「ノルマは全6回すべて20%超えで、最終回は25%超えと言われている。2回目は若干下がったから、6日放送の3回目が勝負」(テレビ誌記者)
昨年、キムタクが主演したフジテレビ系の月9ドラマ「CHANGE」同様、5月スタートとなった「MR.BRAIN」。フタを開けてみれば、出だしは絶好調。初回は24.8%、2回目は22.0%(ビデオリサーチ調べ、以下同)の高視聴率を記録した。
「関係者はみんな胸をなで下ろしています。初回放送前日の5月22日と放送当日の23日にはキムタク、共演の水嶋ヒロ、綾瀬はるからが“TBSジャック”の勢いで各番組に出演。特にキムタクは早朝、TBSラジオの番組にも出演するなどなりふり構わぬ宣伝ぶり。これでコケたら担当のプロデューサー以下、クビが飛んでいたところですよ」(同)
キムタクが演じるのは事故で脳を損傷したことがきっかけでホストから脳科学者に転進し、警視庁にスカウトされて次々と難事件を解決する主人公。突拍子もないストーリーに思えるが、それが“キムタク流”だという。
「『CHANGE』では小学校教師から総理大臣に転進、映画化もされた『HERO』では検事に見えないファッションなど型にハマらない役をずっと演じてきた。それは今回も同じです。ただ、以前のようなカリスマ性にはかげりが見えてきたようです」(芸能ライター)
若かりしころは、“セックスシンボル”とも言える存在だったキムタクだが、歌手の工藤静香と結婚し、すでに2児のパパ。今年で37歳を迎える“アラフォー世代”だ。
「ファッションは若作りだが、若いころのようなギラギラした目つきがなくなった。それに、若い世代で小栗旬のような演技もできるイケメン俳優が台頭し、キムタクは危機感を募らせていたようだ」(同)
そんな現状を打破しようと、キムタクは必死だったのだ。
「ドラマの番宣で『ぴったんこカン・カンSP』に出演した際、泉ピン子から本人が最も嫌う『キムタク』という呼び名を連発され、おまけに『あれ歌ってよ、“夜空ノムコウへ”』と代表曲「夜空ノムコウ」のタイトルを言い間違えられ、顔をひきつらせていた。『キズナ食堂』では『爆笑問題』の太田光から、イジられ苦笑していたが、相当ストレスが溜まったと思う。若いころなら、ロケの途中で帰っていたかも」(芸能リポーター)
キムタクの涙ぐましい努力は、ひとまず報われたようだが、最終回まで高視聴率をキープできるのか注目される。