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WBC 阿部が生き残りを懸け“公開テスト”

 代表候補の阿部慎之助捕手(巨人)が瀬戸際に立たされている。昨年10月の右肩の負傷から回復が遅れている阿部に対し、原辰徳監督は公開テストを行うことを明言した。

 原構想の中で捕手の枠は3人。現在、阿部のほか、城島(マリナーズ)、細川(西武)、石原(広島)が候補に入っているため、この中から1人が落選することになる。
 だが、阿部の肩の状態は芳しくなく、伊東勤総合コーチも「日に日に良くなってもらわないと困る。恐る恐る投げている」と指摘。シート打撃でマスクをかぶっても、全力での二塁送球は控えているのが現状だ。

 「コンディションに問題ないのは、城島と石原」(伊東コーチ)と話しているだけに、残る1枠を細川と争う状況だ。
 「休み明けのクールからどれだけ動けるのか。最初は21、22日のゲーム(巨人との練習試合)になってくると思う」と“第一関門”を設ける考えを明らかにした。
 この日、得意の打撃でもノーヒットと振るわなかった阿部。ますます逆境に立たされてしまっているが、代表入りに向けその右肩を解禁することはできるのか。

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