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内外タイムス鬼記者烈伝(下) 吉川亨記者

 本紙が大相撲記事に力を入れた昭和30年代、運動部にアクの強い相撲記者が3人いた。針ヶ谷良一、吉川亨、由比三次の3本柱。47代横綱の柏戸と48代横綱の大鵬がせめぎあった「柏鵬時代」全盛期、3本柱は連戦連投をものともしなかった。
 “大相撲の鬼”吉川亨記者が振り返る。「精鋭ぞろいだった。由比は社交的で東京相撲記者クラブの盛り上げ役。針ヶ谷さんは負けず嫌いで豪腕で弟子の面倒をよくみたから『針ヶ谷一家』でまとまっていた。僕?控えめにしていたよ」

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