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著書で本音をぶちまけた清水富美加

 宗教法人「幸福の科学」の活動に専念することを表明した女優の清水富美加が17日、告白本「全部、言っちゃうね。」(幸福の科学出版)を法名・千眼美子名義で発売した。

 同書の発売は極秘裏に進められ、清水が17日の夜、自身のツイッターで発売を発表していた。全国の書店では同出版社の書籍を取り扱っている書店から順次発売。しばらく手に入りにくいこともあり、同日のネット通販大手「アマゾン」の売れ筋ランキングで1位となった。定価は1296円(税込み)だが、大手ネットオークションサイト「ヤフオク!」には18日正午の時点で100点以上出品され、定価の約3倍の3980円で取引されているものもあった。

 気になる同書の中身だが、タイトル通り、本音をぶちまけた内容。かつて水着のDVDを発売し、握手会をした時を振り返り、「手がぬるぬるしてるおじさんとかに、すっごい気持ちの悪い握手のされ方をする。『この見知らぬおじさんが私の写真やDVDを観て家で何してるんだろう』とか考えたらもう、ほんとに悲しくなって」。握手会に参加したファンが読んだら激怒しそうだ。

 自分の所属事務所が芸能界で影響力を持つことを把握していたそうで、「『事務所に“帰依”しないと』みたいな(笑)」と宗教用語交じりに皮肉。教団側は清水が1か月フルに働き、月収が5万円だったことをことさら強調。その給与については、2016年から年収1000万以上もらっていたことを隠さずに明かした。しかし、休みがなく、薄給だった時代のことを振り返り、「(マネージャーに)『本当に社長のことを殺したいって思ったりします(笑)』なんて言っちゃったりしてました」と暴露した。また、好きな異性がいたことや、喫煙していたが禁煙したことも明かすなど、決して見せなかった“裏の顔”をさらけ出している。

 同書を受け、所属事務所の「レプロエンタテインメント」は同日、マスコミ各社に社長名義でファクスを送付。「このタイミングで清水富美加の書籍が出版されたことについては、誠に不可解であると言わざるを得ません」と遺憾の意を表明したが、同書の内容については触れなかった。

 18日に清水がレギュラーを務めていた、朝の情報番組「にじいろジーン」では清水の降板が正式に発表されたが、まだまだ清水の出家騒動を受けた問題は山積みのままだ。

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