芸能界を去った滝沢さんはジャニーズJr.時代、多くの伝説を築いたことで知られる。入所直後の13歳から、Jr.のトップランナーにしてリーダー。嵐も関ジャニ∞も、NEWSもKAT−TUNも、当時の滝沢さんの人気・実力には到底かなわなかった。
それを象徴した出来事が、東京ディズニーランドで起こっていた。当時から取材をしている女性週刊誌の芸能記者が振り返る。
「滝沢くんが、後輩のマツジュン(松本潤)、相葉雅紀くん、山P(山下智久)と一緒にディズニーに行ったのです。まだ、みんな10代。マネージャー抜きでも大丈夫だろうと軽んじていたら、入園と同時に速攻、滝沢くんと山Pが顔バレ。黄色い声援が上がり、続々とファンが集まってしまったので、マツジュンと相葉くんが慌てて護衛。“ジャニーズのキラキラ王子様”滝沢くんを守ろうと、嵐が間に入って、必死だったのです」
驚くのはその時、松本と相葉が同期の山下を守らなければならない立場に立っていたということだ。山下は入所直後から「かわいい」ともてはやされ、多くのファンがついていた。コンサートやテレビ収録で遠方に足を運ぶ時は、滝沢さんと行動を共にするよう、事務所から命じられていた。「山P」という愛称を与えたのも、滝沢さんだ。
「夢の国」東京ディズニーランドといえば、かねてからジャニーズタレントの目撃情報が後を絶たない。古くは80年代、同じ高校に通っていた木村拓哉と中居正広が人生初のダブルデートをしたのも、ディズニーランドだ。また、滝沢さんはジャニーズWESTがまだ関西ジャニーズJr.だったころ、Jr.数十名を引き連れて遊ばせている。さらに、芸能界屈指のディズニーマニアで知られる風間俊介は、年間パスポートを24年間も更新。通算400回以上は足を運んでおり、ディズニー特集の番組ゲストで招かれた際は、復習と予習を兼ねて週に3回も通ったことがある。
トップアイドルと切っても切れない関係であり続けているディズニーランド。SMAP(解散)や嵐をもトリコにしたのは、さすがだ。
(伊藤由華)