原構想の中で捕手の枠は3人。現在、阿部のほか、城島(マリナーズ)、細川(西武)、石原(広島)が候補に入っているため、この中から1人が落選することになる。
だが、阿部の肩の状態は芳しくなく、伊東勤総合コーチも「日に日に良くなってもらわないと困る。恐る恐る投げている」と指摘。シート打撃でマスクをかぶっても、全力での二塁送球は控えているのが現状だ。
「コンディションに問題ないのは、城島と石原」(伊東コーチ)と話しているだけに、残る1枠を細川と争う状況だ。
「休み明けのクールからどれだけ動けるのか。最初は21、22日のゲーム(巨人との練習試合)になってくると思う」と“第一関門”を設ける考えを明らかにした。
この日、得意の打撃でもノーヒットと振るわなかった阿部。ますます逆境に立たされてしまっているが、代表入りに向けその右肩を解禁することはできるのか。