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五輪出場かなわぬ心境を語った猫ひろし、今後は五輪ネタでも「うまくいく」!?

 タレントの猫ひろし(34)が都内で29日、映画『プレイ-獲得-』のPR隊長就任イベントに出席し、トークショーを行った。

 映画『プレイ-獲得-』は、出所した銀行強盗犯の男が、罪を着せられながら、同房だった男を追うフレンチ・サスペンス。綿密に練られた脚本と、ち密なストーリーの中、生身の人間たちがしのぎを削る。

 全編をとおして主人公が全速力で走っているという『プレイ-獲得-』。今、“走る”といえばこの人ということで、一時はカンボジア代表としてロンドン五輪出場を手にしかけた猫ひろしが登場。

 この日、猫は、トレードマークのTシャツにプリントされた「猫魂」の文字を、通常の白から金色に変えて姿を現した。なにやら気合十分の様子だが、マイクを向けられると、いきなり、「どうも、元オリンピック代表選手です」とぶちかまし、会場を爆笑の渦に包んだ。

 トークショーは、猫の自虐ネタ(?)をきっかけにオリンピックの話題へ突入。オリンピック出場がかなわなかった現在の心境を、「すごい複雑なんですけど、気持ち切り替えて、芸人なんで、笑いに変えたいと思います」とコメント。「事務所の社長からは『いいオチがついた』と言われてますので、また、それはそれでよかったなと」と続け、「走ることはやめるわけではないので、この映画と同じで、走れたらなと思います」と語った。

 次回オリンピックを目指すかについては、「そうですね。ただ僕は、4年後になると39歳なので。ネコだと3回くらい死んでいる年になるんですね。なので、体力がもてば、がんばりたいと思います」という。「タイムがどんどん伸びたので。一年間に、タイムが20分ずつ早くなっているんですよ。だから、4年後になると世界新記録が出ている計算なので。あの〜、うまくいくと思います」とも。

 猫は、すでに映画『プレイ-獲得-』を見ており、ランナーの視点から、劇中の主人公を、「すごいよく走っているんですけど、よく見ると、女の子走りみたいな特徴的な走り」と評論する場面も。『プレイ-獲得-』は、6月30日全国公開。(竹内みちまろ)

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