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フジだけじゃない! 音楽番組が韓流推しにならざるをえない現状

 7組の出演者中、6組までが韓流グループとあって注目されていた10日放送のフジテレビ系音楽番組『HEY!HEY!HEY!』2時間スペシャル特番の視聴率が、前週からかなり急降下し10.3%だったことはリアルライブでも昨報した。韓流偏重番組のバッシングを受けるフジテレビが、そのバッシングに真っ向対決するように放送した番組は思うような結果が得られなかった形だ。

 10日の放送では、東方神起を筆頭に韓国の人気グループ6組が出演。対する日本のアーティストはTRFだけだった。ネット上では反韓のユーザーを中心とした掲示板の話題にのぼり、“視聴阻止”が呼びかけられていた。その成果ともいえなくもないこの低視聴率、ネット住民の“大勝利”かといえば、そうでもないようだ。

 あるテレビ関係者は証言する。「今回は強力な裏番組の存在がありましたからね。NHKではSMAP中国公演のドキュメント、TBSでもなでしこジャパンが出ていた『炎の体育会TV』でしたからね。特にSMAPのNHKには、かなりの視聴率を持って行かれたのではないでしょうか。10%そこらの数字といっても、歌番組衰退のこの時期では、むしろ大健闘といえるかもしれません」。他の関係者も口を揃える。「SMAPが裏に出ている以上、他のジャニーズのグループは出演を自粛せざるを得ない。あと頼みになるのはAKB48ぐらいですからね。どのアーティストも視聴率をそれほど持っていない現状では韓流頼みになるのはフジテレビに限ったことではないでしょう」

 韓流偏重バッシングがデモにまで発展しているフジテレビだが、フジにも韓流頼みにならざるを得ない音楽業界の惨状もありそうだ。

<関連記事>“韓流推し”に限界が見えたフジテレビ http://npn.co.jp/article/detail/52199937/

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