兵庫県警兵庫署は5月12日、イベントで小学4年の女児(9)のスカート内を携帯電話で盗撮したとして、会社員・伊藤慶容疑者(47=同県神戸市長田区鹿松町)を同県迷惑防止条例違反容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、同日午後3時25分頃、同市兵庫区荒田町の湊川公園で、母親と音楽イベントに来ていた大阪府豊中市の女児に、後ろから近づき、スカート内に携帯電話を差し入れて、動画で盗撮した疑い。
この様子を目撃した男性会社員(40)が声をかけたところ、伊藤容疑者は逃走。その際に携帯電話を落とした。
伊藤容疑者は約7分後、同公園で開催されていた音楽祭の警備本部に紛失届けを出しに行った。本部には追い掛けた男性会社員が拾った携帯電話が届けられており、これがきっかけで逮捕につながった。
携帯電話には女児のスカート内を撮影した約15秒間の動画も残っており、伊藤容疑者は容疑を認めた。
伊藤容疑者は「(携帯電話に)動画が残っているので、どうせばれると思った」と供述している。警備本部に紛失届けを出しに行かなくても、本部から警察に届けられれば、携帯電話のデータから、いずれ犯人が特定されるのは明らかではある。だが、逃走後、約7分で降参というのは、あきらめが早いということなのか…。
(蔵元英二)