◎トーセンスターダム
クラシックへのステップとなる主要レースをそれぞれ違う馬が勝っており、群雄割拠のまま皐月賞を迎えた。わくわくするような頂上決戦だが、有力馬が未対戦のままきているため能力比較ができず、勝ち馬予想は難解だ(笑)。
弥生賞でハナ差の接戦を演じたトゥザワールドとワンアンドオンリーにきさらぎ賞の勝ち馬トーセンスターダム、そして共同通信杯を勝ったイスラボニータの4頭が頭一つ抜けているように思うが、時計のかかる今の中山の馬場を考えると、スプリングSから参戦のロサギガンティア、アジアエクスプレス、クラリティシチー、若葉Sのアドマイヤデウスあたりまでチャンスがあるかもしれない。
迷いに迷って、トーセンスターダムの勝負強さに賭ける。3戦負けなしも、いずれもがタイム差ナシの勝利。派手さないが、どんな流れになっても、きっちりと前の馬を捉える末脚は魅力十分。直線が平坦の京都コースしか経験がないことや関東への輸送競馬が初めてであることなど懸念材料はあるが、混戦向きの勝負強さはどの馬にも負けない。
【馬連】流し(7)軸→(1)(2)(3)(6)(11)(16)(17)
【3連単】フォーメーション(1)(7)(17)→(1)(7)(17)→(1)(2)(3)(6)(11)(16)(17)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。