都内で行われた授賞式の様子の報道をまとめると、「じぇじぇじぇ」はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で大流行したが、授賞式に出席した同ドラマのヒロイン、能年玲奈は「じぇじぇじぇと叫びたい気持ち」と大喜び。「倍返し」は最終回で視聴率42.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録したTBSドラマ「半沢直樹」の堺雅人が演じた主人公の決めゼリフだったが、制作スタッフを代表し登壇したTBSの伊與田英徳プロデューサーは続編について「ご期待に沿えるようにやっていきたい」と制作に意欲的。
「お・も・て・な・し」はフリーアナウンサーの滝川クリステルが五輪招致の最終プレゼンでアピールしたフレーズで、滝川は最近のイベントで封印していたが、手のジェスチャーを交えて生披露し感動を再現。「今でしょ!」は大手予備校・東進ハイスクールの人気講師・林修氏が同予備校のCMで発したフレーズだが、林氏は流行した時期が早かっただけに「なんとかギリギリ残して頂いてありがたい」と受賞を喜んだという。
とはいえ、今年“不作”だったのが、同賞を受賞すると“一発屋”になるというジンクスがあるお笑い芸人が発したギャグや決めゼリフ。大賞候補にノミネートされたお笑い芸人のギャグは元AKB48・前田敦子のものまねでおなじみのキンタロー。の決めゼリフ「フライングゲット」のみだった。
「キンタロー。のブレークは昨年の印象が強いだけに、ほかの流行語の中ではかなりインパクトが弱かった。お笑い界を見渡しても、強力なギャグや決めゼリフはかなりの“不作”。とはいえ、キンタロー。は胸をなで下ろしているのでは」(芸能記者)
とはいうものの、昨年「ワイルドだろぉ」で受賞したスギちゃんは今年に入ってもそれなりに仕事をこなしているだけに、お笑い芸人たちはジンクスを恐れず、強力なギャグや決めゼリフをどんどん産み出してほしいものだ。