男女逆だったら「またロリコン男が」と非難されるだけで、擁護の声はほとんど上がらなかっただろう。ただ、世間の声がどうであろうと、女の行為はドラマのように純愛とはならず、犯罪でしかないことは確かである。文/浅利 水奈
-
社会 2018年12月25日 06時30分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第301回 欧州の姿から見える日本の未来
安倍政権は’18年秋の臨時国会で、移民法(出入国管理法改正)、コンセッション方式の水道民営化(水道法改正)、企業の漁業参入促進を目的とした漁業法改正など、一連の「グローバリズム政策」を通した。結果、我が国の未来がほぼ確定した。 日本の未来は、いかなる姿を持つのか。緊縮財政、規制緩和、自由貿易といった政策を、日本に先行して推進してきた先進諸国、すなわち欧州諸国を見ればよく分かる。 フランスでは「反グローバリズム」のデモ(※反「燃料税」ではない)が続いている。フランスは、日米英独とは異なり、失業率が9%前後で高止まりしている。 しかも、フランスの10年物国債金利は0・68%と史上最低の水準に低迷。インフレ率も2%を切っている。 ならば、失業率が改善するまで国債を発行し、財政を拡大すればいいのだが、EU加盟国のフランスは、EUの財政規律ルールを守らなければならない。 というわけで、マクロン政権は、「緊縮財政により財政健全化を達成しつつ、失業率を改善するために必要なのは、労働規制の緩和である」 と、集団解雇の手続き簡素化、雇用維持協定の緩和、不当解雇の際の補償金額の「上限」を設定、解雇不服申し立ての「期間短縮」など、企業に有利な労働規制の緩和が行われた。 加えて、年金受給年齢引き上げ(2023年までに67歳)、社会保障増税、たばこ増税、住宅手当の削減などの緊縮財政を堅持し、移民制限はなし。同時に富裕層や企業の減税を行うという「まるで、どこかで聞いた話」の政策ばかりが推進されたのだ。 安倍政権そのままの「グローバリズムのトリニティ(緊縮財政+規制緩和+自由貿易)」を推進し、国民が怒りに耐えかねたというのが、今回の「反グローバリズム」デモの本質なのである。 フランスの反グローバリズム運動は、運転手が車内に備えることを義務付けられている「黄色いベスト」をデモ参加者が着込んでいることから、「黄色いベスト運動」と呼ばれている。 12月10日、マクロン大統領は、黄色いベスト運動の高まりを受け、最低賃金引き上げや年金生活者を対象とした減税などの対策を発表。結果的に、フランスの財政赤字がEUのルール(対GDP比3%)を超す可能性が出てきた。 すると、EUから「予算を削れ」と圧力を受けているイタリアのディマイオ副首相が、「財政赤字の対GDP比率に関する規則がイタリアにとって有効であるならば、それらがマクロン大統領にとっても有効であることを期待する」 と言い出した。 ディマイオ副首相は、フランスもまたイタリア同様に、EUの財政規律を脅かしているとし、EUが両国を同等に扱うことを要求したわけだ。イタリアの思惑は、フランスを巻き込むことにより、EUの財政主権に対する侵害の影響を最小化することだろう。 もっとも、フランスもイタリアも、EUという「グローバリズムの国際協定」に加盟している限り、積極的な財政拡大に打って出ることはできない。さらに、両国ともにユーロ加盟であるため、金融の主権もない。EUやユーロは国家を縛る「呪縛」だ。 ところで、いち早くEUという「呪縛」から抜け出すことを決意したイギリスはどうなっているか。イギリスとEUが11月に合意した「ブレグジット(イギリスのEUからの離脱)」協定案について、英国内での反発が強く、メイ首相が窮地に陥っている。 現在のイギリスとEUとの離脱案は、イギリスが今後もEUのルール、つまりは「呪縛」に縛られる可能性を秘めており、離脱派が反発しているのだ。 最大の問題は、アイルランド国境である。協定案では、連合王国(イギリス)がEUから離脱しても、北アイルランドとアイルランド共和国との国境は、これまで通り、ヒトやモノが「自由」に行き交うことになっている。