「君の名は。」は19日までの累計動員は690万人、興収は早くも91億円を突破。4週目にもかかわらず週末2日間で80万人を動員、興収10億7600万円をあげた。今週中にも100億円を突破しそうで、最終的にどこまで数字を伸ばすのかが注目される。
2位は初登場のアニメ「映画 聲の形」。全国120スクリーンでの公開ながら、オープニング2日間で20万人を動員、興収2億8300万円を記録した。原作漫画ファンを中心とした若い世代を動員しており、最終興収で15億円以上が見込まれる。
3位も初登場で、吉田修一氏の原作を渡辺謙主演で映画化した李相日監督の最新作「怒り」。全国324スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員17万人、興収2億3300万円をあげた。まずは興収15億円が当面の目標となりそうだ。
「『怒り』はかなりの豪華キャストで配給元の東宝としては力の入った作品。しかし、広瀬すずがレイプシーンに体当たりで挑むなど、作品の内容が重すぎる。最終興収19.8億円を記録した10年公開の李監督の作品『悪人』の興収比94.6%の成績で、そこまで数字が伸びないのでは」(映画ライター)
8位はスティーブン・スピルバーグ監督によるファンタジー映画「BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」が初登場。9位に後退した「ペット」は公開39日目に興収40億円を突破。19日現在で動員332万3327人、興収40億6001万1000円を記録している。
22日は堤幸彦監督と中村勘九郎がタッグを組んで大ヒットを記録した2014年の舞台を映画化した「真田十勇士」、山田孝之主演で人気コミックを実写化した映画シリーズ第3作「闇金ウシジマくん Part3」、24日は名匠クリント・イーストウッドが監督をつとめトム・ハンクスが主演する実話を映画化した「ハドソン川の奇跡」などが公開される。
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