千鳥が披露したのは、『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)のリハーサル風景の一幕。テレビディレクターに扮した大悟が、カメラマン役のノブに「志村さんの白(塗り)が映えるか」チェックを求める。大悟にとってやり慣れないキャラクターのため、有吉弘行は「下手だな」と呆れていた。大悟は「(志村さんの)白が(周りの壁紙の)金を映やしちゃうんだ。反射しちゃうんだ」と訳のわからないフレーズを発し、こちらも有吉から「なるわけねえだろ」と強烈なツッコミを浴びていた。
このネタに関して、テロップによる説明などは特になされず、サラリと志村さんネタを流す粋な計らいに、ネット上では「やっぱり涙が出てくるな」「大悟にとって志村さんって恐れ多い存在でもあったとわかるな」といった声が聞かれた。
「ブレイクしそうなキャラ芸人選手権」では、ワタリ119による謎の北海道民キャラ芸人、けけもっちゃんも話題に。さらに、現在の状況をふまえて、芸人が自宅からネタを披露する「なりきりスターのおもしろ自宅公開選手権」も放送され、芸人たちが「リモート出演」した。パンサーの尾形貴弘はジャンボ尾崎のネタを披露しようとするも、途中で画面がフリーズ。有吉から「ついてないな、本当に尾形って」とツッコまれていた。通信トラブルもうまく笑いに変えていたと言えるだろう。ネット上でも「やはり有吉のツッコミがいいわ」「リモート番組って味気ないことも多いけれどれは笑えた」といった声が聞かれた。
この番組は、コロナ自粛下にあって「安心して楽しめる番組」として注目を集めている。再放映をうまく盛り込みながら、今回もしっかり笑わせてくれたと言えるだろう。