その場合、北アイルランドはEUの関税同盟に残留することになる。 となると、連合王国の他の地方、例えば、スコットランドやウェールズにとっては、「なぜ、北アイルランドだけが特別扱いなのだ」 という話になってしまい、さらには北アイルランドの連合王国からの「独立」といった未来すら見え隠れする。 結局、まずは連合王国が北アイルランドを含めEUから完全離脱し、関税同盟からも抜ける。その上で、一般的なWTOルールに則り、EUとの関係を築くしかない。 その場合、アイルランド共和国と北アイルランドとの間に「国境」が復活し、ヒトの移動の際に「入国審査」が、モノの移動の際には「関税」が必要ということになるが、物理的に不可能だ。 ならば、どうしたらいいのだ、と思われただろうが、どうにもならない。 一度、EUのような国際協定に入ると、原状復帰は至難の業という現実を、ブレグジットはまざまざと見せつけている。 ところで、EUの盟主たるドイツでは、メルケル首相が与党CDUの党首選再出馬を断念。新党首となったアンネグレート・クランプカレンバウアー氏は、メルケル式の移民政策を見直す考えを表明した。 クランプカレンバウアー党首は、比較的移民に「穏健」だが、それでも移民に対するドイツ語の学習義務付けや、犯罪歴のある移民追放を主張している。移民の「ドイツ化」を推進すると宣言したわけだ。 欧州を席巻した「多文化共生主義」は、クランプカレンバウアー党首誕生により、終焉を迎えることになりそうだ。 この状況で、我が国は多文化共生的な移民受入に舵を切った。現在の欧州諸国の苦難、具体的には「緊縮財政」「国際協定」「移民受入」といったグローバリズム政策の後始末に苦しむ姿こそが、まさに「日本の未来」なのだ。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
-
-
社会 2018年12月25日 06時00分
おじさんの知らないJKライフ “陽キャ”と“陰キャ”それぞれの年末年始
高校生の間では、“陽キャ”と“陰キャ”の区分けがある。この言葉すらピンと来ないおじさんの為に、現役JKに聞いてみた。 陽キャとは陽気でキャピキャピしている、クラスでも目立つ存在。部活動も花形のダンス部や、運動部が多い。一方、陰キャは真面目でおとなしく、目立たないタイプの事を指す。部活はもちろん文化部である。 学校での休み時間の過ごし方も、陽キャは大勢で一人の机に集まり、人気の芸能人のSNSをチェックしキャーキャー騒いでいる。それに対して、陰キャは自分の机から動かず、机の中からおもむろに本を取り出し読み始めるなど、完全に一人の空間を作り出す。 陽キャのトレンドと言えば、“TikTok”に代表される動画投稿・共有アプリ。可愛さを競うダンスや目を引く加工を日々研究し、友達を増やすことに情熱を注いでいる。一方、陰キャはニコニコ動画などでアニメやゲームのプレイ動画を視聴。あくまで自分やその周りのみの狭くて深い世界を楽しんでいる。 陽キャの多くの冬休みの過ごし方は、クリスマスも年越しも彼氏とデート。お正月は大勢の友達で福袋を買いに行き、仲間で服の交換会をして、インスタに上げる。まさしくキラキラした青春を謳歌しているのだ。 一方の陰キャは異性には縁がなく、年末年始も家族で穏やかに過ごすことが定番。自分の世界を大切にする傾向なので、オシャレやメイクなどにもあまり関心がない。趣味も読書、動画視聴など独りでインドアで過ごす事を楽しんでいる。キラキラ度はあまりない。 陽キャはお洒落やメイクアップ、デートなどにお金がかかり、バイトも居酒屋の店員などの接客業を選ぶことが多く、陰キャは主に趣味にお金を費やし、バイトもひっそりとファミレスのキッチンや、スーパーのレジ打ちなど、地味めな仕事を好む。 陽キャは何かと派手な交友関係になることも多く、いわゆる“危ないバイト”に手を出す傾向もある。目立つ容姿で大人びていても中身は高校生。悪い大人に騙されるのもこのタイプに多い。方や、陰キャものめり込む特性があるので、気に入った事ならアクティブに行動する。クリスマスには興味がなくても、年末の「コミックマーケット」、いわゆるコミケには大挙して押し寄せるのだ。