ジャニーズ事務所を退所したため、テレビ・ラジオでの宣伝はできず、広報活動は3人の行っているSNSのみに頼ることとなり、当初は不安の声もあったが、公開から3日で8万人以上の動員があったことが公式サイト内で発表され、さらに、15日には累計20万人以上の動員を記録したことが発表された。
「新しい地図」側は、当初は累計15万人の動員を目指していたが、この様子だと、最終日の19日までには、目標を10万人ほど上回る25万人近い動員が可能なのでは?、と映画関係者の間で大きな話題になっている。
そんななか、『クソ野郎と美しき世界』には、以下のような批判もあるという。
「とにかくチケットが手に入らない!」
件の通り、『クソ野郎と美しき世界』は全国で上映館が限られており、さらに、「リピーター」と呼ばれる、何度も鑑賞する固定ファンが大勢いることから、チケットが売り切れることが多く、鑑賞が困難になりつつある、というのだ。
特に、4月15日の日曜日は東京都内や地方都市の映画館の多くで、当日券が朝イチから売り切れ。鑑賞できない人が相次いでいた。
ラストスパートの19日までの平日も、すでに都心部では多くの席が予約で埋まっており、鑑賞するには空いていそうな映画館を探し出し、ネットで予約をとるなどの工夫が必要だという。
また、今回の上映は上映回数こそ増えても、2週間の限定公開という点は変わらないため、4月19日の千秋楽はパニックとなることが予想される。
一部の映画ファンからは、「観たくても観れない」という点から、「あえてプレミアム感を煽った品薄商法では」「新しいファンが入りづらい」との批判も出てきており、一日も早いソフト化、もしくは追加上映を要望する声が相次いでいるという。ともあれ、映画が成功したということは明らか。稲垣、香取、草なぎの、今後の活躍が期待されるところだ。