同日に放送されたフジテレビ系の情報番組『バイキング』では公判が終わった直後ということもあり、30分以上にわたってこのテーマを取り上げた。
瀧被告はコカインの使用について「ミュージシャンとして仕事を始めたが、役者などの仕事も入り多様な仕事をこなすうちにストレスがたまりました」と供述したという。『バイキング』司会の坂上忍は「まあ、ストレス解消というのも事実なんでしょう。でもストレスを抱えてない人はいませんからね。コカインをやっていいという話にはならないですよね」とコメントした。
また瀧被告は現在、薬物依存の克服に向けて治療を受けているという。これについて坂上は「正直にしゃべろうがしゃべらまいが、執行猶予が付こうが付かまいが、一番大事なのは薬物を絶つということですよね」と口に。影響力のある芸能人という立場でありながら、薬物に手を出した瀧被告に対し「でもヤバいことをしたら、いつかそうなる(逮捕される)ことを予測できたわけで、その綱渡りができるっていうのが理解に苦しむよね」と断罪した。
『バイキング』といえば、瀧被告が3月12日に逮捕されてから、再三この問題を取り上げてきた。
しかし、途中からピエール瀧個人に言及するだけではなく、ピエール瀧の相方・石野卓球に対し謝罪を要求したり、ライブストリーミングサイト「DOMMUNE」が瀧被告の逮捕後に電気グルーヴの楽曲を集中配信したことに対し、DOMMUNEをバッシングするなどさまざまな攻撃を行ってきたことが影響し、視聴者離れが加速した。
それ以来、バイキングにとって久々となるピエール瀧ネタとなったが、今回は瀧被告の克服治療の事実を取り上げ、今後の生活の心配をするなど、瀧被告に寄り添った報道が繰り広げられた。
また、ピエール瀧の「情状証人」として一部で出廷が噂されていた石野卓球は東京地裁には現れず、都内某所の映画館に行き『ゴジラ』を鑑賞し国会議事堂へ行くなど、裁判とはまったく関係のない事をして過ごし、「裁判には行かれないのですか?」というファンの質問に関しては「裁判行ってもギャラ出ねえもん」と、通常運転を行っていた。