さて、今週は大井競馬場で「第61回金盃(SII)」がおこなわれます。1956年に創設された伝統ある重賞です。上位2着までにはダイオライト記念(JpnII)への優先出走権が与えられます。
本命は、出川哲朗のように息の長い活躍をしているユーロビートです。明けて8歳になる古豪ですが、昨年の10月に東京記念(SII)を勝っているようにその力はいまだ健在。今はなき名門メジロ牧場の出身で、長距離系譜を受け継ぐ長距離馬。戦績が示す通り2400m以上は9戦4勝2着2回3着1回で、こと南関東では5戦2勝2着2回3着1回と抜群の安定感を誇ります。前走は勝ち馬から4秒9差の7着と敗れましたが、中央との交流重賞だった上に小回りが得意ではないため、名古屋で苦戦するのは致し方なし。前々走のJBCクラシックでは勝ち馬から2秒2差の6着でしたが、上位5頭はこのレースでJpnI勝ち馬となったアウォーディーを含め全馬GI(JpnI)馬とハイレベル。それでも地方馬最先着を果たし、まだまだ若い者には負けないといったところ。今回の追い切りではやや反応の鈍いところがありましたが、このひと追いで変わってくるでしょう。今年こそ金盃のタイトルを手中に収める。
相手本線は、ここが移籍初戦となるオリオンザジャパンです。昨年はブラジルC2着やベテルギウスS2着とダートのOPレースだけではなく、芝の重賞・七夕賞(GIII)で3着に入っているように芝でも好走歴がある実力馬。こちらも明け7歳となりましたが、むしろ今がピークのような状態。となれば移籍初戦から勝ち負け必至です。
一発なら前走の勝利で復活の兆しが見えた昨年の覇者・ジャルディーノ。
以下、クラージュドール、ウマノジョーまで。
◎(9)ユーロビート
○(12)オリオンザジャパン
▲(4)ジャルディーノ
△(1)クラージュドール
△(7)ウマノジョー
買い目
【馬単】6点
(9)⇔(1)(4)(12)
【3連複1頭軸流し】6点
(9)-(1)(4)(7)(12)
【3連単フォーメーション】12点
(9)→(1)(4)(12)→(1)(4)(7)(12)
(12)→(9)→(1)(4)(7)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで推奨した4頭で決まり、3連単100万越えあり。