◎イスラボニータ
キャリア1戦あるいは数戦の若駒たちのレースだけに、気持ち的に踏み込んで馬券を買うことはないが、「おっ、これは」という競馬をした馬からチョロっと買ってみたりする。その馬がクラシック路線に乗って来ようものなら、俄然、楽しみが増幅してくる。「自分が育てた」わけでもないのに(笑)、妙に肩入れしてしまいトライアル競走などで馬券的に痛い目にあったことも少なくない。これもまた競馬の楽しみのひとつ。
さて、今年の新潟2歳S、◎に推すのはイスラボニータ。新馬勝ちの時計は平凡だったが、最後の直線で何度も手前を替えていたように遊びながらの完勝。もしかしたらとんでもない化け物かもしれない。完成度の点では話にならず、ここで惨敗する不安はもちろんあるが、この馬の将来性、伸びしろに大きな期待をかけてみたい。フジキセキの産駒は、このレースがマイルになってから3勝しており、データの後押しはある。
他の注目馬は、内枠からアポロスターズ、マイネグラティア、マキャヴィティ、ハープスターあたり。
馬単 流し (3)→(5)(6)(10)(17)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。