大木は「嫉妬と人気って同時にあるもの。人気が出たら当然嫉妬もついてくる」と人気がありすぎると嫉妬されやすくなるので、芸能界で生き残るためには、とにかく人気と嫉妬のバランスが大切だと、「(俺は)人気がないけど嫉妬もない」と自身を例に挙げて説明し、出演者を妙に納得させる。
また、「人気もないってことは嫉妬もされない。そんな人間は勘違いしちゃいかんなって考えるんですよ。僕今でも朝の出勤は電車なんですよ。満員電車も俺みたいな人間は乗らなきゃいかんと…通勤ラッシュです」と普段から身の丈をわきまえた、嫉妬されない謙虚な生活を心がけていると語った。
さらに大木はこのような考え方に至った経緯を説明。
「当然昔は『トップに立ちたい』『ゴールデンタイムで冠番組を持ちたい』っていう野望とか希望があったわけですよ。ただ、自分は主役じゃないんだって気付いた」と以前は野心もあったが、次第に自分の身の丈を理解し始めたらしい。
それから、「主役が出てるテレビがあったら、それを支えるポジションがあるわけだと。現場の雰囲気作りを良くするとか、ムードメーカー的な存在は必要なわけで。そういう貢献の仕方ってあるんじゃないかなって考えて」といろいろな葛藤を乗り越えて、自分にできることを全力で取り組もうと考えるようになったのだという。
番組を見ていたツイッターユーザーからは「謙虚な生き方。 引き立てる脇があってこその主役…。 今週は大木さんの持論が素敵でした!」「ビビる大木の何者でもない生き方⋯⋯ 自分の役割、居場所を見つけた者は強い。そしてその強さは誰かに必要とされるから得られる力だ。」「ビビる大木さん昔から私の中で好感あるけど、嫉妬をかわないポジション作りが効いてるのか。おしゃべりも上手。」などなど、好意的なコメントが多く寄せられた。
大木のように自分の身の丈を理解し、他人を照らすことに徹することができる人のことを「潤滑油のような人」と言えるのだろう。