12回目の開催を迎えた今年は、小池百合子都知事をはじめ、女優の安藤サクラ、木村佳乃、高畑充希、お笑い芸人の渡辺直美、競泳選手の金藤理絵、作家の村田沙耶香氏、バレリーナの高田茜の8人が受賞。また、同誌が今後の活躍を期待する女性に贈る「Rising Star of the Year」にはモデルの福士リナが選出された。
授賞式でVOGUE JAPANの渡辺三津子編集長からトロフィーを授与された安藤は、「小さい頃から、男女関係なく、生物として生きていくことにこだわっていたんですけど、30歳を過ぎて女性としてどう変化していけるのかなということを意識し始めて。このタイミングでこの賞をいただけて心強い。背中を押していただけたような気持ち」と笑顔。
高畑はNHKの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』や、数々の映画に出演した2016年を振り返り「すごく目まぐるしくて、自分が台風の目にいるような感じ。まわりが『ガー!』っと動いているけど、自分のいるところは静か。不思議な1年でした」とコメント。今年1番「女性に生まれて良かった」と思った瞬間を問われると、「とと姉ちゃんになったことです。女性じゃないと姉ちゃんじゃないから」と返した。
渡辺は「サイズがないので」と自作したドレスを着て登場。しかし、「気合いの余り胸元のレースが全て裂けた」とハプニングを明かし、「これはこれでおしゃれになっていますよね。ね!」と渡辺編集長に話を振り、笑いを誘っていた。
そして、木村は「14歳の時に『VOGUE AMERICA』を読んでいて、その頃から憧れでした。まさか自分が受賞できるとは!」と喜びのコメント。この日の天気が雪だったということで、「斎藤さんがエスコートして裾を持ってくれたので(寒さも)大丈夫でした」と野外で行われたレッドカーペットで、木村をエスコートした、トレンディエンジェル・斎藤司とのやり取りを語った。(雅楽次郎)