リンジーは、マーシャ・レヴェル裁判官から2007年に逮捕された後に課せられた執行猶予中の規定を次々と破った事から遂に刑を言い渡された。すると大勢の人々が固唾をのんで注目する中、人目もはばからず号泣した。
5月からアルコールモニターのSCRAMブレスレットを足首に着用しているリンジーは、ロサンゼルス裁判所で「私はやれと言われた事を全てやって来ましたし、仕事とのバランスを取るようベストを尽くし、それははっきりと証明されています」「私は真摯に取り組んできました。異例な判断が下されるとは予想していませんでした。これをジョークだと捉えていません。これは私の人生、キャリア、そしてこれから先の一生の為にやって来た事なんです」と無罪を主張した。
しかしレヴェル裁判官は、彼女の訴えを認めず「私の判断がここまで明白であることはかつてありませんでした。弁明は却下します」と厳粛な言動をした。リンジーは、7月20日から刑期を務めるように引導を渡された。また裁判官は刑務所から出所後は、リンジーが入院してアルコールとドラッグのリハビリプログラムを受ける事も請求される予定だ。
2007年、リンジーはコカイン所持、飲酒運転、そして危険な運転をしたとして有罪判決を受けていた。それを受けてリンジーは刑務所入りをしたが、前回の服役はたった84分で、アルコール中毒者のミーティングを受講するように命令されていた。しかし、何度かクラスを欠席して、決められた期間内に完了する事が出来なかった。今年5月には保護観察の審議に出席しなかった為、SCRAMブレスレットを着用させられたが、リンジー側は「出席出来なかったのは、パスポートが盗まれフランスから出国する事が出来なかったからだ」と主張していた。