パンストとは、腰のパンティー部と足の薄手靴下であるストッキングが一体化した物“パンティーストッキング”の略。初めて商品として開発販売したのは、どうやらアメリカのようです。ストッキングという物がヨーロッパの貴族が使っていた“ホース”が由来な為か、アメリカでは“パンティーホース”などと呼ばれていますね。当時は技術的に、後ろに縫い目の入ったシーム入りストッキングが主流で、高級品とされていたみたいですが、販売当初から大ヒットした事もあり、着実に開発を重ねて、現在のシームレス(縫い目のないもの)ストッキングが主流になったようです。現在の素材は基本、ナイロン&ポリウレタン。日本の高い技術力によってアツギから発売されました。素晴らしいですね!
「パンスト」と一言で言っても、購入者の女性でも分からない用語は沢山! 優菜が普段パンストについて一番初めに聞かれるのが「デニール数」について。
パンストやタイツのパッケージには大概「60デニール」などのデニール数が書かれていますが、これは糸の重さを示します。糸の重さ9000mに対してのグラム数が、デニールと呼ばれているのです。つまり9000mで10gだと10デニール! 日本の企業では40デニール以上を“タイツ”と表記する物が多いみたいです。
主な名称は、パンティー部真ん中に入っているラインを“センターシーム”、太ももの切替えのラインを“ランガード”、クロッチ(股布)の部分の補強を“マチ付き”などと表現します。
大まかには、スタンダードなタイプにはセンターシームとランガード、オールスルータイプはセンターシームのみ、マチ付きタイプはセンターシーム、ランガード、クロッチという最強補強! といった組み合わせ。
ちょっとした用語ですが、この基本さえ頭に入れておけば、購入した際にきっと失敗する事はないかと思います。
縫い方の違い一つでも、絶妙に使用用途が違う! 奥深きパンストワールドを皆さんともっと共有したいですね。
橋元優菜ブログ
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