いつもならば続編ものには興味のないリッチー監督、主役を演じるロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウの2人ともう一度一緒に仕事をするチャンスは逃すことができず、『シャーロック・ホームズ: ア・ゲーム・オブ・シャドーズ』を監督することは喜び勇んで承諾したという。
「我慢できなかったんだ。スタジオ側はシリーズものにしたくてさ、そうなると僕の考えとしては、最低2作品は必要ってことになる。でも1作目のメンバーとの仕事はすごく楽しかったから、結論は簡単に出たよ」
最新作では、ホームズがアーサー・コナン・ドイルの原作小説で最も有名な悪党ジェームズ・モリアーティにひと泡吹かす内容で、モリアーティを演じるジャレッド・ハリス(『バイオハザード2』)が、彼の演じたキャラクターを観る人が親しみを感じられるような「リアルな」悪役を作り上げてくれたとリッチー監督はUSAトゥデイ紙に語った。
「モリアーティは至上最も有名な悪役の1人だよ。でも、僕たちは型にはまったような描き方をしたくなかったんだ。彼を現代的で真実味のあるキャラクターにするってことが挑戦だったね」「ジャレッドは人々に興奮を与える、深みと現実感を引き出しているよ。すごく親しみを感じられるのさ」
『シャーロック・ホームズ: ア・ゲーム・オブ・シャドーズ』は12月16日からアメリカと一部ヨーロッパでの公開が開始する。