昇華していくとコスプレを見る側からやる側になり、「陰キャ内陽キャ」が登場するなど、ややこしい状況も多々見られる。また、肌を露わにするアニメキャラなどに扮するので、ストーカー被害も後を絶たないなど、こちらにも危険が潜んでいる。 おじさん世代でもある程度の区分けはあった。しかし、ここまでハッキリと分かれていなかったような気がする。また、陽気なグループは昔から派手な行動で、いまの“陽キャ”とあまり変わらない感じもするが、おじさん世代の“ネクラ”と言われていた人たちと、“陰キャ”のギャップは激しい気がする。オタク文化が“COOL JAPAN”などと位置付けられたことによる影響も大きいのであろう。 どちらにせよ、おじさんにはJKの世界は理解できないことが多すぎるので、下手にわかったふりをすると、大やけどするので要注意。間違ってもTikTokやってみようかな、なんて気を起こさぬように…文 / 萩原 孝弘
-
社会 2018年12月25日 06時00分
進次郎無視への報復 小泉元首相が朝日新聞で「安倍猛批判」
ポスト安倍にもっとも近い男、自民党の小泉進次郎厚生労働部会長が平成最後の年の瀬を迎えて浮かない表情だという。自ら立ち上げ、強力に推進、次のステップにしようと意気込んだ国会改革が安倍首相や与野党の思惑で全く先が見えなくなっているからだ。 このままでは「有言不実行の進次郎」「看板倒れの進次郎」というレッテルを貼られかねないピンチだ。これに進次郎氏の父親、小泉純一郎元首相が、安倍首相が元凶とばかりに猛批判を展開、援護射撃で倒閣に躍起となりはじめた。 まずは、進次郎氏が進める国会改革の中身、そして現在の進捗状況はどうなっているのか。 今年6月、進次郎氏は超党派の『「平成のうちに」衆議院改革実現会議』を立ち上げている。当初のメンバーは自民党の浜田靖一元防衛相を会長に据え、進次郎氏は事務局長、ほか国民民主党の古川元久代表代行や無所属の細野豪志元内閣府特命担当大臣ら錚々たるメンバーが参加。初会合は100人突破で前途洋々に見えた。 同会議の提言骨子は(1)党首討論を2週間に1度国会審議のIT・ペーパーレス化などだ。だが、安倍周辺関係者は改革案をこう批判する。「安倍さんは森友、加計学園疑惑が沸騰当時から、スキャンダル狙いの党首討論に否定的でした。これを2週間に1度、進次郎改革でやられたら連ドラ『安倍叩き』をやるようなもの。たまらん、ということですよ。進次郎氏は国会改革という名のもと、野党議員を巻き込んでいる。そもそも、進次郎氏は先の総裁選で石破茂氏に投票しており、その彼が今度は与野党をガラガラポンして新たな2大政党狙いで国会改革するという情報まである。そんな話に到底乗れるわけがない」
-
-
社会 2018年12月24日 23時00分
大晦日の過ごし方で、ストレス度合いがわかる? 高ストレス女性が見るテレビ番組は
メディプラス研究所のサイト「オフラボ」は、全国7万人の女性を対象にした「ココロの体力測定」で、2017年の大晦日に見ていたテレビ番組を調査した。同調査は、厚生労働省のストレスチェックをもとに、77点以上を「高ストレス女性」、39点以下を「低ストレス女性」と定義し、それぞれに分けて聞いたものだ。 低ストレス女性で最も多かったのは『紅白歌合戦2017』で34.9%、高ストレス女性は24.0%だった。高ストレス女性で最も多かったのは『笑ってはいけない(ガキの使いやあらへんで!年末SP)』を見ていたという回答で、25.6%だった。低ストレス女性は20.9%にとどまった。お笑いは「ストレスを抱えている人ほど好む」とはよく聞くが、実際そうなのかもしれない。 ストレスチェックを受けてもらい、高ストレス女性と低ストレス女性と定義された女性それぞれに、2017年の大晦日に見ていた番組を聞いた。 (40代・主婦・低ストレス)「毎年無難に紅白ですね。家族でまったり見るのが好きです」 (30代・経理・高ストレス)「『ガキ使』です。年末年始ぐらい笑いたいので」 (20代・営業・低ストレス)「せっかくなので、普段はゆっくりと見られないDVDを見ました。