同ドラマは、初回(10月9日)=21.3%(視聴率は以下、すべて関東地区)と好スタート。以降、第2話(同16日)=20.9%、第3話(同23日)=20.8%、第4話(同30日)=23.7%、第5話(11月6日)=22.2%と好調をキープ。そして、同13日放送の第6話は23.6%をマークし、初回から6話連続の大台突破を果たした。ここまでの平均視聴率は22.0%となっている。
今年、民放地上波でプライム帯に放送された連ドラでは、7月期の木村拓哉主演「HERO」(フジテレビ/月曜日午後9時〜)の全話平均21.3%がトップだが、「HERO」超えも視界に入ってきた。
12年10月期放送の第1シリーズは全話平均19.1%、13年10月期放送の第2シリーズは全話平均23.0%と高い数字を弾き出しているが、今シリーズで第2シリーズの視聴率を上回ることができるか注目が集まる。
その裏で、惨たんたる視聴率に終わってしまったのが、西島秀俊と香川照之が共演する「MOZU Season2〜幻の翼〜」(TBS/木曜日午後9時〜)だ。
同ドラマは、TBSとWOWOWの共同制作で、来年の映画化も決まった。4月期に「MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜」がTBSで放送され、最終回では13.8%をマーク。全10話の平均は11.0%だった。
「Season2」は6月22日〜7月20日にWOWOWで先行放送された。後の放送となったTBSでは、その影響もあったのか、初回(10月16日)=8.4%、第2話(同23日)=5.6%、第3話(同30日=日本シリーズ中継延長のため1時間遅れの放送)=5.9%、第4話(11月6日)=4.6%と低調。最終話(第5話=同13日)も6.7%しか獲れず、全5話の平均は6.4%で、「Season1」の視聴率を大きく下回ってしまった。
裏番組があまりにも強すぎたとはいえ、西島と香川のコンビで、この低視聴率はさびしいかぎりだ。
(坂本太郎)