「スーパーJチャンネル」といえば、夜の「報道ステーション」と並び、同局の看板報道番組。昨年の年間視聴率は8.1%で、同時間帯の民放他局のニュース番組を圧倒。NHKの同時間帯の視聴率を初めて上回るなど、視聴者の支持率は極めて高い。誠実にニュースを伝える渡辺宜嗣アナ(58)とコンビを組む上山アナは、同番組には欠かせない存在だ。
上山アナは98年4月に同局に入社。99年2月から04年3月までは、「報道ステーション」の前番組である「ニュースステーション」に出演し、サブキャスターを務めた。それ以降も、「やじうまプラス」「ANNニュース」など報道に携わり、10年3月から「スーパーJチャンネル」のメーンキャスターに抜てきされた。安定したアナウンス力と、落ち着いた進行には定評がある。
そんな上山アナが降板するというのだから、ことは穏やかではない。報道によると、上山アナは以前からキャリアアップのため留学を希望しており、4月以降は休職を申請して、海外留学する可能性があるという。
テレ朝ではバラエティ部門の人気女子アナ・前田有紀アナ(32)が3月いっぱいで退社し、留学の意向を示している。ニュース読みもできない前田アナの留学といっても、“遊学”の印象はぬぐえないが、上山アナはかねて、語学の勉強を欠かさず、その信ぴょう性は高そうだ。
そうなると、気になるのは後任。候補には「スーパーJチャンネル」でサブキャスターを務める加藤真輝子アナ(27)、八木麻紗子アナ(27)や、産休から復帰した武内絵美アナ(36)らが挙がっているという。
安定感を考えると、「スーパーJチャンネル」「報道ステーション」経験者の武内アナだが、ここは世代交代を期待したいところ。八木アナは既婚者でもあり、独身で同局随一の美人アナともいわれる加藤アナが引き継いだ方が、男性視聴者の獲得には功を奏しそうだ。
上山アナの降板で得をする女子アナは誰か? その選考が注目される。
(坂本太郎)