同ドラマは、1月6日放送の初回は15・5%を記録し、昨年放送の前作「西郷どん」の初回15・4%を0・1ポイント上回るスタート。
しかし、第2話が12・0%、第3話が13・2%、第4話が11・6%、第5話が10・2%と推移し、10日放送の第6話で9・9%を記録。今回も前回から0・4ポイントダウンし、2週連続の1ケタ台となった。
「ドラマは中村勘九郎と阿部サダヲのW主演。1964年の東京五輪招致に奮闘した人物たちの姿を描いているが、これまでまったく知られていなかった登場人物たちが多く、話の展開が地味過ぎて視聴者を引きつける要素がない。おまけに、強力な裏番組もあるなど、視聴率が伸びない要素だらけ」(テレビ局関係者)
とはいえ、さすがにNHKもこのまま視聴率が低迷するのを見過ごせるはずがない。
同誌によると、局側は番宣活動に最注力することに決め、そこで“起爆剤”として白羽の矢が立ったのがチコちゃん。
人気番組「チコちゃんに叱られる!」の正月放送の特番には、大河から阿部や綾瀬はるからが出演し、勘九郎はVTR出演のみ。そこで、今度は勘九郎本人を出演させてチコちゃんに存分に叱ってもらおうと、スケジュールを調整している最中だという
さらに、「いだてん」本編にもお笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史、チコちゃんの声を務める木村祐一らが、役者としてサプライズ出演する案も浮上しているという。
結局、本筋での視聴率回復のために打つ手はもはやないようだ。