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聴覚障害者中心のプロレス団体『HERO』 5・16新木場・旗揚げ第2戦レポート

 聴覚障害者中心のプロレス団体、『HERO』の旗揚げ第2戦が、16日に東京・新木場1stRINGで行われた。今回はそのレポートをお届けする。

 第1試合はシューティングマッチ、SEIKEN&“ナイトキング”ジュリー組vs.大久保一樹&JOM太郎組は、12分10秒で大久保がSEIKENをヒザ十字に仕留めた。JOM太郎の活躍が光る一戦であった。
 第2試合は寺腰雄太vs.橋本真他のシングルマッチ。3分50秒、橋本が寺脇を三角締めに仕留めたが、橋本のパロディレスラーならもっとキックを多用して欲しかったというのは注文の付け過ぎか。
 第3試合はKAIENTAI DOJO提供、梶トマト&マリーンズマスク組vs.ブラックシャーク&ダークシャーク組のタッグマッチ。シャーク兄弟(なのか親子なのか)が息の合ったタッグプレイを見せるも、9分57秒、マリーンズマスクがトップロープからのダイビングボディプレスでダークシャークを仕留めた。
 第4試合は西口プロレスとの対抗戦。寺腰雄太&百大聾(ひゃくたろう)組vs.ジャイアント小馬場&ユダンハンセン組。百大聾は女性レスラーで、セクハラを訴えて小馬場の攻撃をしのぐ。小馬場やハンセンの細かい物真似が会場を沸かせ、最後は小馬場の16文キックが寺腰に炸裂。7分56秒であった。
 第5試合はうってかわったシリアスなデスマッチ。メジャー経験者であるヤミキvs.“ミスター・デンジャー”松永光弘。ニュートラルコーナーには有刺鉄線ボードが設置され、松永はいつもの有刺鉄線バットを持って入場。

 試合開始と同時にヤミキが松永をヘッドロックに捕らえ、そのまま5分以上にわたって締め続けた。耐える松永も締めるヤミキも一級品である。
 松永の凶器攻撃で試合の流れが変わり、流血するヤミキを有刺鉄線ボードに叩きつけ、有刺鉄線バットでヤミキを叩きつける。最後は18分10秒、ラリアットからフォールを奪い、ミスター・デンジャーの健在ぶりをアピールした。
 試合終了後はヤミキが手話で松永に再戦をアピール。HEROならではの光景である。

 メインイベントも西口プロレスとの対抗戦。友龍がアントニオ小猪木を迎え撃つ。ダンプ松本・井上京子との対戦経験のある友龍の戦いぶりはどうだろうか。
 チョップ合戦、弓を引くナックルパートなど、お互いに持ちネタを披露。卍固め・掟破りの逆卍と対決が続いたが、11分54秒、本家(?)の卍固めが友龍からギブアップを奪った。
 試合終了後は、小猪木も友龍に促されて手話でマイクアピール。次回興行への期待をつないだ。

 デスマッチからコミックプロレスまで懐の広さを見せるHERO。今後の活動に期待したい。

(「新宿のフォレストガンプ」杉田透 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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