今年は今までに録画してきたバラエティを一気に見たいですね」 (30代・アパレル・高ストレス)「だいたい毎年大晦日のその時間帯は、友人と出かけています。だからテレビは見ないです」 同調査の結果は、これらの意見を裏付けたものだ。大きく高ストレス女性と低ストレス女性で倍率に差が出た回答は、「録画やDVDの番組」というもの。低ストレス女性は7.6%で、これは高ストレス女性の2.9%に当たる2.61倍。反対に、高ストレス女性に多かった回答は「外出していた/視聴していない」の11.8%。低ストレス女性は5.2%で、2.26倍の開きが出た。イメージ通り、低ストレス女性ほど大晦日は家でゆっくり過ごし、高ストレス女性ほど普段のストレスを発散するために外出する傾向があるようだ。 (20代・接客業・高ストレス)「去年もそうでしたが、今年も大晦日は勤めているコンビニに出勤しないといけないんですよね…」 (30代・主婦・高ストレス)「年末年始は義実家に帰省します。そのために、毎年テレビなんて気軽に見られる状況ではないです。今年ももうすぐ帰省ですが、気が重いです」 ただ、こういった意見からも分かるように、高ストレス女性の中には、仕事や義実家への帰省で外出している場合も多いのかもしれない。大晦日まで忙しいともなると、「高ストレス」という結果が出るのも自然なことだろう。大晦日は家でテレビを見ながらまったり、外出するなら楽しく外出、というのは理想的な過ごし方だが、年末年始だからといって休める人ばかりではないのが現状のようだ。文/浅利 水奈
-
社会 2018年12月24日 12時10分
定番の“あるある”ミスに気をつけよう クリスマスイブ、男女の気まずいエピソード
恋人たちにとって特別な日であるクリスマスがやってくる。特にクリスマスイブは、いつもよりロマンティックな演出で二人の愛を深めたいと思うもの。しかしながら、意外にクリスマスやイブの日に失敗をしてしまった人は多いようだ。そんな“アイタタタなエピソード”の数々をまとめてみた。 「もうほとんど付き合えそうな女の子と過ごしたクリスマスイブ。このままホテルに持ち込んで告白をしようと思っていて、女の子もそれなりに乗り気の様子。そこで勢いでラブホに直行したのですが、まさかのどこも満室だったんです。車で何軒も回ることになり雰囲気も台無し。結局、空室を見つけられず気まずく帰りました」(30代・男性) 最近はアプリなどで予約ができるラブホテルも多いので、イブともなると満室になることは間違いない。行くだけでも気まずいのに、満室で帰る姿は想像するだけで辛いかも…。 「付き合って初めてのクリスマスイブ。デートを完璧にエスコートすることばかりに気を取られ、まさかのプレゼントを用意していないというミス! 彼女側は用意してくれていたので、渡された瞬間気まずくなって、なぜか“金欠”という言い訳をしてしまいました…。それが原因かは分かりませんが、その後、彼女とはすぐにお別れすることになりました」(20代・男性) 特に男性はレストランの選定など気を遣うことも多いので、思わぬミスをしてしまうもの。しかし、言い訳に金欠は痛かったかもしれない…。 「いつもイブの日に限って残業に。気持ちが浮かれているからか、ミスの後処理に追われ、2時間近く彼女を待たせてしまいました。いつも優しい彼女ですが、さすがにイブの日に何時間も待たされるという仕打ちにはキレたようで、そのあと大喧嘩に。年が明けても彼女の怒りは収まりませんでした」(40代・男性) 仕事で遅刻してしまうのは、男女問わずある様子。今年はできるだけトラブルを避け、楽しいクリスマスを過ごしてもらいたいものだ。
-
社会 2018年12月24日 06時30分
森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★米中貿易摩擦の本当の意味
