ディーン・フジオカが民放初主演ということで話題を集めていた日本テレビのドラマ「今からあなたを脅迫します」がスタートしたが、初回は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と喜べる数字ではなかった。
「いまをときめくディーン様です。いろんなテレビ局からいろんな条件のオファーがあった中から、原作やキャストなどいろんなことを吟味して、このドラマを選んだはずです。自らが主題歌を歌っていることでも分かるとおり、相当、力を入れているし、自分のドラマという自負は強かった。日テレとしても日曜の10時枠というのは、なかなか二桁にいかなかった枠ではあるんですが、だからこそ日テレはディーン様で勝負をかけた」と制作会社関係者。両者ともかなり力が入っていたのだが、予想に反して視聴率は伸びなかった。
当然、このままでいいわけはない。テコ入れのための番組宣伝を打ちたいのだが、今回ばかりは上手くいかないのだ。
「今、番宣をしようというと、どうしても情報番組かバラエティー番組に出てということになるんですが、ディーンのキャラクターとしてバラエティーに出て、みんなとはしゃいで番宣するというのは、ディーン側としてはイエスといえるようなものではない。だからといって、ヒロインで出ている武井咲は身重の体。無理はさせられないし、させればむしろマイナスになりますからね」と同関係者。
番宣に本人が出演できないとなると、今の時代はなかなか宣伝は難しい。
「そうなると、ドラマの傾向としては徐々に視聴率というのは落ちていくもの。ディーン側からは何とかしろという突き上げが出てくるでしょうし、でも何もできない。そのことが分かっているから日テレは頭を抱えているんです」と同関係者はいう。
ドラマの評判は、決して悪くはないようなので浮上の目があるといいのだが。