−−追い切り(坂路800メートル51秒8→38秒0→12秒4=馬なり)の感想をお願いします。
藤沢和調教師「前走から1カ月しか経っていないので、ハードにやる必要はなかった。時計的にはこれで十分だし、息遣いも、動きも良かったですよ」
−−その前走・アレキサンドライトSは、体が22キロも減っていました。
藤沢和師「米遠征中はソフトな仕上げだったけど、帰国後はハードなケイコを積んできたからね。それにしても、22キロ減は、ちょっと減りすぎだったかな(笑)」
−−体は回復しましたか?
藤沢和師「使った後、短期放牧に出して先週の10日に帰厩。徐々に調教ピッチを上げてきた。体はふっくらとして、元に戻ってますよ」
−−JCダートと比較してどうですか?
藤沢和師「当時は検疫(米遠征から帰国)の関係で直接、阪神競馬場に入厩。1頭だけで調整していたので、思い切ったケイコをやれなかった。その意味で、今回の方が中身の濃い調教をやっている。仕上がり状態もいいですよ」
−−東京の千六は初めてですが。
藤沢和師「左回りの方がスムーズに競馬ができそうだね。それに、ちょっと行きたがるところがあるので、流れが速くなる千六はむしろ向いていると思う。あとは、スタート直後の芝の部分に戸惑わなければ」
−−最後に意気込みをお願いします。
藤沢和師「JCダートは超一流の古馬に正攻法で挑み、外を回るロスもあった。それで、0秒5差だから悲観する内容ではなかった。その時の比較から、チャンスはあると思ってますよ。いい形で(勝って)ドバイに遠征したい」