山口の出演番組は、被害者と知り合うきっかけとなった『Rの法則』(NHK Eテレ)は打ち切り。一方で、TOKIO出演の番組『ザ! 鉄腕! DASH!!』(日本テレビ系)は残る4名のメンバーでの継続が発表された。だが、騒動の影響を完全に払拭することはかなわず、前後の番組に影響が出る可能性もある。
「なにしろ、日本テレビ系の日曜夕方から夜の番組は『笑点』『真相報道 バンキシャ!』『ザ! 鉄腕! DASH!!』『謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!』といずれも高視聴率を記録しています。特定の番組だけでなく流れで視聴するリズムができあがっているといえるでしょう。これらの番組に共通する要素は、家族で安心して見ることができる点ですね。しかし、山口の騒動により『鉄腕! DASH!!』離れが起きた場合、前後の番組の視聴率に影響をおよぼす可能性があります」(放送作家)
特に影響を受けそうなのが『イッテQ!』であろう。なにしろ、日曜夜8時はかねてより視聴率激戦区として知られた。
「80年代末から90年代はじめに圧倒的な人気を誇った『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)を『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)が視聴率で追い抜き終了に追い込む“世代交代”も起こりました。現在は『イッテQ!』とNHKの大河ドラマが2トップを走り、テレビ東京が『池の水ぜんぶ抜く』を月1回レギュラー化してぶつけるなど新たな動きも見られます。これまで鉄壁の布陣だった日テレ日曜夜の流れに変化が起きてもおかしくありません」(前出・同)
本人の事務所退所だけでは終わらず、山口ショックは当分続きそうだ。