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陸上界の“暗黙の了解”が通用しなかった猫ひろし

 昨年11月にカンボジア国籍を取得し、ロンドン五輪男子マラソン代表に選ばれたタレントの猫ひろしについて、国際陸連が参加資格を満たしていないと判断し、同国陸連に通達。猫の五輪出場が消滅したことを各スポーツ紙が報じている。

 報道によると、国際陸連は、国籍変更からまだ7か月程度の猫の五輪出場を認めない方針を決定し、7日付の文書で「国際競技会にカンボジア代表で出場できるのは今年10月以降」との最終判断を下した。カンボジア側は、猫が「09年からカンボジアに住み、ビジネスをしている」などと主張したが受け入れられず、決定を受け入れる意向。同国オリンピック委員会のワット・チョムラーン専務理事は「これ以上は抵抗しない。早急に人選をし、別の選手を派遣する」と述べているという。

 「こうなったきっかけは、4月上旬に一部週刊誌で猫のライバルで、同月の国際大会で猫の自己ベストを7分ほど上回る記録を出したヘム・ブンティン選手が、同国陸連に猫の関係者から“裏金”が渡っていたことや、猫が同国での居住実績がないことを“告発”したことが大きく関係しているようだ。ただし、ブンティン選手は同国陸連と犬猿の仲なので、五輪に出れるかどうかは微妙なようだが」(専門誌記者)

 猫の件については、男子400メートルハードルで4回目の五輪出場を目指す為末大が4月中旬に自身のツイッターで、「たぶん国際的な陸上選手の大半の反応は、え、それをアウトにしちゃうの? だと思う」と書き込み、その理由として、アフリカなどの有望選手が中東の国などに国籍を変えて五輪に出場するケースが、ここ10年で増え続けていることを挙げ、国籍変更が陸上界の“暗黙の了解”となっていることを伺わせた。

 ところが、国籍変更選手の参加資格について、国際陸連は今年からルールを厳格化。過去に国際競技会で代表経験がない選手についても新たな規定を導入したばかりで、例外は認められず。結局、猫の五輪出場は消滅したが、「五輪に出場できなかったことで、猫のタレント価値は大暴落。日本国籍に変更しても仕事は激減するだろう」(テレビ関係者)というだけに、堂々とダメ元で日本代表として五輪出場を目指した方が良さそうだったが…。

 次回の五輪イヤーで猫は38歳となってしまうだけに、再び五輪を目指すのは難しそうだ。

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