勝利インタビューで松岡騎手は開口一番、「今日は乗ってるだけでしたよ(笑)」と、ジョークを交えながらエスポワールシチーの強さに舌を巻き、全身で喜びを爆発させた。
レースは好位3番手から楽々抜け出す横綱相撲で1馬身2分の1差の完勝。次元の違う強さを見せつけた。逃げ馬のイメージを一新、脚質に新境地を開いた点でも値千金の勝利といえるだろう。
昨秋の錦秋S(1着)以来、久々にコンビを組んだ松岡騎手も、「前に乗ったときより全体的に良くなってます。競馬も上手になっているし、これからが楽しみですね」と視線の先にしっかりGIを見据えていた。充実の4歳を迎えて進化をし続けるエスポワールシチーの前途は洋々としている。