テラノファントムがダービー、レッドアゲートがオークス、トロイオンスがユニコーンSと各路線に顔をそろえる充実のラインナップ。そして、桜花賞でまず1冠目を狙うのが、このソーマジックだ。
この時季に素質開花した父シンボリクリスエス同様、自身も今年に入って未勝利→500万→オープンを一気に3連勝。勝ちあぐねたデビュー2戦がウソのようなトントン拍子。高木助手はいう。
「ここのところクリスエス産駒が勝ち出しているように、この馬もここにきてグンと良くなっている。ただスピード任せでビューッと行っていた以前とはもう別馬。“緩急”がついて制御が利くようになった」
実質的な最終追い切りは1週前。ポリトラックで5Fから強めに追われ、5F65秒9、上がり3F37秒2-12秒0なら文句なしだ。
「前走も強かったけど、前々走の春菜賞は6分半のデキながら、ちょっとモノが違ったという感じ。あのころから後藤さんも『まだまだ。本番はもっといい』と言っていた。一生に一度の桜花賞・・・こればかりは失敗できないね」
V4でヒロインの座を射止めるシーンは大いにありそうだ。