「人気プロデューサー・つんく♂ が18日放送の『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)に出演。久々に近況を明かしたのですが、実は彼は今、家族でハワイに移住していることが分かったのです」(芸能ライター)
どうして日本から離れ、ハワイで暮らそうと思ったのかについて、彼はインタビューでこう答えている。「クリエイティビティな事をしたかったし、日本からでなく、別の視点で音楽とかエンタメを体感出来たらというのもあったかな」
つんく♂といえば、大きな転機がこれまで何度もあった。まずは2014年、喉頭がんで声帯を摘出、「歌手の命」ともいえる声を捨てたのだ。つまり、先ほどのハワイ移住の取材もLINEによるメッセージである。そして、がんを患ったことに対する思いについて聞かれると、同じようにLINEで返答。「がんになることなど計画になかった」と予想外の出来事だったと答えている。
だが、病気にかかったときと同じ年、彼にはもう1つ、ある試練が訪れていた。それは、長年務めてきたモーニング娘。を始めとする通称「ハロー!プロジェクト」の総合プロデューサーを、アップフロント会長の勧めで退いていたのだ。
ただし、サウンドプロデュースの面ではモー娘。にはまだ関わっているそうだが、やはり現在は自ら会社を興して営業しているそうだ。
そんなかつては時代の寵児だった彼に、MC坂上忍が笑いを交えながら質問。すると、関西人のつんく ♂も心を開いたのか、「声を失った事は大きいけど、家族や妻との出会いに代わるものはない」「どれを取っても今の自分はない」と吐露。そして、「人生で一番大切な言葉は感謝」「家族はひとつやからね」 など、素直な言葉をLINEに込めて続々と投稿。視聴者の涙を誘った。
SNS上では、「やっぱりつんくさんの生き方、考え方、すごいかっこいい。色々と辛いだろうにいつも前向きでニコニコしててすごいなぁ」「感謝を一番大切にして前向きにつんくさん、ステキだなぁ」と感動の声に包まれている。
つんく♂は、吉澤ひとみ被告が引退した後の初のブログで、「自分の人生に責任を持って、しっかり生きて」と伝えている。声を失い、生きる道を選んだ彼からの魂の言葉は、なおさら説得力を持って吉澤被告に届いたはずだろう。
つんく♂の今後の活躍を大いに期待したい。