クロージングセレモニーで挨拶した枝野幸男経済産業大臣は、「映画産業は経済産業省の所管です。クールジャパンで日本を売り込んで稼ごうというのも経済産業省の仕事です。去年の秋には野田総理と私で東京国際映画祭に藤井さん(蝶ネクタイでスーツ姿のお笑い芸人、藤井隆)のような格好をして出ましたら、新しい漫才コンビ登場か! と揶揄されまして、沖縄国際映画祭で、“かりゆし”ならばそうは言われないだろうと、きょうは安心して参りました」とコメント。また、「本当は、経済産業省か文化庁が金を出して、こういうことをやればいいのですが、どちらも金がないうえに、役所や政治家が絡むと、あまり面白くなくなりますので、これでいいのだと思います」と語った。そして、最後に挨拶した沖縄国際映画祭実行委員長の吉本興業社長・大崎洋氏は、「枝野大臣からお言葉を頂き、経済産業省はお金以外は何でもとおっしゃって頂きました。毎日歌って踊って稼ぎましょう」と語ると会場は拍手に包まれた。
ビーチステージで開かれたオールエンディングでは最後にBEGINが登場。お笑いタレント、明石家さんまからの、「私の知り合いのマネージャーは泣いております。辛いときに笑っていられないと。そういう状況の(吉本興業の)社員が多々おりますので、そこであえてBEGINさんにこの曲を歌って頂きます。吉本興業的には笑顔のまんまではいられないらしんですよ。でも、まだまだ沖縄国際映画祭を続けていくということなので、BEGINさん、びしっとお願いします」とのビデオメッセージが流れると、会場が総立ちとの中、「笑顔のまんま」を熱唱した。
第4回沖縄国際映画祭は3月24日から31日までの8日間、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターなどで開催され、来場者数は41万人と過去最多を記録。また、第5回の沖縄映画祭も、2013年3月23日から30日までの日程で開催されることも発表された。