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Dynamite!! 船木誠勝VS桜庭和志が特訓で明暗

 大みそか「Dynamite!!」(31日、京セラドーム大阪)で激突する桜庭和志と、船木誠勝が27日、都内でそれぞれ公開練習。大一番を前に特訓を敢行した両雄だが、事前対策で明暗がクッキリ分かれた。7年ぶりに現役復帰を果たす船木は進化している。“ハイブリットレスラー”が準備している桜庭対策とは。
 この日、船木に先立ち、都内のジムで練習を公開した桜庭はハイブリットボディーに改造すべく「Dynamite!!(ハイブリット)養成ギブス」という謎の器具を付けて登場。3カ月前から父親の命令で着用し、上半身をバネで固定されたという。ミット打ちを披露したが、パンチは鈍い。ついには「毛が挟まって痛い」と言い出す始末だった。
 一方、船木は居合斬りでの精神鍛練を披露。1カ月前からNPO法人無外流・吹毛会に通い、居合を始めて集中力の向上を図っているという。「本当の集中は無意識に体が動くこと」と語り、この日初めて3本巻わらにも成功。「すごくうれしい。これが無意識なんでしょうね」とこちらは特訓の手応えをつかんでいる。

 しかし、吹毛会で習得したことはこれだけでない。吹毛会関係者によれば「先に動いたら負ける。相手を動かせとアドバイスしました。後の先(ごのせん)と言って、背中で攻撃をさばいて反撃する。現代格闘技でいうカウンターですね」。“無外流カウンター”を伝授したという。
 奇天烈特訓で迷走した桜庭とは対照的に、居合斬り新たな武器を手にした船木は「予測できない動きをしたい」。鮮やかなカウンターで復帰戦白星を飾れるか。
(写真(上)=Dynamite!!養成ギプスは逆効果!?苦笑いの桜庭=27日、都内のジム)
(写真(下)=居合斬り特訓で新たな武器を手にした船木=27日、都内のジム)

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