◎シセイカグヤ
○リビアーモ
▲サザンギャラクシー
△ゴールデンガッツ
△エーシンビーセルズ
シセイカグヤ◎。条件戦3連勝から挑んだヴィクトリアマイルでは見せ場なく14着に敗れたものの、1200m戦で全4勝の同馬がマイルのG1で勝ち馬から0.9秒差の入線。二桁着順ながら今後の楽しみが大きく膨らんだ一戦ではなかったか。200mの距離短縮に加え、メンバー的に大幅に楽になるここは勝ち負けを期待。相手候補で注目したいのがリビアーモ。大接戦となった中山牝馬Sでは、勝ち馬ニシノブルームーン(ヴィクトリアM3着)から0.3秒差。力量上位だけに、3か月ぶりのここでも勝ち負けに加わってきそうだ。これら牝馬2頭を軸に考え、抑えに万小倉から転戦のゴールデンガッツ、1600万条件で差のない競馬を続けているサザンギャラクシー。2走連続2着のエーシンビーセルズは、トップハンデの57.5キロに加え、この暑さの中で使い込んでいるだけに上積みが見込めない点がマイナス。それでも地力があるだけに抑えの1頭に加えておきたい。
【馬連】流し (15)軸 (3)(11)(16)(18)
【3連単】2頭軸マルチ (15)(18)軸 (3)(11)(16)
◆TVQ杯(小倉10R)
◎タガノアッシュ
○レッドサーパス
▲ウォーターリング
△ヒカルアスティル
△プリンセスペスカ
小倉のダート戦は前残りの傾向が強いので、逃げ・先行馬でコーナーをロスなく周れるような馬が狙いとしては理想的。しかしながら、確たる逃げ馬不在で展開予想がしにくい…さらに、1000万条件で壁にぶち当たっているような馬が多い上、昇級馬にもこれといった馬がおらずメンバー的には低調な組み合わせ。これだけメンバーが楽になれば、前走の桜島特別で離れた5着だったタガノアッシュあたりでもなんとかなりそうな雰囲気。相手には、昇級緒戦でいきなり2着に食い込んで能力の高さを見せたレッドサーパス。大崩れはないものの自分でレースを作れないタイプであり、トップハンデのここは一枚狙いを下げた。その他では、短期放牧で立て直したウォーターリング。昇級ながら、しぶとい脚を長続きさせるヒカルアスティルは。ハンデ55キロは背負わされた感があるものの、ここなら即通用してもおかしくない。同様に、粘りが身上のプリンセスペスカも52キロなら食い込むチャンスも。
【馬連】流し (11)軸 (3)(5)(10)(12)
【3連単】2頭軸マルチ (11)(12)軸 (3)(5)(10)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。