それは20日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)のエンディングでのこと。いつものように和やかに終わりかけたその瞬間、三宅正治アナウンサーが、「さて今日6時53分ごろに放送した『紙兎ロペ』ですが、誤って昨日と同じ内容が放送されました。今日放送する予定だった『紙兎ロペ』は、明日、改めて放送いたします。申し訳ございませんでした」と謝罪。
次の瞬間、三宅アナだけではなく、永島優美アナウンサーや軽部真一アナウンサーなど出演者が、朝から一斉に頭を下げるという異様な光景に包まれながら番組が終わった。
「この『紙兎ロペ』はTOHOシネマズと、数々のヒット映画を手掛ける制作会社ROBOTによる共同プロジェクトで生まれたコメディアニメです。TOHOシネマズの劇場の幕間にも流れていますが、『めざましテレビ』でも2012年から放送されています」(芸能ライター)
こうして『めざまし』視聴者にはおなじみの作品だからであろう、流れた瞬間、「紙兎ロペ、この話知ってるって思ったら昨日と一緒だ。 いいんか、コレはいいんか?」と気づき、自身のSNSでつぶやくネットユーザーも少なくなかった。ただ多くは、謝罪されるまで、あるいはこのニュースを知るまで「気づかなかった」と、もはや空気のようにしか見ていない者が圧倒的だったのだ。さらにはこんな意見も。
「『そもそもフジテレビ見ないから』『朝、フジは見ないから何も分からない』『フジクオリティー』『昨日のめざましテレビを再放送しても気づかんかも知れん』といった声も多く書き込まれていました」(同)
テロップミスや情報誤認でたびたび炎上するフジテレビだが、今回の件はそれほど大したことではないと受け取られたのか。それとも、視聴者からはすでに見放された?