12月5日に中国の通信機器大手ファーウェイの副会長、孟晩舟(モンワンジョウ)最高財務責任者が、米国の要請を受けたカナダ政府に身柄拘束された。ファーウェイが、米国の対イラン経済制裁に違反して、イランに通信機器を輸出した容疑だとされる。だが、額面通りに受け取る関係者はいない。これは明らかに、トランプ政権のファーウェイに対するけん制だ。その証拠に、何でも米国に追従する日本政府は、翌6日に、中央省庁や自衛隊が使用する通信機器からファーウェイとZTEの2社製品を排除する方針を早速決めた。 米国は8月に成立した国防権限法で、ファーウェイとZTEの製品を米国の政府機関や、政府の取引企業が使用することを禁じている。両社の製品には、ウイルスが仕込まれていて、通信を中国当局が盗聴したり、サイバー攻撃を行う際の起点となっている疑いがあるという。私は通信技術の専門家ではないので、それが本当かどうか分からないが、そのことは本質的な問題ではない。本質は、アメリカがファーウェイを封じ込めようとしている事実だ。 ’87年に中国・深センに設立されたファーウェイは、通信端末の分野で米国のアップルを抜いて、世界第2位に躍り出ている。また、通信事業者向けネットワーク事業や法人向けICTソリューション事業などで、世界170カ国以上でビジネスを展開している。ファーウェイは研究開発に積極的で、売上高の15%を開発費に注ぎ込み、いまや世界最先端の通信技術を擁するようになった。トランプ大統領は、それが気に入らないのだ。 トランプ大統領の本音は、「中国は日用品や家電製品を人海戦術で作ることに専念して、アメリカが独占してきた先端情報分野に足を踏み入れることは許さない」ということなのだ。 米国が、今年7月から9月に中国に課した制裁関税は、「中国がアメリカの知的財産権を侵害している」というのが表向きの理由だった。だとしたら中国は、「今後、アメリカ製品のパクリはしません」と宣言すれば、貿易戦争は収まるはず。しかし、中国がそうしないのは、水面下で突き付けられている米国からの要求が、アメリカがリードしてきた最先端情報技術分野からの撤退だからだ、と複数の中国の専門家は証言する。中国政府は、「中国製造2025(メイド・イン・チャイナ2025)」という計画を推進している。2049年の中華人民共和国建国100周年までに、現在の労働集約型のモノづくりから完全脱却して、世界最先端の技術に立脚した製造大国の地位を築くことが最終目標だ。 その中で、自動運転の実現に不可欠の第五世代通信(5G)の開発を進めるファーウェイは、中国の国家戦略にとって、最重要企業だ。だからこそ、アメリカは「出る杭」であるファーウェイをいまのうちに徹底的に叩いておきたいのだ。 米中貿易戦争は90日間の休戦になっているが、国家の威信をかけた戦いである以上、来年4月から、再び激化するのは確実だ。 そうした中で、情けないのが日本政府の対応だ。カーナビで最先端技術を誇ったパイオニアも、香港の投資ファンドが買収する方向。日本は、最先端技術のカヤの外に置かれ、ずるずると途上国への道を歩んでしまうのだろうか。
-
社会 2018年12月24日 06時00分
田中角栄「名勝負物語」 第四番 三木武夫(1)
「三木をやり手の年増芸者とすれば、福田(赳夫)も大平(正芳)も女学生みたいなものだ。三木がプロなら、福田も大平もアマ」 「太鼓、三味線の音が鳴り出せば、三木は呼びもしないのに飛んでくる。年増芸者ながら尻まで裾をはしょって舞台に上がり、客の前で踊ってみせる。しぶとい。しかし、『芸』があるからアレは生き残る」 幾多の権力抗争を制し、ついには天下を取った“炯眼”田中角栄ならではの三木武夫評である。その意味では、田中の真の権力闘争の相手は「角福戦争」を繰り広げた福田赳夫ではなく、じつは田中を「金権体質」と糾弾し続けた「クリーン三木」を標榜する三木武夫であった。また、その三木の“仮面”との戦いが、田中最後の権力闘争とも言えたのである。 田中はのちに竹下登の田中派分裂の“造反”に遭い、その攻防戦に身を削ったが、これはロッキード事件を引きずっていたゆえの、水は低きに流れるの謂い、時の流れでもあり、真の権力闘争とは言い難かったのだ。 三木と田中の政治、人生に対する「見方」の決定的違いは、その生い立ちにさかのぼる。田中が貧窮の幼少期から這い上がったのに対し、三木は自らの著で子供の頃から「甘やかされて育った」と記したように、世俗の苦労とは無縁であった。