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大日本に歴史あり 15周年記念興行(1)

 大日本プロレスもいよいよ創立15周年を迎えた。たった3人で始まった団体は、横浜文体でビッグマッチを組むまでに成長し、WWEにTAJIRIを送り込むまでになったのである。
 そのTAJIRIをゲストに迎えて、シャドウWX&ジ・ウインガー&藤田ミノルvs.TAJIRI&山川竜司&谷口裕一の6人タッグマッチ。TAJIRI組は全員同期である。
 レフェリーは何と中牧昭二。もちろん、中牧が言うことを聞かないシャドウ組全員をぶちのめすお約束の展開も。
 試合はTAJIRIが時折気の利いたムーブを見せるも、全体としては山川がローンバトルを強いられ、15分35秒、シャドウが山川を垂直落下式ブレーンバスターで仕留めて終わった。終了後はグレート小鹿社長もリングに上がり、大日本の15周年を皆で祝った。

 続いては葛西純&ニック・ゲージ&DJハイドvs.“黒天使”沼澤邪鬼&竹田誠志&木高イサミの「日米デスマッチサミット 有刺鉄線条約」である。普段は名コンビである葛西と沼澤が、有刺鉄線ボード・カミソリボード・有刺鉄線バットの置かれたリングで対決する。
 場外乱闘から始まった試合は、葛西組が終始優勢で、17分51秒、葛西がパールハーバー・スプラッシュで木高を仕留めた。試合終了後は葛西と沼澤が友情を確認し合い、葛西が勝利者賞として貰った「サボテントロフィー」に二人でダイブ。

(「新宿のフォレストガンプ」杉田透 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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