「あるグループのメンバーの肉親に関し、とんでもない不祥事を報じ絶縁した『週刊女性』を筆頭に、『東京スポーツ』、『日刊ゲンダイ』などを会見に呼ぶようになり、9月4日に東京ドームで行われたジャニー喜多川さんのお別れ会の招待状を幹部クラスに送ったそうです。そんな中、大手メディアでは『週刊文春』を発行する文藝春秋だけには招待状を送らなかったそうです」(出版業界関係者)
文藝春秋社は、ジャニーズの所属タレントたちに容赦ない“文春砲”を炸裂させている。最近では、9月いっぱいでジャニーズを退所しソロ活動をスタートさせた、元関ジャニ∞・錦戸亮の脱退を3月に同誌が報じ、さらには、元SMAPの3人に対して好意的な記事を掲載している。
このままだと、今後も“文春砲”を浴び続けそうなジャニーズだが、判断ミスによって和解のチャンスを逃してしまったというのだ。
「昨年公開された、キムタクが主演して嵐の二宮和也が共演した映画『検察側の罪人』の原作小説は文藝春秋から発行。通常、映像化が決まった小説は文庫の帯に出演者の写真を使用したカバーを作り直して店頭に並べ、映画をPRするもの。ところが、ジャニーズは文春に対して2人の写真使用を許可しなかった。期待されていた割に興行収入が30億円に届かなかったのはそのあたりの事情もある」(映画業界関係者)
もともと、“文春砲”はかつて、亡くなったジャニーさんを“ホモセクハラ”と報じ同社と最高裁まで争ったほど。それだけに、ジャニーズの幹部たちの“私怨”で和解の方向に進まなかったようだが、和解案を出したところで文春側が受け入れていたかどうかは微妙だ。