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天皇賞・春(GI 京都芝3200m 4日) 藤川京子 アサクサキングスが現役最強馬に君臨よ!

 「天皇賞・春」は◎アサクサキングスが、4歳世代の代表として、古馬に挑戦状を叩きつけます。

 昨年、菊花賞を勝った後は疲れが出たので古馬GIには向かわずにしっかりと休養させました。その効果が功を奏して、前走の大阪杯は0秒2差3着。道中は2番手を折り合って追走。逃げる勝ち馬にいったん並びかける見せ場をつくり、最後までしぶとさを発揮しました。
 16kg増と成長分を含めてもいくらか重めの馬体でしたし、勝ち馬とは3kg差の斤量59kgを背負っての厳しい条件。距離も少し短い印象でしたからね。今年初戦としては上々の滑り出し。さすがは菊花賞馬です。上の世代とは、昨夏の宝塚記念で対戦。このときはまったく歯が立ちませんでしたが、その差は1年近くの時を経て逆転可能なほどに詰まりました。
 中間もすこぶる順調です。先週の追い切りは四位騎手がまたがって、好時計をマーク。ラスト1Fは11秒6。豪快なストライドで抜群の動きを見せました。そして、直前は終い重点にラスト1F11秒4と素晴らしい瞬発力を披露。持ち前のスタミナに加え、スピードも強化されています。
 合わせて馬体も引き締まってきていますし、前走以上にしぶとい競馬を見せてくれるに違いありません。1度叩いて中3週で本番というローテーションは、昨年の菊花賞とまったく同じ。今回も最高の状態で臨みます。
 過去10年で8勝している4歳馬で、いま一番ノッているキングス。この勢いは簡単には止まりそうにありません。得意の長丁場で、現役最強ステイヤーの称号を手に入れます!

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