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「色即ぜねれいしょん」で本当の童貞発見?

 田口トモロヲの監督第2作「色即ぜねれいしょん」(8月公開)の完成披露試写会が先ごろ、東京・スペースFS汐留で行われた。

 みうらじゅんの自伝的小説を「アイデン&ティティ」(03)に続いて田口監督が映画化。舞台あいさつには、田口監督、みうら、キャストの渡辺大知、峯田和伸、堀ちえみ、リリー・フランキー、臼田あさ美が登場した。
 田口監督は「みうらさんの作品を2本続けて撮ることになるとは、夢にも思いませんでした。友人の作品ゆえに緊張して、毎日胃が痛くなった」と打ち明けた。

 本作の舞台は学生運動も下火になった1974年。京都の仏教系高校に通うモテない主人公・純が、ロックな生き方にあこがれてギターケースと旅行バッグを手に旅に出る、ひと夏を描く。
 主演の渡辺はアマチュア・バンド「黒猫チェルシー」で活動中。2000人を超える候補者の中からの大抜擢された。「緊張の連続でしんどかったけれど、頑張っていい思い出をたくさんつくれました」。
 父親役を演じたリリー・フランキーは渡辺について「夕焼けに感動して泣くようなイタい子なんです。映画の主役としてこういう場に立っている人で、本当に童貞なのは彼ぐらいですよ(笑)」と話し、渡辺は顔を赤らめていた。

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