有馬記念といえば前日に歴史と伝統の「中山大障害」。今回で131回目を迎えるのですが、それにしては、やや扱いが低すぎる感じがします。なぜ、メーンではないのでしょうか。昨年、3日目のメーンに行われていた師走Sをここに移動してきました。しかも、今年の師走Sは注目のフラムドパシオンが出てきているものの、パッとしないメンバー構成。これならフルゲート16頭がそろい、なおかつ、昨年の1、2、3着馬が顔をそろえたJ・GI「中山大障害」をメーンにすべき。ちなみに私の大障害予想は◎エイシンニーザン。初障害から淀ジャンプSに阪神SJと、圧倒的な強さで3連勝した逸材。4戦目のGI中山GJは、初めての中山で大障害、落馬の馬に接触する不利。重馬場ながら5着に踏みとどまった底力は立派なものです。叩き3走目で注目。
さて、阪神では春のクラシックの夢が広がる「ラジオNIKKEI杯2歳S」。千両賞で追ったところなしで横綱相撲を見せた話題のリーチザクラウンが登場してきましたが、ここは追いかけていた馬が一頭います。
1勝馬マッハヴェロシティです。前走の東スポ杯2歳Sでも◎で応援。強気にドーンと勝負に出たのですが、最高の1番枠を引き当てながら出遅れ。仕方なく最後方を進む予期せぬ厳しい展開。しかも、直線で突いたところが悪く、ペリエ騎手騎乗のピサノシンボルと接触。柴田善騎手が立ちあがるような致命的不利。ここに至り万事休すと思えたのですが、追い出してからすごい脚で、6着まで押し上げてきました。優勝したナカヤマフェスタと0秒7差。ラスト3F33秒4のガッツは収穫大。当時は新潟以来の実戦で、8キロ増の510キロの馬体。実に内容の濃い一戦です。
新潟のデビュー戦でガンズオブナバロンと壮絶な叩き合い。なんと究極のラスト3F33秒1の二枚腰で一蹴。その2着のガンズオブナバロンは2戦目でレコード勝ち。そして新潟2歳Sで2番人気。叩き2戦目、安藤勝騎手に乗りかわり買いです。