三木の生い立ちを記してみると後年の「三木像」がうなづけるのである。 三木は徳島県の香川県との県境近くの村で、明治40(1907)年、農業と肥料を営む裕福な家で一人っ子として生まれた。小学生時代から「自分は将来、総理大臣になる」と“宣言”し、家の前に積まれた米俵の上に立っては、身ぶり手ぶりを交えて演説のマネをしていたくらいだった。 もとより小学校での「話し方大会」でも活躍、県立徳島商業学校に進学すると、迷わず弁論部に入っている。また、この徳島商業では、野球部の集めた資金を校長以下が宴会など遊興費に流用したことに怒り、弾劾ストライキの先頭に立ち、校長もクビになったが、三木も放校、神戸の中外商業への転校を余儀なくされている。中外商業卒業後は明治大学専門部商学科に入学、ここでも弁論部で活躍している。 卒業後は改めて法学科に再入学、アメリカ、ヨーロッパに遊学したあと、昭和12年3月にようやく30歳で明大を卒業したのだった。この遊学には、生家が当時のカネで5000円を手渡した。“あんみつ”一杯が10銭の当時からすると、今ならゆうに数百万円に相当したのだから、なるほど一人息子ゆえ両親の寵愛を一身に受けて「甘やかされて育った」ことになる。 この頃の時代背景は、政党内閣制が崩壊、満州事変や「二・二六事件」を経て軍部が台頭し、政治への支配力を強めていたが、一方でこれに対抗するデモクラシー復活気運の高まりもあった。折りから、時の林銑十郎内閣が昭和12年3月、議会を解散、三木は待ってましたと言うように、就職することなくこの選挙に無所属で出馬、当選を果たしたのであった。学生服姿での立候補で、30歳当選は最年少、新聞は東京―ロンドン間を飛び、平均時速で世界記録を達成した「神風号」になぞらえ、「神風候補」とはやし立てたものだった。 また、この選挙中に三木は既成政党に向かって「金権体質」などと厳しく批判、政党活動の浄化を叫んでいた。 当選後は日中戦争さなかに次第に高まる日米開戦論に対抗し、日米協調の運動を繰り広げた。ために、昭和16年12月開戦の太平洋戦争中に東條英機内閣が行った「翼賛選挙」では、政府から推薦を外されるなど様々な妨害に遭ったものの、これをはねのけ、落選をすることがなかったのだった。★「バルカン政治家」の誕生 戦前の三木は、就職経験がなく、実社会を知らずで、まさに怖いものなしの「反骨政治家」を見せつけた。田中はと言えば、地べたを這う苦節の末、自らの建築事務所を開設したのを手始めに『田中土建工業』を設立、昭和17年には年間施工実績全国50位以内にランクインされるなど事業家としての道をひた走っていたのだった。そして、昭和20年の終戦を機に、田中は衆院議員に当選(昭和22年)して政界入り、「政治家三木」と対峙することになる。 田中は民主党、民主自由党と大政党に所属、時の首相・吉田茂の門下に入り、若くして政治家としての頭角を現わしていく。一方の三木は吉田に組せず、一貫して左右の「中道路線」を歩み、協同民主党結成のあと、国民協同党では少数党ながら一党の党首となり、社会党の片山哲と連立内閣を組んで逓信大臣に就任した。その後も、国民民主党、改進党、日本民主党と所属政党の再編を繰り広げながら「第3勢力」の有力者の地位を定着させていった。 その間、吉田政権打倒が常に旗印で、ついには鳩山一郎内閣の成立に協力、ここで運輸大臣として2度目の入閣を果たすのだった。 常に少数政党を率い、埋没することなく生き残る三木に対して、「バルカン政治家」との名前が出たのはこの頃からである。一貫して「議会の子」として政界遊よくを繰り返す三木に対して、田中は戦後復興に資するための鉄道、道路、住宅など、次々と議員立法を成立させていく。やがて、三木は田中の「金権体質」を批判。両者が激突する日がやってくることになる。(文中敬称略/この項つづく)***********************************************小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
-
-
社会 2018年12月24日 06時00分
