2009年公開の映画『THE 4TH KIND(フォース・カインド)』。
アラスカ州北部の町、ノーム。これまで多数の住民が行方不明となり、不眠症を訴える人々が増え続ける。1960年代以降FBIによる訪問が2000回を超えるという。
夫を何者かに殺害された心理学者のアビゲイル・タイラー博士が、町の患者たちを催眠療法で診ていくうちに事件の真相へと近づいてゆく。タイラー博士を演じたのはミラ・ジョヴォヴィッチ。
2000年10月に実際に起こった事件をもとに製作され、「記録映像と再現映像からなるドキュメンタリー」風なモキュメンタリー。
記録映像の一部には、かなり衝撃的な映像が含まれる。
タイトル『THE 4TH KIND』は接近遭遇の分類のうち、宇宙人による誘拐を指す「第四種」から採られている。
接近遭遇には大きく分けて4段階ある。
第一種接近遭遇:空飛ぶ円盤を至近距離から目撃すること。
第二種接近遭遇:空飛ぶ円盤が周囲に何かしらの影響を与えること。
第三種接近遭遇:空飛ぶ円盤の搭乗員と接触すること。
第四種接近遭遇:空飛ぶ円盤の搭乗員に誘拐されたりインプラントを埋め込まれたりすること。また、空飛ぶ円盤の搭乗員を捕獲、拘束すること。
実際にUFOや宇宙人に遭遇・接触したという経験を持つ者は存在する。
ある女性の体験談。
大晦日の夜。私は一人で部屋にいた。
突然、眩しい光が差し込んできたので窓を見た。私は驚いた。
何と、窓の外に銀色に光り輝く巨大な円盤型のUFOが浮かんでいた。
光に吸い込まれるように意識が遠のき、気がつくと私はUFOの中にいた。
中は何もない真っ白な空間だった。
私の前に現れた宇宙人は、長身で白髪の青い瞳をした初老の白人男性だった。
彼はタキシードを着ていた。
そして、試験管を手に持ち中に入っている青い液体を私に見せながら呟いた。
「この調合が上手くいけば、もう少しで完成する…」
UFOの窓からは無限に広がる宇宙空間が見えた。
やがて、どこからともなく沢山のUFOが飛んできた。
飛び交うUFOの光の軌跡が宇宙に壮大な図を描いた。
私はそのビジョンを見て、この世の仕組みと地球の未来を一瞬にして悟ったのだった。
どれくらい時間が経過しただろう。
いつの間にか私はUFOから自分の部屋に戻っていた。
早速、宇宙に描かれた図を紙に描こうとした。だが、どうやっても描く事ができなかった。
その時、耳元で何者かの声が聞こえた。
「5次元を3次元に変換する事などできない…」
映画『THE 4TH KIND』 に示唆されているように、我々地球人が宇宙からの異次元生命体の創造物であるとすれば地球はその実験場であり、我々はその実験体であるにすぎない。しかし、その実験の意図はわからない。
映画の中で異次元生命体を神だと言うシーンがあるが、創造の主であれば神と表現できるだろう。
だが、創造主の正体を知るというのがどれほど恐ろしいことか。それは己の存在の根底を覆すものであるのだから。
マヤ暦では2012年12月に終わっているらしい(来年という説もあり)。
その時、地球と人類に大異変が起こると噂されている。やはり実験は間もなく終わるのだろうか?
やがて次元上昇(アセンション)が起こるという。
アセンションとは、三次元から五次元へ移行することで、物質世界から意識世界へ昇華することだ。
2012年頃をピークに五次元にシフトすると言われ、人類は大きな変容を経験することになるという。
そして、今までの原状の三次元にとどまる者と五次元に上昇する者と分岐する。
それはすでに始まっており、変化は起こりつつあるらしい。
最近の時間の流れ方と周りのシンクロ現象を考えると、確かに何らかの変化に向かっているのかもしれない。
とにかく今の次元の世界を楽しもう。
いつか来るべき新しい次元の世界まで。
(怪談作家 呪淋陀(じゅりんだ)山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou