これは写真を送ってくれた投稿者の実家のふすまを撮影したものなのだが、ふすまに何やらおかしなシミが浮き出ているのがおわかりになるだろうか…。
投稿者の母親によるとこのシミを「おめでたい観音様に見える」と語っており、実の息子である投稿者も同様の感想を抱いたという。
比較用にシミを赤線で引いたものをご用意した。右側の写真をよくご覧いただきたい。
確かに観音菩薩の特徴である螺髪(らはつ)のようなヘアースタイル、禅を組んでいるかのような上半身と下半身はまさしく「紙から観音様が浮き出た」と表現するにふさわしい一枚だろう。
さらに観音様の左側には蝶のようなシミ(蝶は仏教では「輪廻転生」の象徴として描かれる)や右側には細かいディティールこそ不明だが、霊体のようなものが浮遊しているシミまで確認できる。偶然にしてはあまりに出来すぎているこの写真。いったい何故、このようなシミが現れたのだろうか。
投稿者によると、このシミに気がついたのは約5年前の2009年前後のこと。実家に住んでいる母が一番初めに気がついたものだという。しかし第1発見者である母もいつ頃に浮き出たものなのかはわからなかったという。
実は今回のように観音様などの神様が家具や物体に染み出してくるケースは日本を問わず世界で多く報告されている。
福岡県の某所には観音様が浮き出た石が保存されており、海外でも朝食べるトーストにキリストの顔が浮き出るとラッキーなことが起こる前触れとされている。
これら神様が浮き出るという現象にはもちろん、目の錯覚・思い込みという一面もあるがミステリーかつ非常に興味深い現象であるのは間違いがないだろう。
さて、今回の投稿者の実家であるが、観音様が現れる前後にラッキーになったなど特に思い当たる節はなかったという。
もしかするとこの観音様は「平穏こそ最大の幸せ」ということを伝えに来た「幸福の使者」だったのかもしれない?
(山口敏太郎事務所)