アメリカより盛り上がっている? 訪日米国人が必ず不思議に感じる「日本式クリスマス」
日本各地の街はイルミネーションで彩られ、華やかなムードに包まれるクリスマスシーズン。来日したてのアメリカ人は「アメリカよりも盛り上がっている!?」と目を丸くすることも多いと聞く。そこで、訪日するアメリカ人に人気の米軍基地近くのバーでリサーチしてみたところ、“日本式クリスマス”の不思議に感じる点は主に3つに絞られた。 まずは「クリスマスケーキ」。アメリカのほうが大きくて派手なケーキを想像してしまうが、デコレーションされたケーキが街中で売られている光景は、アメリカ本国ではあまり見ないとのこと。 クリスマスのケーキといえば、手作りのアップルパイやパンプキンパイが定番。人の形をしたジンジャーブレッドクッキーや、赤と白のストライプの杖型キャンディーも無くてはならないアイテム。それらは見かけることがなく、早くからコンビニなどでケーキの予約を煽っていることに違和感を覚えているそうだ。 2つ目は「フライドチキン」。ケンタッキー・フライド・チキンや各社コンビニがこぞって宣伝していることを不思議に思っているそうだ。アメリカでは基本ターキー(七面鳥の丸焼き)でお祝いする。しかし、11月の第4木曜が“サンクスギビングデー”で、そこでも必ずターキーを焼くので、食傷気味。だから、家庭によってはローストビーフやハムをグリルすることも多い。いずれにせよクリスマスは特別な日なので、ファストフードでお祝いすることなどあり得ないとのことだ。 最後は必ず疑問に思うという「恋人と過ごすクリスマス」。アメリカでのクリスマスは家族、親戚と共に祝うことが当たり前。恋人とはニューイヤーイブを過ごすことはあっても、クリスマスは家族との時間という認識だ。日本では大みそか、正月は家族で過ごす習慣があるため、真逆のようだ。 当然だが、大体がキリスト教徒のアメリカ人にとって、クリスマスは宗教行事。クリスマスイブには家族で教会で特別な礼拝を行い、そのあとにディナーを楽しむのである。クリスマスを恋人と過ごそうと躍起になって彼氏、彼女を探している姿や、「クリぼっち」なる言葉すらある日本のクリスマスの光景を、彼らは滑稽に思っているのである。 大体がキリスト教徒でもない多くの日本人が、クリスマスを祝うことに違和感を覚えているアメリカ人も多いことも分かった。もちろん日本式にクリスマスを楽しむことも悪くはないが、昨今はインバウンダーもたくさん訪れている。元はクリスチャンのお祝いということを、もう一度認識して過ごすことも必要なのかもしれない。
-
社会
都知事選 石原氏満員電車でGO!
2007年03月23日 15時00分
-
社会
都知事選きょう告示、石原氏ら第一声
2007年03月22日 15時00分
-
社会
桜金造都知事選正式表明
2007年03月20日 15時00分
-
社会
都知事選 黒川氏が石原知事をホリエモン呼ばわり
2007年03月19日 15時00分
-
社会
ホリエモン実刑
2007年03月16日 15時00分
-
社会
丸山弁護士東京都知事選出馬へ
2007年03月09日 15時00分
-
社会
石原カジノ構想消滅!?浅野氏に“追い風”吹く
2007年03月07日 15時00分
-
社会
上層部スタッフが告発 NOVA 怪文書
2007年02月21日 15時00分
特集
-

あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
-

TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
芸能
2025年09月26日 18時00分
-
-

元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
芸能
2025年09月18日 17時00分
-

岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-

misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分
