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支援施設がグッドデザイン賞受賞! 記念レセプションで語られた東日本大震災「復興・創生期間」に何をすべきか

 一般財団法人・日本アムウェイOne by One財団が13日(火)、東京・港区の東京アメリカンクラブで「2016 Remember HOPE Reception」を開催した。これは、東日本大震災復興支援プロジェクトの一環として岩手・大槌町に2015年建設されたコミュニティ施設「Remember HOPE 浪板海岸ヴィレッジ(大槌アムウェイハウス)」が、今年のグッドデザイン賞に輝いたことを記念して行われたもの。レセプションには、在日米国大使館広報・文化交流担当公使のマルゴ・キャリントン氏のほか、同財団の代表理事・イ冬 嘉楓(トウカフウ)氏、ピーター・ストライダム日本アムウェイ合同会社社長、平野公三・大槌町町長、さらには大槌町の姉妹都市である米国フォートブラッグ市のデイブ・ターナー市長らが登壇。これまでの活動と今後の展望について語った。

 「Remember HOPE 東北復興支援プロジェクト」とは、「被災者を決して忘れないこと」と「希望を届けること」を目的に、地域コミュニティの再生を支援する活動。東日本大震災からやがて6年になろうとしている「復興・創生期間」に、何をすべきかを考え実行していくプロジェクトのことだ。

 最初に登壇したピーター・ストライダム日本アムウェイ合同会社社長は、「施設を建設するだけが、目的ではない」とし、「コミュニティに、人に希望に対して支援を続けていく」とこれからの展開について語る。在日米国大使館広報・文化交流担当公使のマルゴ・キャリントン氏も「3・11の記憶を風化させてはならない。日米が連携して多様な支援が出来ることは素晴らしいこと」と述べた。米国は震災直後、「友情をはぐくむ花」として3000本のハナミズキの木を日本および被災地へ植樹目的で寄贈したエピソードも紹介された。

 「Remember HOPE」という活動について、同財団の代表理事・イ冬 嘉楓氏は、「2012年に息の長い復興支援を実現するために本プログラムを開始しました。被災地を訪れ、真の復興にはコミュニティの再生が不可欠だと考えました。そこで、人が集まる施設を建設しようと計画、翌年、そのチャリティー活動を目的に一般財団法人・日本アムウェイOne by One財団が設立されました」と、これまでの経緯を明かす。具体的活動としては、4棟のコミュニティハウスをすでに建設したという。また、「建ててからが始まり」(イ冬氏)と話すように、年間を通して多くのイベントを開催し、地域住民の交流サポートとなっているという。

 今回受賞となった「Remember HOPE 浪板海岸ヴィレッジ」がある岩手・大槌町の平野町長は、「(震災前)浪板海岸はサーフィンの聖地として、海水浴場として賑わう観光地だった。グッドデザイン賞をきっかけに、浪板海岸の賑わいを取り戻し、住民ひとり一人が復興を実感できるよう強く考えていきたい」と、官民一体となった活動をこれからも継続していくことを明言した。

 1999年に文化交流プログラムで子息が大槌町を訪れて以来、平野町長とは家族ぐるみのつきあいだという米国フォートブラッグ市のデイブ・ターナー市長。2005年に姉妹都市となり初めて訪れたが、震災直後、二度目に訪れたときは「悲しい光景だった」と嘆いた。しかし、復興支援で生まれ変わりつつある町を見たいと来日、今回の訪問に期待をにじませていた。いずれにせよ、今回の受賞が、被災地の復興支援の活力になったのは間違いない。(リアルライブ編集部PR記事)

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