ダービートライアル最終戦。最後の1席はターゲットマシンが奪取する。
新馬戦をメンバー最速の差し脚で突き抜け、圧勝(0秒2差)。返す刀で寒竹賞を次元の違う強さで連勝した逸材。ここは、悪夢の弥生賞(11着)から約2か月ぶりの実戦になるが、臨戦過程に狂いはない。ゲート練習と並行して、豊富なケイコ量を消化。ほぼ万全といえる出走態勢が整っている。
その弥生賞は、輪乗りの段階からテンションが上がり、レースはムキになって走っていた。最後に失速したのも当然だ。しかし、それで勝ち馬のサダムパテック(皐月賞2着)から1秒差と大負けしなかったのだから、決して悲観することはない。
放牧効果で心身ともに成長し、休む前とは別馬の如しだ。久々でも能力全開は間違いないと確信する。またコース、距離とも克服済みで、大いに期待したい。
◎8ターゲットマシン
○15ダノンシャーク
▲6サトノオー
△10トーセンレーヴ
△17ディープサウンド
東京10R「丹沢ステークス」(ダ2100メートル)
適鞍を得たフリソにチャンス到来。
前走のきずな賞6着(0秒7差)は、休み明けの上に距離不足の1600メートルで不完全燃焼に終わったもの。言葉は悪いが、調教代わりのレースだった。度外視して大丈夫。
1度使った効果は絶大で、上積みは大きい。もちろん、実力も確か。フェアウェルSで、5歳オープンのインバルコと、小差2着の接戦を演じているのだ。
いずれにしても、調子、距離、コースと三拍子が揃ったここは取りこぼしは許されない。
◎4フリソ
○10リバティバランス
▲6サンライズクォリア
△15ルグランヴォヤージ
△16エジソン
東京9R「高尾特別」(芝1400メートル)
満を持して出走する、オルトリンデをイチ押し。
ここが約3か月ぶりのハンデを抱えているが、仕上がりの速い牝馬で久々の不安は感じない。鉄砲実績もあり、いきなりからエンジン全開だ。
距離、コースとも条件はベスト。ハンデ54キロも勝利を後押し。身上の差し脚を爆発させる。
◎7オルトリンデ
○12サトノジューオー
▲6シングンレジェンド
△10トーセンマドローナ
△17シャドークロス
新潟11R「八海山特別」(ダ1200メートル)
究極の上がり馬、サスティナブルでもう一丁。
2勝とも後続に影を踏ませず、1秒4差、0秒6差突き放し子供扱いしている。持続力あるスピードは特筆されていい。
進化を続けている段階で、ここはあくまで通過点。
◎5サスティナブル
○11ラガーリンリン
▲12エーシンハダル
△2ドロ
△8シセイハヤテ
京都11R「京都新聞杯」(芝2200メートル)
休養を挟み重賞2連勝中の、レッドデイヴィスが実績、実力とも群を抜いている。人気でも、素直にこの馬から入るのが賢明だ。
2200メートルは未知数だが、センスの良さと実力で克服できる。血統的にも心配無用。
◎12レッドデイヴィス
○15テンぺル
▲9パッションダンス
△5クレスコグランド
△11ユニバーサルバンク
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。